ネット銀行はその経営母体もさまざまです。そのためそれぞれのもつ「強み」もさまざまであって然るべき。ネット銀行はどこも同じではありませんので、口座開設にはしっかり比較することが大切です。

すでにお届けしている記事「銀行口座を新規開設するならここがおすすめ!!人気の大手銀行ベスト3」と同様、今回も「銀行ATM」「振込手数料」「コンビニATM」の3つで比較しますが、今回特に比較していただきたいのが手数料無料のカギを握る「ランク(ステージ)」の条件です。

ネット銀行は無店舗であるため、提携銀行のATMかコンビニのATMを利用することになります。そのため多くの場合「ATM利用手数料」が差し引かれます。

しかし毎回手数料がかかるとネット銀行のユーザーは増えませんので、ネット銀行各社では手を変え品を変え「手数料無料」の仕組を用意しています。その多くは「条件をクリアすれば無料になる」というもの。

ネット銀行を利用する・選ぶ場合はこの「手数料無料の条件」や「条件クリアの難易度」をしっかり理解することが大切です。難易度があまりに高ければ結局手数料を支払い続けることにもなりかねません。

入金、引き出し手数料で比較(銀行ATMで入金出金をした場合の手数料)で比較

ソニー銀行

入金 出金
ゆうちょ銀行 0円 月4回まで無料 

以降108円

三菱UFJ銀行
三井住友銀行

ソニー銀行の入金手数料は無料です。出金手数料も月4回まで無料です。

「ええ!5回目からは有料になるの?」なんて驚いてはいけません。条件なしで月4回ここまで親切なネット銀行はめったにありません。

「そもそも“条件”ってなに?」と初耳の方もいらっしゃると思いますので、最初の項は各行の条件を確認しながら話をすすめていきましょう。

ソニー銀行におけるステージ

ソニー銀行は「Club S」いう優遇プログラムがあり(他の金融機関にも類似したプログラムがありますので以後しっかり比較して下さいね)、クリアした条件ごと手数料無料の回数が変わります。

月末の残高や月間の取り引き状況に応じてステージが自動判定され、翌々月に適用となり1ヶ月に限り新ステージの優遇特典がうけられます。該当ステージが永久でないのがネックですが、ソニー銀行についてはステージダウン判定のタイミングが3月末と9月末の年2回だけなので比較的安心です。

各ステージにおけるランクアップの条件と得られる優遇は以下のとおりです。ここではATM利用手数料のみ掲載としますが、本来は金利アップや為替コストの低減などランクごとにさまざまな優遇を受けられます(これも他の金融機関でも同じです)。

条件 ATM利用手数料
なし    
 月4回まで無料 以降108円
 
シルバー 以下のいずれかをクリア
・月末の総残高 合計300万円以上
・外貨預金の積立購入額 = 月間合計額 5万円以上

・投資信託 積立プラン = 月間合計額 5万円以上
ゴールド 月末の外貨預金残高+月末の投資信託残高
= 合計500万円以上1000万円未満
プラチナ 月末の外貨預金残高+月末の投資信託残高
= 合計1000万円以上
 無制限で無料

シルバーへの条件は月末の「外貨預金残高」だけではなく「総残高」が300万円以上ですから、ソニー銀行をメインバンクにするならハードルはそれほど高くないかもしれません。

しかしなかなか300万円をネット銀行に預ける勇気が出ない、そんな人でもソニー銀行なら安心。に満たず「ステージなし」でも月4回まで無料です。

イオン銀行

 入金 出金
みずほ銀行 平日日中無料(時間外108円)
三菱UFJ銀行
ゆうちょ銀行
ろうきん(労働金庫) 終日無料
三井住友銀行  最大月5回まで無料

以降は108円~216円

りそな銀行
埼玉りそな銀行

イオン銀行の強みは、使える銀行ATMの多さです。提携先金融機関は全部で3種類(みずほ銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行)、平日日中なら入出金ともに無料で利用できます。

