和歌山県の名湯といえば「白浜温泉」。

古き時代、斉明天皇・天智天皇・文武天皇も愛した温泉としても知られる、由緒正しき「日本三大名湯」のひとつです。

白浜の海が一望できるこのエリアは、夏は海水浴・冬には温泉と一年を通じ多くの人が訪れています。

 

そんな白浜温泉の地に「SIRAHAMA KEY TERRACE ホテルシーモア」はあります。

かつて「南紀白浜梅樽温泉ホテルシーモア」と呼ばれていたこのホテルは、オーシャンビューの構造はそのままに、2018年3月に

SHIRAHAMA KEY TERRACE ホテールシーモア」

の新名称で生まれ変わりました。

海を臨むテラスのようなカジュアルな外観は、白浜の新しいランドマーク的存在となっています。

今回は、和歌山の人気観光スポットからもアクセス良好な「SIRAHAMA KEY TERRACEホテルシーモア」をレビューします!

「ホテルシーモア」とは?

ホテルシーモアは、和歌山県西牟婁郡にある全164室の大規模宿泊施設です。

長い歴史を持つ地元では有名なホテルですが、老朽化が進み2018年3月22日にグランドオープンしました。

ホテルシーモアの近隣には

アドベンチャーワールド/とれとれ市場南紀白浜/江良津海水浴場/由良浜海水浴場

千畳敷/三段壁/円月島/白浜エネルギーランド/南方熊楠記念館/京都大学白浜水族館

などの有名観光スポットがあり、各方面へのアクセスも良好です。

アドベンチャーワールドへマイカーで10分という立地の良さでも人気を集めています。

新・ホテルシーモアの全体的な雰囲気

「新しいスタイルを取り入れたホテル」これが新しいホテルシーモアに対する筆者の第1印象です。

自然光の差し込む明るいフロントは、吹き抜けとユニークな360°円形カウンターで解放的な雰囲気が漂います。

お土産屋さんを含め、ホワイトとナチュラル素材を軸としたデザインに統一されており、ホテルというよりもブティックや百貨店のようなイメージです

ボーッとしながら建物に入ってしまったら、ここがホテルであるとは思わないかもしれません。

ホテルシーモアは海に臨むホテルらしく、リゾート感たっぷりの雰囲気に仕上げられています。

このホテルを海水浴目的で選んだなら、子どもたちのテンションもきっと上がることでしょう。

新・ホテルシーモアの客層

スタッフの方がおっしゃるには、夏は海水浴目的のお客でほぼ満室になるのだとか。

海水浴シーズンは、ファミリーやカップルが中心になりそうですね。

南紀白浜は温泉を含め観光スポットが多く、関西空港からのアクセスも良いため外国人観光客の数は多いです。

筆者が訪れたときもそれに違わず、オフシーズンということもあって外国人団体客で大賑わいでした。

新・ホテルシーモアの客室の雰囲気

ホテルシーモアは白浜の海沿いに立つ、全室オーシャンビューが自慢のホテルです。

(海の“一部”しか見えないパーシャルオーシャンビューのお部屋もあるので、海の風景にこだわるなら完全オーシャンビューの部屋を予約しましょう。)

部屋の窓からは、良い意味で「海とテラスしか」見えません。

筆者が訪れた日はあいにくの曇天でしたが、部屋からの夕日はこんなにも綺麗でした。

部屋はリニューアル直後とあって清潔そのもの。

ホテルの全体的なイメージカラーであるホワイトとナチュラルカラーの調度品は、モダンリゾートの雰囲気も持たせながらも「日本のホテルらしいシンプルさ」があって好印象です。

