四国地方の温泉といえば愛媛県の「道後温泉」が有名ですが高松市にも「奥座敷」と呼ばれる温泉の町があります。

香川県の県庁所在地である高松市は、高松城や美術館など多種多様な文化施設が集る四国の玄関口。

今回ご紹介するのは高松市街地から車で60分、「塩江町」という静かな町に佇むちょっとなつかしい雰囲気のホテル「新樺川観光ホテル」です。

このホテルには「美肌の湯」「ぺっぴんの湯」と謳われる質の高い温泉があります。国の保養温泉地に指定されていることからも、その効果の高さがうかがえますね。

「新樺川観光ホテル」は、華やかさよりも落ち着きを、観光やショッピングより「湯治」「休養」が目的の人におすすめしたいホテルです。

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新樺川観光ホテルとは

「新樺川観光ホテル」(しんかばかわ)は、高松市塩江町にある温泉を有する観光ホテルです。

塩江町高松空港からも近く市街から車で1時間ほど走ったところにあり、秘境でありながらもアクセス良好、気軽に利用できるホテルとなっています。

質の良い温泉は健康増進効果の期待が高く、国民保養温泉地としても指定されています。

静かな環境と、多くの人から愛される温泉により密かに人気を集めるホテルです。

 

施設近隣には、

  • 塩江美術館
  • さぬきこどもの国
  • 大窪寺
  • 道の駅しおのえ
  • 岩部八幡(大イチョウ)
  • 不動の滝

高松市街には、

  • 高松城跡(玉藻公園)
  • 北浜alley
  • 香川県立ミュージアム
  • 高松丸亀町商店街
  • 高松市歴史資料館
  • 菊池寛記念館
  • 栗林公園

など見どころがいっぱい!

高松市は「アートの街」として女子旅でも人気沸騰中のエリアです。

昭和初期に使われていた倉庫をリメイクした異空間で知られる「北浜alley」も高松駅から徒歩10分程度。風光明媚な島々へ向かうフェリー乗り場「サンポート高松」も目の前です。

とにかく1日中歩き回っても楽しみが尽きないのが高松市の魅力。

高松観光を終えたあと、ちょっと足を延ばして新樺川観光ホテルの「美肌の湯」で旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

ノスタルジック!昭和レトロな雰囲気が魅力?

ノスタルジックもいろいろな年代がありますが、このホテルの全体的な雰囲気は「昭和60年代」くらいのイメージです。「昭和60年て、中途半端だなー」と思われるかもしれませんね。

でも、実際現地に行ってみればわかります。昭和40年でも50年代でもありません。日本がまだ景気がよくて、ノビノビとした自由な風潮が残っていた、昭和から平成へ移り変わる「あの時代」にタイムスリップしたかのような感覚です。

40代以上の人が行くと、思わず「なんだか懐かしい・・・」と感じると思います。(30代より若い方には、ちょっとわからないかもこの感覚・・・)

なにが言いたいのかと言いますと、このホテルは「現代的な造り」の建物でないということ。しかしその「美しい古さ」がこのホテルの大きなチャームポイント?だと筆者は思います。

また、なんだかマンションみたいな雰囲気もありますよね。後から知ったことですが、なんとこのホテル3階以上はマンションとして使われているのだとか!

ホテルとして稼動しているのはフロントや大浴場、レストラン等、2階の宴会場や客室のみ。そのため、フロントからお部屋や大浴場は、渡り廊下を通って横にながーく移動することになります。

訪日外国人のツアーの宿泊先としても利用され、筆者が訪れた日は韓国人・中国人客で賑わっていました(高松丸亀町商店街でショッピングをした団体だと思われます)。

塩江温泉とは

塩江町は2005年に高松市へ編入合併して、住所は「高松市塩江町」となりました。

現在は秘境ムードが漂う緑豊かな渓谷の町ですが、かつては観光業をメインで営む華やかな歓楽街でした。昭和10年代までは「塩江温泉鉄道」(現在は廃線となっています)が通い、高松市街とのアクセスは現在よりも良好だったようです。