提携先に含まれない金融機関の場合は、イオン銀行が独自で設定している「Myステージ」の優待制度で月最大5回まで手数料無料になります。い「Myステージ」は取り引き状態に応じて自動的に貯まる「イオン銀行スコア」によって階位が決まります。

イオン銀行の「Myステージ」

イオン銀行でのステージは全部で4段階。対象取り引きごとに設けられたスコアを合算して翌月のステージが確定します。ステージが高くなればなるほど、ひと月の無料利用回数が増えていきます。

ブロンズなら月1回、シルバーなら月2回・・・これは一目瞭然ですね。しかしここで気にしなければならないのは「ステージアップの難易度」です。

オン銀行は、毎月のスコア合計点によって翌々月のステージが決定される仕組みです。つまり、使い方によっては「毎月無料になる」とは限らないんですね。

ちなみにどれだけのスコアが必要かといいますと・・・。

  • ブロンズ:20点以上
  • シルバー:50点以上
  • ゴールド:100点以上
  • プラチナ:150点以上

イオンカードセレクトまたはデビッドカードの契約で10点、イオンカード利用代金2万円~4万円の口座振替で20点、給与の受け取りで30点貯まります。これで60点、シルバーに到達できます。イオン銀行のスコア獲得のハードルは極端に高いものでないことがわかります。

イオン銀行をどのように契約するか、あらかじめビジョンを建てておくことで優待される度合いが変わる仕組です。

住信SBIネット銀行

「全国のATMから24時間365日取引が可能」と謳われる「住信SBIネット銀行」ですが、ATM利用は主に「コンビニ」もしくは「ゆうちょ銀行」のATMとなり、銀行ATM利用については他のネット銀行とタイプが異なります。唯一金融機関で使えるのはゆうちょ銀行となります。

住信SBIネット銀行も、他銀行と同様に「スマートプログラム」という名称のランク制が置かれ、最大15回まで手数料が無料になることで注目が集っています。

ここで気になるのはランクの中身です。住信SBIネット銀行のランクは全部で4種類、ランクが高ければ高くなるほど無料回数が多くなります。

ランクの条件(ハードルの高さ)も確認してみましょう。

  条件   その他の条件
ランク1 なし
ランク2 総預金残高 月末30万円以上 など 30歳未満
ランク3 総預金残高 月末300円以上

住宅ローン月末残高あり  など

ランク4 外貨預金+仕組預金月末合計500万円以上 

外貨預金+仕組預金月末合計300万円以上+住宅ローン月末残高あり など

表内の条件はあくまで一例で、表内の条件のほかにもロボアドバイザーの利用、給与や年金の入金、外貨預金の月末残高、クレジットカードの利用などさまざまな条件を組み合わせてクリアすることも可能です。

また、ランク2については2017年6月より条件が緩和されました。これまでは総預金残高100万円でやっとランク2だったのが30万円まで下がったのですね。ジワジワ条件の難易度を高めてくる銀行も多い中で、住信SBIは大幅な「改善」となりました!

すべての条件に当てはまらない「ランク1」でも月2回無料になる点もおおいに好印象です。

楽天銀行

 入金3万円未満 入金3万円以上 出金
ゆうちょ銀行 270円 0円 270円
三菱UFJ銀行
みずほ銀行

楽天銀行のATM手数料は入金3万円以上行うとき以外はすべて有料です。個人口座開設から6ヶ月目までは無条件で5回から7回目までが無料です。

ATM手数料を支払いたくないなら、楽天銀行オリジナル特典「ハッピープログラムへエントリー」すればATM手数料を無料化できます。

楽天銀行のハッピープログラムは他行同様の「クラス制」。口座残高や取り引き内容(毎月25日終了時点のお預かり資産残高または対象商品・サービスのお取引件数)で翌月の1日から特典が利用できます。(毎月の取り引き内容でステージが変動するということです!)

