「バスにも、電車にも、お買い物にも、いろいろ使えるオールラウンドなカード」というコンセプトが名前の由来となったNIMOCAカードは、福岡、大分、熊本、佐賀、宮崎、函館をメインに利用することができる交通系ICカードです。
カードのイメージキャラクターはまつげの長いフェレットで、NIMOCAカードのブランド全体が女子を意識したきらきらした雰囲気で作られています。
とてもかわいいNIMOCAカードですが、持っていて得られるメリットはかなりたくさんあるため、老若男女問わずたくさんの人に利用されています。
ですがそのようなNIMOCAカードでも、もしも紛失や盗難に遭ってしまった時には「かわいい」などと言っていられません。
万が一悪用されてしまうのを防ぐためにも、紛失した時の問い合わせ先と利用停止・再発行の手順を確認しておきましょう!
NIMOCAカードを落としたり無くした時はすぐにここに問い合わせよう!
1-1.NIMOCAカードを紛失したらまず確認すべきこと
NIMOCAカードにはかなりたくさんの種類があり、落としたり無くしたりした時の問い合わせ先もそれぞれに違いますが、まず最初に行うのは「窓口への届け出」となります!
窓口とは電車の駅窓口だけではなく、電車定期券券売所やバス定期券発売所、バス営業所などでも構いません。
こちらの窓口にて所定の申込書に記入をする必要があります。
この段階でもしも紛失したNIMOCAカードが落し物として届いていれば問題ないので、その確認のために
もすぐに窓口へ紛失の届け出をしましょう。
その次に、提携クレジットカード会社や銀行口座へも連絡が必要な場合があります。
詳しくはこちらのページ「提携クレジット連絡先」から、あなたのNIMOCAカードの種類に当てはまるものを探してください。
1-2.チャージの設定やチャージの残高はどうなる?
記名式NIMOCAカードやクレジットNIMOCAカードなど、券面に自分の名前が記載されている種類のNIMOCAカードであれば、再発行が可能となり、チャージ残高をそのまま引き継ぐことができます。
オートチャージなどの設定をしている場合には、それもそのままとなります。
再発行しないという場合でも「解約」の手続きをすることで、払い戻し手数料220円を支払ってNIMOCAカードに残っている残高とデポジットの500円を返却してもらうことができます。
1-3.またNIMOCAカードを引き続き使いたい場合はどうすればいい?再発行できる?
NIMOCAカードを引き続き使いたい場合には再発行が可能です!
紛失した時の届け出をした際に窓口でそのまま再発行の手続きをすることができます。
前述したように再発行は「記名式」のNIMOCAカードのみとなります。
所定の申込書へ記入をすることと、公的な身分証明書の確認をもって再発行手続きは完了です!
この際に「再発行登録票」というものをもらえますので、必ず持ち帰って無くさないようにしましょう。
その後の流れはNNIMOCAカードの種類によって異なりますので、以下をご参照ください。
記名式nimoca、スターnimocaの場合
- 翌々日から14日以内に「再発行登録票」を窓口へ持参する
- 再発行手数料510円と新しいカードのデポジット500円が必要
クレジットnimoca・JMB nimocaの場合
- 提携クレジットカード会社から新カードが届く
- 新カード到着後14日以内に「再発行登録票」とともに窓口へ持参する
- 再発行手数料510円が必要
アレコレnimoca、MUSBOnimoca、Debit+nimocaの場合
- 提携先の銀行から新しいNIMOCAカードが届く
- 新カード到着後14日以内に「再発行登録票」とともに窓口へ持参する
- 再発行手数料510円が必要
オールインワンnimoca、moteca-de-nimoca、taiyo patona nimoca、YM CARD nimocaの場合
- 提携先の銀行から新しいNIMOCAカードが届く
- 新カード到着後14日以内に「再発行登録票」とともに窓口へ持参する
- 再発行手数料510円が必要
NIMOCAカードを悪用されたらどうなる?どんな被害を受けるのか?
「バスにも、電車にも、お買い物にも、いろいろ使えるオールラウンドなカード」なNIMOCAカードは、いつでもどこでも利用することができます。
その便利さは紛失してしまったら一転して悪用されるリスクになってしまいます。
ではどのようなリスクがあるのでしょうか?
2-1.残高を利用されてしまう
バスに乗る時、電車に乗る時、お買い物の時など、NIMOCAカードにチャージ残高が入っている分だけ使われてしまう可能性があります。
NIMOCAカードの利用にはサインがいりませんので、まとまった金額の買い物をされてしまうと一気に残高がなくなってしまうかもしれませんね!
2-2.オートチャージされてしまう
さらには「オートチャージされてしまう」という怖さもあります。
もしもあなたのNIMOCAカードが「残高1,000円以下になったら3,000円チャージする」と設定されていたとしたら、オートチャージを利用して繰り返しお買い物や乗車をされてしまうこともあるでしょう。
オートチャージの1日の限度額は10,000円、1ヶ月の限度額は50,000円と限度額の制限はありますが、1日に10,000円も使われてしまったとしたらかなりの痛手ですよね。
オートチャージの金額は1,000〜10,000円です。
10,000円など1回のオートチャージの金額を高めに設定している場合は、紛失したことに気づいたと同時に少しでも早く利用停止の届け出をすることをおすすめします!
NIMOCAカードを紛失したら利用停止するべき?もし見つかったら利用できない?
NIMOCAカードを紛失したら、できるだけ早く利用停止をしましょう。
なお、利用停止手続きが完了してしまった場合には、紛失したNIMOCAカードが見つかってももう利用できません。
その場合には解約をしてNIMOCAカードを返却することができます。
デポジットの500円が返金されます。
クレジットnimocaの場合はデポジットの返却はありません。
NIMOCAカードを落としたら残額はどうなる?補償されるのか?
NIMOCAカードを落としてしまった場合、チャージ残高は「利用停止手続きが完了した時点」での残高が有効となります。
NIMOCAカードの再発行をする場合には新しいカードに引き継がれます。
(※再発行手数料510円が必要。NIMOCAカードの種類によってはデポジット500円の支払いも必要。)
NIMOCAカードの解約をする場合には、払い戻しをすることができます。
(※払い戻し手数料220円が必要。デポジット500円が返金されます。)
NIMOCAカードを落としても安心できる一体型クレジットカードのメリットとは?
NIMOCAカードの紛失や盗難に遭った時に気をつけたいことについてご紹介してきましたが、NIMOCAカードを落とした時に一番心配になるのはやはり「悪用されること」に尽きるのではないかと思います。
チャージしていた分が使われてしまうことと、さらにはオートチャージまで勝手にされてしまったらと思うと気が気ではないですよね!
そのような時にも安心なのが、一体型クレジットカードです。
クレジットカード会社によって異なりますが、”60日前までさかのぼって損害額を保障する”などのサービスがあります。
これがあればたとえ悪用されたとしても少しは心の余裕を持って紛失の届け出や再発行の手続きをすることができそうです。
最後に
NIMOCAカードを紛失した時の問い合わせ先や利用停止・再発行の手順についてご紹介しました。
利用停止は電話ではできませんので、電車の駅窓口や電車定期券券売所、バス定期券発売所やバス営業所に出向いて所定の申込書に記入をしなければなりません。
すこし面倒かもしれませんが、もしかしたら落し物としてNIMOCAカードが届いているかもしれないので、一番最初に確認するべきことが窓口へ問い合わせることでしょう。
クレジットカード機能付であったり、クレジットカードと紐付けをしている場合には、そのサポートデスクへも連絡する必要があります。
それぞれのサポートデスクはこちらの「提携クレジット連絡先」で見ることができます。