現在は近隣も寂れてしまい、湯治客を迎える静かな雰囲気に姿を変えました。筆者が訪れたときには、最近まで営業していたとおぼしき入浴施設も見受けられました。

ちょっと寂しい感じがしますが、実はこの温泉、八十八箇所めぐりの88番目「大窪寺」から程近く、お遍路の最終地点「満願成就」の温泉として有名です。

大窪寺の周辺は大イチョウの紅葉が美しく、紅葉の時期には多くの観光客にぎわいます。

新白樺観光ホテルの食事

新樺川観光ホテルでは、山海のめぐみをふんだんに使ったコース料理が楽しめます。

筆者は「おまかせコース」(正式名称は失念しました)をいただきました。温泉宿としては平均的なコースメニューですが、食事の量は若干多め、食事の味はごくごく良い意味で「平均的」です。

 

一番おいしかったのは、万能コンロで提供される「白味噌なべ」です。筆者は知らなかったのですが、白味噌なべは香川名物なんだとか。

料理の味もさることながら、旅人として強く心に残ったのは、人生の大先輩のスタッフさんの存在でした。(年齢的には筆者の祖母と同じくらいかな?とお見受けしました。)

テキパキと働かれるお姿や絶妙なトーク、他のスタッフとのやりとりを見ていると「私もまだまだ頑張らんといかんなあ!」という気力と元気をもらえました。

 

「ここの温泉に入っているからこんなに元気なのでは?」と思わせるそのパワフルな存在は、まさにこのホテルの「看板娘」。こういった「旅ならではの出会い」もごちそうの一つだと思います。

中身が気になる!「アルカディア」

ホテルの地下には、大理石でできた大きな階段が目を引くサパークラブ「アルカディア」という謎めいた?施設があります。様子を伺うと、どうやら「ラウンジ」のようです。

この日は利用客がなかったためか、地下はすべて電気が消えていて、「ルイ15世の時代のフランス」をイメージしたといわれるそのゴージャスな佇まいを目にすることはできませんでした。

ミステリー好きな筆者(失礼)にとっては思わず足を踏み入れたくなるビジュアル・・・。アルカディアに行ったことがある方に、ぜひコメントを頂戴したいと思います。

新樺川ホテルの客室

客室は和室と洋室の2種類があり、川側・山側が選べます。

川に注目が集りやすいスポットですが、山側から見る緑の風景は湯治目的の旅にはたいへん心やすらぐものでした。

筆者はふだんはベッドですが、日本人のDNAには畳と布団が一番。この日も和室をチョイスして予約し、大正解でした。

築年数が経っていますが、清掃が行き届いているため快適に過ごせました。唯一難点は、部屋から大浴場までが遠いところです。それ以外は問題まったくありません。

部屋から出ず、緑を眺めながら「湯治」に専念したい人にはこれ以上のホテルはないと言えるでしょう!

ミステリー小説や旅情系ドラマがお好きな人にぴったりです。

新樺川ホテルのお湯は「美肌の湯」

ホテルのあちこちに「美肌の湯」のポスターが貼られています。

その宣伝に違わず、びっくりするほどの良いお湯です。

美肌の秘密は、お湯の特徴を見れば一目瞭然。ミドルエイジにとって、ありがたい効能なばかりです!(五十肩はあるけど四十肩がないのが不思議ですが。)
泉質:単純硫化水素泉アルカリ鉱泉 効能:神経病/リウマチ/筋肉・関節痛/五十肩/運動麻痺/慢性消化器病/慢性婦人病/糖尿病/痛風/美肌効果
白濁したお湯は柔らかく、肌にまとわりつくようなトロミがあります。入ってすぐに肌が潤うのが実感できました。

その潤いは、どんな高級なボディクリームも勝てないほど。自然って素晴らしい!と、自然に対する畏敬の念を覚えるほどの「大地の恵み」が感じられました。

露天風呂からは川のせせらぎが聴こえてきます。大浴場のスペースは広いわけではありませんが、温泉とともに「耳と目」から自然の恵みを享受できるという点で「最高のロケーション」だと思いました。

【必見】このホテルは全客室に温泉が引かれている!