「ハッピープログラム」のステージとは

ハッピープログラムのステージは以下の5段階です。

条件 ATM無料回数
ベーシック エントリーのみ 0回
アドバンスト 残高10万円以上 

または 取り引き5件以上

1回
プレミアム 残高50万円以上 

または取り引き10件以上

2回
VIP 残高100万円以上 

または取り引き20件以上

5回
スーパーVIP 残高300万円以上

 または取り引き30件以上

7回

楽天銀行のATM利用手数料については賛否両論(むしろ否の方が多い?)です。入金するのも3万円未満で有料ですから、多めに入金して出金することになれば泣く泣く2回目の手数料を支払うことになりかねません。

唯一慰めになるのは、支払ったATM手数料も楽天市場などで使える楽天スーパーポイントの対象になる点でしょうか。

新生銀行

入金 出金
ゆうちょ銀行 0円 108円
全都市銀行

三菱UFJ信託銀行

取扱いなし
三井住友信託銀行
あおぞら銀行
商工中金

新生銀行は、提携銀行が比較的多いのは大いに結構なのですが、ゆうちょ銀行・コンビニATM以外で入金ができません。ここに書かれている「使える銀行ATM」とは、出金だけできる銀行ATMのことになります。

コンビニATMあっての新生銀行、ちょっとクセのある銀行ですよね。

しかし、そのコンビニATMも2018年10月7日以降「出金手数料108円」へと改悪されてしまいました。

新生銀行にもATM手数料0円にする方法があります。それが「新生ステップアッププログラム」。やはりここも他の銀行おなじく「ステージ」に上がる必要があります。

「新生ステップアッププログラム」は3段階

条件(一例)  ATM利用手数料
新生スタンダード 108円
新生ゴールド 円預金100万円以上

外貨預金など投資月間平均残高が30万円以上

預入総資産(円預金+円定期預金+当行所定の投資商品)が月間平均残高が200万円以上

外貨預金の積立 月1万円以上  など

0円
新生プラチナ 外貨預金など投資月間平均残高が300万円以上

預入総資産(円預金+円定期預金+当行所定の投資商品)が月間平均残高が2000万円以上

など

いかがでしょう、この条件。プラチナは到達できる気すらしません。新生銀行しか利用しない!というなら新生ゴールドになれるかもしれませんが、金利やサービス面でメリットを得るしかありません。。

じぶん銀行

「au」が親会社の「じぶん銀行」、最近若い人に注目される新進気鋭のネット銀行です。スマホアプリと連動できるほか、「定額自動入金サービス」など預金移動も簡単に行える手軽さで人気です。

そんなじぶん銀行の銀行ATM利用手数料は、これまでお話してきた他行よりもシンプルです。

入金  出金
三菱UFJ銀行 0円 2回~11回まで無料 

以降は108円

ゆうちょ銀行 ゆうちょ銀行のみ月1回まで無料2回目から216円

ゆうちょ銀行なら月1回までは無料で入出金可能、三菱UFJ銀行なら入金は0円と「なにもしなくても無料利用できる範囲」がやや広めです。

ただ、ゆうちょ銀行の「2回目から216円」なのは他行より割高です。そのためじぶん銀行ユーザーは、無料利用限度を超えないように使うか「じぶんプラス」というステージ優遇制度を利用するほかありません。

じぶん銀行のステージ「じぶんプラス」

じぶんプラスのステージは、預り資産残高額または指定された条件を1つ満たせばOK。条件はAからDまであって難易度も違います。

条件① 条件②  
じぶんプラス1 預り資産残高

10万円未満

A~Dまでの指定された

条件を1つ満たす

月2回まで0円
じぶんプラス2 預り資産残高

10~50万円未満

月3回まで0円
じぶんプラス3 預り資産残高

50~100万円未満

月4回まで0円
じぶんプラス4 預り資産残高

100~300円未満

月8回まで0円
じぶんプラス5 預り資産残高

300万円以上

月11回まで0円

高い難易度の条件をクリアすればその分残高は1つ下のランクの金額でもOKになります。

取引条件の一例としては

  • じぶん銀行スマートフォンアプリへのログインが1回以上あること(A)
  • 口座振替の引落とし(クレジットカードの引落としも含む)があること(B)
  • 給与振込による入金があること(B)
  • 外貨預金残高が10万円以上であること(C)
  • カードローン(じぶんローン)の残高が1万円以上であること(D)

