コンパクトなスマートレターは「ちょっとしたもの」を送りたいときにおすすめの発送サービスです。

郵便局の配達サービスはどれも「送れるサイズ」が決まっていて、ふだん私たちは「サイズ」や「重さ」で使い分けていますよね。

そのサイズの中でも最も頭を悩ませるのは「厚さ」ではないでしょうか。

スマートレターは「A5サイズ」の専用封筒があります。この封筒に入ればOKですが、無理やり詰めこむことで厚さが増しやすくなります。

そのためスマートレターは特有の微妙なサイズ感を知っておかなければ、実際使うときにサイズオーバーすることも珍しくありません。

今回の記事では、スマートレターのサイズやサイズオーバーしたときの対応方法まで詳しくご紹介します。

スマートレターで発送可能なサイズと厚さについて

スマートレターのサイズ

  • 大きさ:25cm×17cm(A5サイズ)
  • 厚さ:2cm
  • 重さ:1kg

スマートレターの大きさは「A5」サイズです。A5サイズがピンと来ない人はA4用紙を半分に折ってみましょう。それがA5サイズです。

同時にスマートレターはレターパック(A4)の半分サイズでもあります。このように考えるとさまざまな発送サービスの中でスマートレターがいかに「コンパクト」であるかが実感できると思います。

筆者の家にもさまざまな形態の郵便物・メール便の類が届きますが、その中でも小さく感じるのがこのスマートレターです。

小さいだけならまだしも、スマートレターで送れる厚みは「2cm」と決まっています。この「2cm」をどう捉えるかは送るものによって感じ方が異なります。

採寸してみた!「2cm」は余裕?それとも厳しい?

規定の厚み「2cm」、実際かなり微妙です。普通郵便なら厚みの限度は「1cm」、つまりスマートレターは普通郵便の2倍入るわけですから相当の余裕があるように思いますよね。でも実はなかなか使いにくい厚さです。

筆者のデスク周りにあったものを採寸しまくって「厚さ2cm(に極めて近い)」のものを集めてみました(色気のないグッズばかりで申し訳ないですが)。スマートレターを使うときの目安にしていただければ幸いです。

筆者のデスク周りにあった「2cm」のモノたち

  • 印鑑ケース:2cm
  • タイガーバームミニサイズ:1.8cm(外箱)
  • フリスク“クリーンブレス”缶:1.9cm
  • ヒルドイド軟膏:2cm(キャップ部分)
  • バファリンA 20錠サイズ:2cm(外箱)
  • 点眼瓶:2cm(ボトル部分)

いかがでしょう。2cmという厚さは数字で見ると余裕があるように思えますが、実際2cmって余裕があまりないですよね。写真に写っているものはどれも2cmジャストです。これに「傷防止の緩衝材」を巻けば一気にアウト、サイズオーバーになってしまいます。

ところで「おまけ」のようにつけている右上の「タイガーバーム」ですが、これは筆者がバラマキ土産用として某国で山ほど購入したものです(笑)。すっごく小さいものですが外箱ですでに1.8cmもあります。これならギリギリスマートレターで送ることができそうです。

しかし手紙や写真でも添えようものなら2cmに達するでしょうここに他のお土産は入りそうにありません。正直使いにくいなあ、あと1cm余裕があればなあというのが筆者の素直な心情です。

ギリギリ梱包できたけど分厚くなってしまっても大丈夫?

厚さに制限があるのはスマートレターだけではありません。クリックポストやレターパック“ライト”にも、それぞれ送れる厚さには規定が設けられています。

いずれも「自宅のポストに投函できる厚さであること」が共通の理由です。とくに「郵便物」として扱われるスマートメールは荷物扱いのレターパックより厚さが薄く制限されています。

とはいえスマートレターの重さ制限は1kgまでですから、重さによっては普通郵便(定形外郵便)と比較すると格段に安くなります(詳細は次項の比較表を参考にして下さい)。

数グラム単位で加算される郵便物と違い「重さを気にしなくていい」という点でスマートレターは優れているのです。

しかし厚さについては「余裕はない」と考えましょう。送料も180円とレター類の中では安く(さらに安いのは郵便書簡のミニレターです。ただし小物は入りません)、費用と釣り合いが取れていると言えるでしょう。

サイズオーバーしたらどうなる?

万が一厚さがオーバーした場合どのようなことが起きるかというと、次の2つのケースが考えられます。

  • 発送者に「サイズ超過」で返送される
  • 押して2cmになり「OK」と判断され何事もなく送れる

スマートレターの厚さについてネット上では「わたしは返送された」「いや、わたしはそのまま送れた」など様々な経験談が交わされていますが、これはサイズオーバーの度合いや計測した局員の「采配の違い」が考えられます。

2cmをオーバーしているのに送ってもらえた人は、そのスマートレターに圧力を加え2cm以内になったときと思われます。

反対に返送された人は、押しても凹まない硬いものであったか2cmを大幅に超えている場合です。この場合は、どんな局員さんも「アウト」とするでしょう。

スマートレターには料金オプションがありませんのでサイズオーバー分の追加料金を払うことはできません。つまりサイズ厳守が大前提なのです。

返送されてしまったら、梱包しなおして再発送しなければなりません。ひいては到着が大幅に遅れることになります。メルカリやオークションなど納期を気にしなければならないときは「規定サイズを遵守する」ことを踏まえてスマートレターを使いましょう。

スマートレターに入りきらない場合、他にどの方法で発送すればいい?

