スマートレターとクリックポスト、どちらもコンパクトかつ最低基準ともいえる「安い送料」が魅力の配送サービスです。

郵便局でゆうパックやゆうパケット、レターパックなど多種多様な配送サービスが展開していますが、中でもよく比較されるのが今回お話するスマートレターとクリックポストです。

なぜ比較されるのか、それは双方の送料が「ほぼ同じ」だからです。

ほぼ同じ料金なのに違うサービスで展開しているといるのはなぜなのでしょう。また、ほぼ同じ料金ならどちらを選んだらよいのでしょうか。

今回はスマートレターとクリックポスト、この2つの違いを徹底的に比較します!

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料金の違い

 送 料
スマートレター 全国一律 180円 ※専用封筒込み
クリックポスト 全国一律 185円

スマートレターの送料は全国一律180円、クリックポストはそれより5円高い全国一律185円です。

スマートレターの利点は送料に厚紙製の封筒代が含まれており、自分で封筒を用意したりメルカリ便のようにボックスを買う必要がないところです。

メルカリのように売上げ金から送料を差し引かれることもありませんから、スマートレターはコスト管理についても非常に簡単・シンプルです。

一方クリックポストは、ラベルを自宅で印刷する必要があるためインク代や用紙代など送料以外のコストがかかります。また梱包用の封筒や箱なども自分で用意しなければなりません。このような手間と諸費用がクリックポストの持つ短所だといえるでしょう。

しかし、クリックポストは送料を「Yahoo!ウォレット」でまとめて決済するので送った分だけYahooポイントがつきます。これはスマートメールにはない特典です。

ひいては、スマートメールVSクリックポストを「送料」の面だけで考えたとき、1回だけ単発で送るのか・それともコンスタントに発送するのかで今後の発送方法を決定することができます。

このようにスマートメールとクリックポストの違いは「5円の差」だけに留まりません。ここから先は「5円の差」を意識しながら、それぞれの長所や短所を比較していってください。きっとあなたにとっての「最適の発送方法」が見つかると思います。

サイズや厚さや重さの違い

サイズ  重さ 厚さ
スマートレター (A5サイズ) 1kg 2cm
クリックポスト 34cm×25cm

(A4サイズ)以内

3cm

スマートレターとクリックポストのサイズは、スマートレターがA5なのに対しクリックポストはその2倍のA4サイズ(以内)です。

クリックポストには専用封筒がありませんから、A4以内のサイズである必要はなく規定より小さくても発送できます(最低サイズは14cm×9cm)。

さらに重さは同じ1kg以内です。1kgといえば500mlのペットボトル2本分ですから重たいもの(大きさに対して)でも送ることができます。

このように考えるとスマートレターとクリックポストのサイズ・重量については大差がないように思えますよね。

しかしここで無視できないのが「厚さ」です。

スマーレターで送れる厚さは2cm、クリックポストは1cm厚い3cmとなっています。

この差はたった1cmしかありませんが、実際に2cmリミットの封筒に同封できるものは限られており、傷防止の梱包材を巻いてしまうと厚みが増し、相当薄いものでもあっという間に2cmを超えてしまいます。

スマートレターとクリックポストで悩むときは、厚みが何cmであるか・梱包材を要するのかなどを検討した上で選びましょう。

追跡サービスの違い

 追跡サービス
スマートレター なし
クリックポスト あり

「追跡サービス」とは、荷物1つ1つに割り振られた「追跡番号(お問い合わせ番号)」により、荷物が現在どこにあって・どのような状況(引受・配送中・お届け済みなど)にあるかがわかる便利なサービスです。

Amazonや楽天市場などの大手通販会社はもちろん、メルカリやオークションといった個人的取り引きにおいて、追跡サービスは取り引き終了までの「信用」を保証するなくてはならない機能として活用されています。

仮にこの「追跡サービス」がなければ、通販会社には「まだ届きません」「いつ届きますか」「本当に発送したのですか」という問い合わせが毎日たくさん届くことでしょう。

運送会社各社がこの機能を提供してくれたことで、受取側は気になったときに自分で調べることができます。店舗から連絡がないとか、本当に発送したのかなど「イライラや不安」を感じることもありません。

ひいては「追跡番号」がついていることは発送側・受取側ともに間違いなくメリットなのです。

スマートレターの弱点は「追跡番号がない」こと!