10万円以下の残高で給与振込が1回以上(B)を満たせばプラス2ですからパートやアルバイトの人でもいけそうですよね。これならじぶん銀行にしようかな、と思われた方、すこしお待ち下さい。

残念ながらこれは2018年11月30日までの条件でまもなく改定が予定されています。改定後はプラス1は入手ともATM手数料がかかり、今プラス2の人も1になる可能性が潜んでいます。

上記の表では、プラス2の条件「AまたはB」の「B」がなくなり、残る「A」の内容も大幅に変更になる予定と発表されています。つまり多くの人が2からプラス1へと格下げされることが懸念されているのです。

改定後の手数料は、プラス1ではしっかりATM手数料がかかるように「改悪」となります。こうなればプラス2を目指すしかありません。しかし気になるのはプラス2の利用条件ハードルがどれだけ高くなるか・・・。それについては現在サイト上に明記されていないのがネックです。

じぶん銀行も新生銀行おなじく「ハードル上げ」の前兆が見えつつありますので、今後どれだけハードルが高くなるかに注目しましょう。

銀行ATMで選ぶネット銀行ランキング!

3位:住友SBIネット銀行

2位:イオン銀行

1位:ソニー銀行 

ステージなしでも月4回までATM利用手数料無料のソニー銀行が堂々1位!そして無料で使える範囲の広さで、イオン銀行と住友SBIネット銀行が続きます。住友SBIネット銀行は使えるATMがコンビニ中心なので3位としました。

ランクインしなかった銀行は、「毎月の変動」(楽天銀行)と「ハードルの高さ」(新生銀行)、「不透明さ」(じぶん銀行)がその要因となっています。

振込手数料で比較

ソニー銀行

  振込手数料
同行への振込 無料
他銀行への振込 月1回~11回まで無料 

以降は216円(変更予定あり)

 ソニー銀行の他銀行への振込手数料は、ATM利用手数料同様該当ステージによって月1~11回まで無料です。

ステージなしでも振込は最低月1回は無料、Sony Bank WALLET(※世界200以上の国と地域でショッピング・海外ATMでも現地通貨を引き出せるソニー銀行のキャッシュカード)があれば月2回まで無料も可能。

ところで「振込」という行動についてですが、出金や入金に比べると回数が少ないという人の方が多いのではないでしょうか?

サラリーマン生活であれば、家賃や仕送りなど月に行う振込回数は1回から2回、最近は口座引き落としやクレジット決済に変えてしまえば振込の回数を減らすことができそうです。

つまり、サラリーマンであれば2回もあれば「十分」な範囲なのではないでしょうか。そういった「必要度」もふまえながら「振込手数料」でネット銀行を比較して行きましょう。

イオン銀行

振込手数料
同行あての振込 無料
他銀行あての振込  月0回~5回まで無料 

以降は216円

振込手数料に関しても、ステージが上がるにつれて他行あて振込手数料の無料回数が増えていきます。

  • ブロンズ(20点以上): 月0回
  • シルバー(50点以上): 月1回
  • ゴールド(100点以上):月3回
  • プラチナ(150点以上):月5回

比較的誰でもランクアップしやすいイオン銀行のステージですが、シルバー(50点)では無料振込回数は月1回まで無料。「なんだ、ステージアップしてもたった1回か」と言いたいところですが、これも考え方はいろいろ。

イオン銀行は振込手数料を無料にするより金利の魅力で集客率を高めたいようですので、金利と組み合わせて検討するのがイオン銀行の選び方かもしれません(そもそも“振込216円”は実店舗のものより安いです)