このホテルが他と違うのは、全客室のお風呂にも美肌のお湯が引かれているところ。

何度でも・いつまでも入っていたくなるほどのお湯が、誰に気兼ねすることもなくお部屋で堪能することができるのです!

いまどき、どこのホテルでそんな贅沢が味わえるでしょうか(※利用料金はお部屋代に含まれています)

 

お風呂はよくあるユニットバスでしたが、お湯の良さでお風呂の狭さは帳消しです!!

むしろ、普通のお風呂で温泉に入ることで逆に贅沢感が高まりましたね。なぜなら、蛇口をひねったら「美肌の湯」が出てくるんですから。(ただし温度調節が難しいですね。それも温泉らしくて良いです。)

筆者は結局「寝る前」「朝食前」「朝食後」3度も入りました。塩江温泉は、かの空海が四国遍路で湯治をしたといわれる歴史の長い温泉。

国民保養温泉地として指定されるだけの理由を身をもって体験できました!

設備とアメニティ

  • タオル・バスタオル
  • 歯ブラシ・歯磨き粉
  • 石鹸・リンスインシャンプー
  • カミソリ
  • 温水洗浄トイレ
  • 浴衣・草履(スリッパ)
  • テレビ
  • 湯沸かしポット
  • 冷蔵庫
  • 金庫

設備については、最低限といったところです。

ドライヤーが部屋にはありませんので、持参するか大浴場で済ませるかのどちらかになります。

冷蔵庫には飲み物は入っていませんので、必要な場合は館内またはチェックイン前に購入しておきましょう。

施設にはWi-Fiは設置されていません。

新樺川観光ホテルの詳細情報

  • 所在地: 〒761-1612 香川県高松市塩江町安原上東1−6
  • 電話: 087-893-1200
  • チェックイン:15:00 (最終チェックイン:21:00/夕食付の場合は最終チェックイン20:00)
  • チェックアウト:10:00
  • クレジットカードの利用可:JCB/VISA/マスター/AMEX/DC

アクセス

  • マイカーでアクセスする場合

瀬戸中央自動車道から坂出JCT、高松自動車道を高松方面へ。

高松中央IC・脇町IC・高松西ICより車で30分。駐車場100台無料

  • 公共交通機関でアクセスする場合

JR高松駅より路線バスより「塩江」で下車(約60分)。塩江バス停からの送迎が可能です(事前連絡要)。
高松空港からはタクシーで15分。

高松市街からは1時間程度で到着します。

現地は国道193号線沿いにあり、奥に進むにつれ閑散とした雰囲気が漂い道幅も狭く(1.5車線)なります。

(国道193号線は、別名“酷道”(こくどう)と呼ばれる走りにくい道としても知られています!)

雨の日や夜間の走行には、じゅうぶん注意してくださいね。

新樺川観光ホテルのまとめ

日本には数え切れない数の温泉があります。

お湯が湧き出すところには入浴施設や宿泊施設、ところによっては周辺に歓楽街ができ、温泉は日本の「重要な観光資源」となっています。

現在の「新樺川観光ホテル」は観光名所から一歩距離を置いた秘境の中に佇むホテルです。

賑やかに高松観光を楽しんだあと、旅の思い出を語り合うのにぴったりのロケーション。

豊かに湧き出す美肌のお湯と、川と緑に包まれたこのホテルでふだん感じることができない「静けさ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

旅行が趣味で「節約はすべて旅行のため」と考える兼業ライター。旅行で貯めたポイントは生活消耗品代に使っています。最近は地理の奥深さに目覚め、「地理検定」を取得しようとヒマさえあれば日本地図とにらめっこ。わかりやすく・楽しい記事がお届けできるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!