スマートレターには「追跡サービス」がなく、到着までただ待つことしかできません。

追跡サービスがない=追跡番号もないため、郵便局では追跡を行えません。そのため万が一行方不明になったときは「記憶だよりの捜索」となり、発見されるまでに相当の時間を要します。

さらには事故・紛失に対する補償もありませんので、内容品が2つとしてないものであったり、有効期限のあるチケットの場合双方かなりの痛手を負うことになります。

スマートレターは「追跡サービスがない」ことを念頭に入れて利用しましょう。特にメルカリやオークションなど金銭が関係する個人取り引きでは十分な検討が必要です。

配達日数の違い

スマートレターの配達日数

「スマートレター」の送達日数は、「大型郵便物」と同様です。お届け日数検索

郵便局の表記にしたがい、東京から各主要都市に送付したケースをまとめたものがこちらです。

発送 配達先 午前差し出し 午後差し出し
東京

北海道 翌々日
東京 翌日
大阪
広島 翌々日
福岡
沖縄

だいたいのエリアで「翌日から翌々日」となりました。なかなか優秀じゃないでしょうか。

しかし、スマートレターは日祝配達がなく日曜や祝日に投函されることはありません。そのためこの目安はあくまで平日発送・平日到着ベースで考えましょう。

たとえば金曜日に投函されたものが土曜日に到着しなければ、次の配達日は早くても月曜日、遅くて火曜日になります。月曜日が祝日の日も多いですが、その場合はさらにズレこみ、早くて火曜日、遅くて水曜日にまで伸びてしまいます。

クリックポストの配達日数

では、クリックポストの配達日数はどれくらいでしょうか。お届け目安をまとめたものがこちらです。

差出場所 届け先 かかる日数
東京 北海道 翌々日中
東京 翌日中
大阪府 翌日~翌々日
広島県 翌々日中
福岡県 翌々日中
沖縄県 5日後

「あれ?スマートメールより日数かかるじゃん!」と思われたことでしょう。最短ベースで考えても「翌々日」のところが多いですね。

その理由はクリックポストの多くが「陸路便」だからです。ちょっと意外ですが、これが全国一律185円という送料の安さの裏側でもあるのです。

それを聞いて「じゃあクリックポストはやめておこう」と考えるのはちょっとお待ち下さい。クリックポストは日曜祝日も配達されることから、タイミングによってはスマートメールと同じになるか・カレンダーによっては追い越すことがあります。

今年の10連休にも及ぶゴールデンウィークが良い例です。たとえば5月1日に発送したとき、スマートメールが配達されるのは早くて連休明けの5月7日と予想されますが、日祝配達のあるクリックポストなら早くて5月3日、遅くて4日には到着が予想されます。

その差は3日!早く届けたいのであればこそ、配達日数で選ぶのではなくカレンダーを見て発送方法を決めましょう。

発送準備や梱包の手間

 梱包方法 発送準備
スマートレター 専用封筒に入れる  手書き
クリックポスト 自分で梱包材を用意する 専用ラベルを自宅で印刷

スマートレターは買って・入れて・書くだけの簡単発送

スマートレターの発送方法は実にシンプルです。

コンビニや郵便局で専用封筒を購入し・送りたいものを封筒に入れ・宛名は直接封筒に記入、の3ステップです。

送料は専用封筒に含まれていますから別途切手を買う必要もなく、サイズさえ気をつければ誰でも簡単に利用できます。

しかし「封筒を入手する手間」がどうしてもかかります。スマートレターを利用したいと思ったときは、まず郵便局やコンビニにスマートレターを買いに行きましょう。

クリックポストは登録&印刷が必要

クリックポストで荷物を受け取ったら、ラベルを観察してみて下さい。印刷されたラベルが貼られているはずです。

このクリックポストのラベルは発送者が自分のプリンターで印刷したもので郵便局が発行したものではありません(ちなみに郵便局にラベルプリンター置かれていますがこれは別のサービス「ゆうゆうメルカリ便」や「ゆうパケット」が対象のプリンターです)。

つまり、自宅にプリンターがなければクリックポストは利用できないということになります

さらにラベル発行には送料決済用のYahoo!IDとYahoo!ウォレットも必要ですから、必然的にインターネット環境も必要となります。

このようにクリックポストの手間の多さはスマートメールとは比べ物にならないほど煩雑ですが、送料全国一律185円で受けられる恩恵は絶大です。

たとえば私たちユーザーは、配送サービスにこのような品質を求めますよね。

  • 送料が安い
  • 配達が早い(日曜祝日の配達あり)
  • 追跡サービスあり
  • 余裕のあるサイズ
  • ポスト投函OK(簡単発送)

クリックポストはこのすべての機能を兼ね備えています。

それでも手間が惜しいという人は、同等のサイズと重さ・厚さが送れて、ラベルが郵便局で印刷できる「ゆうパケット」と比較してみましょう。

ラベルが郵便局で発行できるという違いだけで「ゆうパケット(3cm)」の送料は350円!その差は165円です。

数十円でも惜しみたいメルカリやオークションにおいては165円の差は大きいです。ラベルを印刷するだけで165円も安くなるのですから、クリックポストは「手間をかけるだけの価値が十分にある」のではないでしょうか。

「発送頻度」でも検討を

スマートレターとクリックポストを「手間」で考えるなら、これからたくさん送る予定があり、自宅にインターネット環境やプリンターがあるなら「クリックポスト」が断然おすすめです。

クリックポストは配達状況など専用サイトで確認可能ですから、発送履歴の管理にも適しています。「誰に送ったのかが分からない!」というほどの発送量ならクリックポストを利用しましょう。

逆に送る頻度が少ない・これからも発送量が増えることはない(管理の必要がない)場合は封筒を買って完結するスマートメールが便利です

スマートレターとクリックポストは、それぞれどういった商品の発送に最適か?