スマートレター以外の発送方法

ここでスマートレターのサイズのおさらいです。

  • 大きさ:25cm×17cm(A5サイズ)
  • 厚さ:2cm
  • 重さ:1kg

このサイズに納まらないときは、これ以上のサイズをカバーできる発送方法に切り替えましょう。

同じ郵便局で利用できる発送方法およびサイズは以下のとおりです(表1)。

サイズ 厚さ 重さ 送料
レターパックライト 34cm×24.8cm

(A4サイズ)

3cm以内 4kg以内 360円
レターパックプラス 3cm以上可能 510円
クリックポスト 34cm×25cm以内 3cm以内 1kg以内 185円
ゆうパケット  

3辺合計60cm以内

 

最大3cm以内 1cm以内:250円

2cm以内:300円

3cm以内:350円

定形外郵便

(企画内)

34cm×25cm以内 3cm以内 1kg以内 50g以内:120円

100g以内:140円

150g以内:205円

250g以内:250円

500g以内:380円

1kg以内:570円

これだけ豊富な発送方法があるのですから、スマートレターでだめでも他に送る方法に困ることはなさそうですね。

ところがこの中にはスマートメールのように「封筒に入れておくるだけ」のシンプル発送ではないものもあります。中には特別な手続きを要するもの、専用ラベルが必要なものもありますから、発送方法は「利便性」についても検討する必要があります。

次に、スマートレターと比較したときのそれぞれの利便性について「長所と短所」をまとめましたので参考にして下さい(表2)。

  長所 短所
レターパック

ライト

厚さ3cmとスマートメールより1cm余裕があり、重さ4kgまでと重さもしっかり余裕がある。

日曜・祝日配達・追跡あり。

料金がスマートレターの2倍の360円。
レターパック

プラス

重さ4kg以内なら厚み制限なしで相当の厚みのものも送れる。

対面配達なので確実に手元に届けてもらえる。

日曜祝日配達あり・追跡あり。

サービスの充実度が高いため、料金が510円とライトよりさらに高め。
クリックポスト 自宅でラベル発行し貼り付けてポストへ投函できる。

専用封筒の購入の必要もない。

日曜祝日配達・追跡あり。

自宅にインターネット環境とラベル印刷用のプリンター、さらにYahoo!IDが必要。
ゆうパケット スマホアプリで簡単ラベル印刷ができる。

専用封筒不要、日曜祝日配達・追跡あり。

自宅でラベル印刷(会員登録要)もしくは郵便局でラベル発行する必要がある。
定形外郵便 専用封筒や専用ラベル不要で、手書きですぐに発送できる。

切手を貼るだけで投函できる。

重さが50g増えるごとに料金が上がっていくので、細かい計量が必要。追跡・日曜祝日の配達はない。

表1と表2を合わせてみると、料金とサービス内容が絶妙なバランスで設定がされていることがわかります。

特にクリックポストやゆうパケットの送料の比較的安いものは、最初に利用するまで会員登録の手間だけでなく、インターネット環境やプリンターといったインフラが必要です。そのため安く利用できる反面ユーザー任せの部分が多く不慣れな人にとっては難易度が高い方法となります。

また定形外郵便であれば50g刻みで料金が上がっていきます。1gでもオーバーすればただちに返送されますので、重さはスマートレターより神経質にならざるを得ません。

このような特徴を踏まえて考えると、万が一スマートレターに入らない・サイズオーバーで返送されてしまった場合は

  1. 料金が比較的安い
  2. A4・厚さ3cm・重さ4kgの余裕あるサイズ
  3. 手書きひとつで簡単に送れる
  4. ポストに投函出来る
  5. 日曜・祝日も配達してもらえる

この5項目を満たす「レターパックライト」がもっとも有効です。

なによりレターパックは日曜・祝日も配達してもらえますから、返送されたときの時間的なリカバリも期待できるでしょう。

サイズと送料を半分にしてドキドキしながら送るか・すっかり安心して送るかは発送者次第です。しかしメールや郵便物といったものは受け取る相手ありきだということを忘れないでおきましょう。

最後に

スマートレターはA5サイズ・重さ1kg以内・厚さ2cmまでの内容物が180円で発送できる「安くて使える」サービスです。

ところが今回お伝えしたように、スマートレターの「厚さ2cm」は実際「微妙」なんですよね。

「小さなものだからスマートレターで十分だろう」と実際に梱包してみたら、思いのほか厚みが生じる。それが「2cm」というサイズです。

メルカリやオークションなど送料負担で出品するときは、本当にスマートレターで送れるのかしっかり計測してから出品しましょう。

レターパックなどの他の発送方法と組み合わせて上手に利用してくださいね。