水周りやお手洗いなども1つ1つモダンデザインが採用されていました。

ちなみに筆者が利用したのは「デラックスルーム・ツイン」です。

新・ホテルシーモア客室の居心地

ホテルなので、居心地のよさは言うまでもありません。

個人的な主観ですが、ホテルには「休むための客室」と「遊ぶための客室」の2つの顔があると思います。

喧騒から離れ、ゆっくり眠って気力を取り戻すのが「休むための客室」。

まだまだ遊びたい!という旅のテンションを保ち、高めてくれるのが「遊ぶための客室」。

ホテルシーモアはまちがいなく「遊ぶための客室」に該当するでしょう。

部屋の下には、テラス席が見えます。

今回は曇天のテラスですが、晴れた日の夕暮れ時にはきっと素敵な夕日が拝めることでしょう。

部屋に閉じこもっているのがもったいない、そんな気にさせてくれるロケーションでした。

唯一気になったのは、部屋の照明が若干暗めだったことです。

  • 景色:★★★★★
  • 広さ:★★★★☆(デラックスツイン)
  • 清掃:★★★★★
  • 空調・照明:★★★☆☆

新・ホテルシーモアの食事

リゾートムード満点のシーモアですが、朝夕の食事でもリゾートの雰囲気を楽しむことができます。

筆者が利用したのは、朝・昼・夕それぞれのメニューが楽しめる「by the ocean」というビュッフェ(バイキング)レストランです。

シーモアの館内には、

  • 生簀料理の「円座」
  • お寿司の「八咫」
  • 和歌山ラーメンが食べられる「憩の花亭」

といった独立したレストランもありますが、筆者は朝夕とも「by the ocean」で予約しました。

「by the ocean」について

「by the ocean」のメニューは、和洋食が中心。品数は数えることができないほど豊富です。

地元和歌山産の野菜サラダバイキング、窯焼きピザやパスタ、和食派では湯豆腐や野菜のしゃぶしゃぶなど、長い長いカウンターにズラリと料理が並んでいました。

たしかその日は地元のジビエ料理もあったような気がしますが、恥ずかしながら品数が多すぎて覚えていません。

それくらい料理の品数が多いのです。

家族の間では、「どれを食べた?」より「どのエリアを食べた?」と表現していました。

それくらいカウンターが広いのです。

筆者は小食な性質ではありませんが、食べられたのは全種類のうち4分の1くらいだと思います。

テーブルエリアの雰囲気は「フードコート」

お皿に載せたお料理は、通路を挟んだところにあるテーブルエリアに運んでいただきます。

小さめのテーブルが並べられたエリアは、さながら「フードコート」の雰囲気。

終始静かに・ゆったりとした雰囲気で食事をしたい人にはおすすめできませんが、いつもの旅行と趣向を変えたい人にはおすすめです。

 

肝心の食事のお味ですが、単刀直入に申し上げて「美味しい!」です

ふだん糖質を控えている筆者がパスタとピザをおかわりしたのですから・・・味についての説明は割愛させていただきます。

  • 品数:★★★★★
  • 味:★★★★☆
  • センスの良さ:★★★★☆

ホテルシーモアの接遇とスタッフ

とにかく印象的だったのはフロントスタッフの方々のユニフォームです。

ボーダーシャツと黒いボトムのユニフォーム姿は、とても制服には見えません。

全体的な雰囲気に合わせて、制服もカジュアル指向で統一されているので違和感はありませんでした。

徹底的にカジュアルさを重要視したい・・・経営者のそんなこだわりが垣間見えた気がします(※あくまで勝手な想像です)。

 

ただ、問題は制服だと分かるまでに多少時間がかかること。

数名おなじ衣服を着ている人を見つけて「ああ、あれは制服なのか」と分かりました。

ちなみに「by the ocean」の制服もかなりのカジュアルさ(デニムのオーバーオール)なので、おもしろく観察してみてください。

 

接遇については、日本語が堪能な外国人スタッフの方が印象的でした。

日本人には少ないフレンドリーな笑顔の接客は、このホテルの雰囲気によくマッチしていると感じます。

女性外国人スタッフの方のお子様への接し方がとても優しくて、微笑ましい気持ちになりました。

日本人のスタッフの方々もてきぱきと感じよく、説明や謝罪(当時まだ工事が完全に終わっていなかったため)については、キメ細やかな説明を受けました。

円形のカウンターは各方向で対応できるためか、チェックアウト時の混雑もあまり気になりませんでした(ズラーっと長く並ばないからそう感じたのかもしれません)。

  • 説明:★★★★★
  • コミュニケーション:★★★★★
  • 待ち時間:★★★★☆

ホテルシーモアの温泉

ホテルシーモアには現在多種多様な温泉が完備されております。

露天風呂【源泉・第三天山】

「立ち湯」:目前に広がる広大な海を眺めながら入る深さ120㎝の温泉。三段階の深さがあるので、立ったり座ったりゆっくり浸かれる

大浴場【源泉・かごめ温泉】

「海の湯」:ついお湯からぬるめのお湯、ヨモギや菖蒲、ゆずなど季節おりおりのお湯が楽しめる

「子供風呂」:お子さまでも安心して浸かれる深さ20センチの温泉

このほか、足の悪い方でも入りやすく工夫された「波の湯」や、テラスには海を眺めながら入れる幅30mの「インフィニティ足湯」など白浜のお湯をふんだんに使った温泉施設があります。

泉質や効能は以下のとおりです。

源泉:かごめ温泉、第三天山

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

泉質分類:弱アルカリ性低張性高温泉

効能:神経症/筋肉痛/関節痛/五十肩/運動麻痺/関節のこわばり/うちみ/くじき/慢性消化器病/痔

冷え性/病後回復期/疲労回復/健康増進/美肌/きりきず/やけど/慢性皮膚病/虚弱児童/慢性婦人病

お湯については申し分なく、入った瞬間から肌がツルツルになるのが分かりました。

泉質分類にもある「アルカリ性」は肌の角質を柔らかくさせる効果があり、「低張性」は温泉の成分が肌に浸透しやすい特徴があります。

白浜のお湯は、浸かれば浸かるだけお肌が美しくなる「美肌の湯」として有名です。

たちどころに体が温まる!という温泉ではないので、じっくりゆっくり時間をかけて入るのがおすすめです(※個人差がありますので無理しない程度でお願いします)。

  • お湯の良さ:★★★★★
  • 脱衣場の広さ:★★★★★
  • 備品:★★★★★

【注意】お風呂は24時間入れなくなりました!