スマートレターで送れるもの

微妙なサイズのスマートレターですが、上の図のような「小さくて薄いもの」なら送ることができます。

とくにCDや文庫本、文房具の中のペン類などを送る場合はスマートレターを活用しない手はありません。またハンカチや靴下など厚さがないクタクタとした素材のものもスマートレターがおすすめです。

クリックポストで送れるもの

続いてクリックポストで送れるものです。

図を見て「スマートレターとほぼ同じでは・・・?」と思った人も多いでしょう。たしかに2cmと3cmの厚さでは送るものが限られるため内容はほぼ同じになります。

しかしながら2cmと3cmのおける「1cmの差」は、送る内容品の厚さだけでなく「形状や質」、そして「個数」にも影響します。

たとえば薄手の衣類を送るとき、A5サイズのスマートレターに入れようとすると、何度も折りたたまなければなりませんよね。

衣類にボタンがついていたりジッパーがついていたりすると、何度も折りたたむことで2cmをオーバーすることがあります。さらに何度も折りたたむことで、つけたくはない余計な畳みジワがついてしまうこともあります。

このような点を踏まえ、衣類を畳んで送るならサイズに余裕があるクリックポストの方が適している、というわけです。

CDやDVDは枚数で決めよう

「CDやDVD」はコンパクト発送で送れるアイテムの代表選手です。

ところが一見薄いCDやDVDでも、種類によっては厚さが1cmを超えるものがあります。「限定発売」などの化粧箱がついていると1cmを確実に上回るでしょう。これではスマートレターには1枚しか入りません。

CDやDVDを送るときは、厚さをしっかり計測した上で発送方法を決めましょう

とくに複数枚を送るときは合計した厚さを測り、無理のない梱包方法を選びましょう。

文庫本も厚さをしっかり計測を

CDのように「同じアイテムでもモノによって厚さが違う」ものは、文庫本も同じです

筆者が測ったものでぴったり2cmになったのは415ページの文庫本でした(紙の質にもよりますのでこれはあくまで一例です)。

これを踏まえると、文庫本を送るときにも厚さで使い分けが必要になります。

郵便局のサイトに「送れるもの」と表記されていても、それはあくまで「たとえば」の話です。「送れます!」と書かれていても、きちんと計測してから発送方法を選んでくださいね。

スマートレター・クリックポストで「送れない」ものは?

スマートレターで

送れないもの

  • 現金
  • 貴金属
  • ガラスや陶磁器などのわれもの
  • 精密機械
  • 芸術作品等代替品の入手が困難なもの
  • 爆発物・毒劇物等の危険物等
クリックポストで

送れないもの

  • 現金
  • 貴金属
  • 信書
  • 爆発物・毒劇物等の危険物等

スマートレターやクリックポストにも、「送れないもの」があります。

その中で気をつけなければならないのは「信書」の発送です。

信書とはこのようなものをいいます。

  • 請求書類(納品書、領収書、申込書、申請書、契約書など)
  • 招集通知類(結婚式等の招待状、業務を報告書)
  • 許可書類(免許証、認定書、表彰状 資格の認定書)
  • 証明書類(印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本、住民票の写しなど)

スマートレターと比較して多くの物が送れるクリックポストでも、これら信書にあたるものを送ることはできません。

これには「郵便法」が深く関係しており、信書は「荷物」の中に入れてはならないという決まりがあります。クリックポストは見た目は封筒でも分類は「荷物」なんですね!

スマートメールは切手は貼りませんが、分類上「郵便物」扱いとなります。だからスマートメールは信書が送ってもよいとされているのです。

このように、スマートレターとクリックポストは「送れないものがある」という視点で選ぶことも必要です。

大切なものを送り届けてくれる郵便局のスマートレターとクリックポスト。それぞれの特徴を知って、正しく選んで上手に利用しましょう。

最後に

スマートレター180円とクリックポストの185円の違いは「5円の差」というほど単純なものではありません。

作業時間と自宅設備を費やして充実のサービスを受ける(クリックポスト)か、サービス内容は最低限だけど簡単発送(スマートメール)かそういった視点で比較すべきです。

メルカリやオークションで「安い発送方法で送ろう」と考えるときは、単に送料だけにこだわると失敗する可能性があります。

「追跡つきの一番安い方法=クリックポスト」を選んでしまったものの、フタを開けてみればラベル印刷が必要で、自宅のプリンターはインク切れ・・・。クリックポストを選んだせいでインクを急いで購入に走るなんて、なんとなく損した気分になりますよね。

利用方法も郵便局サイトからYahooサイトに飛んだりとやや煩雑ですから、クリックポストを検討するときは時間に余裕をもち、事前に体勢を整えてから選択することをおすすめします