リニューアル以前の「梅樽温泉ホテルシーモア」は、24時間いつでも入浴ができました。

リニューアル後は以下のような時間に制限が設けられています。

  •  5:00~9:00/12:00~25:00
  •  12:00~16:00/16:30~20:00(日帰り)

リニューアル前のホテルシーモアを利用したことがある人は、お風呂の時間に注意してください。

ホテルシーモアのアメニティ

  • 色浴衣の貸し出し
  • アメニティファニチャー/ピローセレクト
  • ボディケア
  • ビジネスルーム
  • ランドリー
  • 専用マッサージルーム
  • プレイルーム(ボルダリング・キッズエリアも完備)
  • Wi-Fi

筆者は仕事柄、ノートPCが使えなければ困ります。

Wi-Fiはもし電波の入りが悪ければビジネスルームに移動しようかと思いましたが、部屋でも問題なく通信できました。

 

サービスでは、「ピローセレクト」と「アメニティファニチャー」は画期的だと思いました。

アメニティファニチャーでは、マウスウォッシュやボディ用スポンジなど本当に必要なものを選ぶことができます。

ピローセレクトでは、個人の好みに合った枕が選べます。

使わないアメニティがたっぷり用意され、高くて硬い枕が(ときには2つも)置かれているのとはエライ違いではないでしょうか?

なにより、「モノを無駄にしない」という前向きな選択ができることは、これからの時代に必要なサービスではないかと思います。

(いつも枕使わないのに、毎回シーツ交換してもらって悪いなあと感じていましたので・・・。)

ホテルシーモアの意外な「見どころ」!

ホテルの館内に入るとおいしそうなパンの香り・・・。お腹ペッコペコで到着した筆者は、「近くにパン屋さんがある!」と確信しました。

ホテルシーモアはパンとカフェのお店「TETTI BAKERY CAFÉ」が併設されています。

5メートル以上横に伸びた長いカウンターには、おいしそうなパンが何種類も並んでいます。(ホテルシーモアは、バイキングもパンも足湯も、とにかく横に長いのがお好きなようですね・・・。)

 

「TETTI BAKERY CAFÉ」は、ホテル内でときどき見る「ついでに売っているパン屋さん」でなく、純粋においしいパンを食べたい人のためにあるスペース。

毎朝焼き上げられるパンは、地元の人からも人気なんだとか。

コーヒーやラテといっしょにパンをほおばりながら、ほっこりした旅の時間をすごしてみてはいかがでしょうか。

客室の下に広がっていた海辺のテラス「mikan terrace」に持ち込んで食べることもできますよ。

ホテルシーモアの施設情報

 

住所:〒649-2211和歌山県西牟婁郡白浜町1821

電話番号:0739-43-1000

チェックイン:5:00(最終チェックイン18:00)/チェックアウト 11:00

ホテルシーモアへのアクセス

  • 飛行機でアクセスする場合

各空港より「南紀白浜空港」→空港からはタクシーで約10分→路線バスは「新湯崎」下車(約15分)

  • 電車でアクセスする場合

和歌山駅より「特急くろしお」(約1時間30分)または新大阪駅より「特急くろしお」(約2時間30分)で白浜駅→白浜駅よりタクシー(約10分)または路線バス(約20分)

  • マイカーでアクセスする場合

阪和道終点「南紀田辺IC」から約20分※無料駐車場完備

筆者はマイカーでアクセスしましたが、道中の道のりのドライブも海が見えて実に爽快でした。

通り過ぎたすぐ近くにコンビニがあります(ホテルから徒歩でも行けます)。

新・ホテルシーモアに関する総評

こんな方におすすめ!

  • オーシャンビューの部屋に泊まりたい方
  • 新しさ・おしゃれな雰囲気を求める方
  • 身近でリゾート気分を楽しみたい方
  • 白浜温泉を堪能したい方
  • アドベンチャーワールドなど和歌山観光をしたい方

1泊2日の宿泊でお世話になっただけですが、旅館派の筆者も「ホテルっていいな」「新しいっていいな」と感じました。

リニューアルしたばかりということもありますが、現代的でスタイリッシュな空間によって日常の「生活感」を削ぎ落とされた気がします。

ホテルシーモアは「明日はどこへ行こう?」という、旅の展望を広げたくなる「ワクワク感をもたらしてくれるホテル」だと思います。

ぜひ、ピカピカに生まれ変わった「SHIRAHAMA KEY TERRACEホテルシーモア」に足を運んでみてください。

 

 

 

 

 

 

旅行が趣味で「節約はすべて旅行のため」と考える兼業ライター。旅行で貯めたポイントは生活消耗品代に使っています。最近は地理の奥深さに目覚め、「地理検定」を取得しようとヒマさえあれば日本地図とにらめっこ。わかりやすく・楽しい記事がお届けできるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!