住信SBIネット銀行

振込手数料
同行あて振込  無料
他銀行あて振込 月1回~15回無料 (以降は142円)

住友SBIネット金融機関の振込手数料も、同社優待サービス「スマートプログラム」のランクできまります。イオン銀行のように「サービス利用度」ではなく、SBIは総預金残高でランクが決定されるのが特徴でしたよね。

総預金残高30万円以上あればランク2へ昇格し、ランク2だと振込手数料無料は月3回まで無料になります。さらにランクが上がるたびに振込回数は最大15回まで無料となります。

表のとおり、ランク1であっても月1回は振込手数料無料で振込可能!「なにもしなくても1回は無料」というところは好印象に他なりません。

楽天銀行

振込手数料
同行あて 無料
他銀行あて 月0~3回まで無料 

以降3万円未満152円 3万円以上238円

ゆうちょ銀行本人口座あて 103円

振込手数料もステージごとで無料回数が変動します。

  • ベーシック:0回
  • アドバンスト・プレミアム:2回
  • VIP・スーパーVIP:3回

楽天銀行で注目したいのはステージに該当しない場合でも、給与や賞与・年金の受取があれば他行振込手数料が翌月に限り3回無料になることです。

隔月で振り込まれる年金の場合は、振り込まれなかった月の翌月は無料の範囲から外れてしまいます振込回数が多い人は、楽天銀行を給与振込み口座として利用するのが得策と言えるでしょう。

新生銀行

振込手数料
同行あて 無料
他銀行あて 月1~10回無料

以降97~285円

手数料無料が魅力だった「新生銀行」はどう出てくるのでしょうか。新生銀行にも「新生ステップアッププログラム」があるので、すでにみなさんも予想はできているでしょう。

  • スタンダード:月1回
  • ゴールド:月5回
  • プラチナ:月10回

1回~10回ということで、新生スタンダードでも1回は無料振込できます。銀行ATMの項でさんざんなことを書いた筆者ですが。「なにもしなくても無料」の面は大いに評価すべきでしょう。

じぶん銀行

じぶんプラス」のステージが上がると、他行あて振込み手数料が最高で月5回まで無料!こちらもあくまで「最大月5回」であることをお忘れなく!

最大5回になるのは言わずとしてた最高ランクのプラス5、続くプラス4で月3回、プラス3で1回です。プラス2と1は0回でいかなる振込みも有料に。

振込手数料は

3万円未満 3万円以上
同行あて 0円
三菱UFJ銀行あて 0円
他銀行あて 174円 278円

プラス1とプラス2は1回目から174円または278円がかかります!振込ってみなさんどれくらいの金額を振り込みますか?家賃であれば3万円以上しますので、ここは振込手数料は少々高めな278円、と考えておくほうが無難かもしれません。

ATM利用手数料同様、振込手数料も2018年12月1日からは条件が変更になります。

「なんだ!回数増えるのか」と思いきや、プラス1と2は無料回数がなしになっています。プラス3でも3回から1回へ縮小されます。プラス4とプラス5が大幅増・・・。結局ここもお金持ちだけ優遇する方針のようです。

振込手数料で選ぶランキング

  • 3位:新生銀行 (スタンダードでも月1回無料)
  • 2位:楽天銀行 (給与振込みで翌月3回無料)
  • 1位:ソニー銀行(ステージなしでも月4回無料)

振込をすることがあまりないという人でも、1回の振り込み金額は消して安いとはいえません。ネット銀行を使うため通常の銀行ATMより割安さを狙いたいものです。

その点ネットでは振込手数料無料を謳う会社がありますが、それはあくまで「条件を満たしたとき」です。必然的に「条件=ハードルの高さ」でネット銀行を選ぶことになりますから、「何もしなくても無料」これほどお得感はありませんよね。なので「何の努力もなしに無料」をランキング対象にすることができます。

預金残高がたくさんある人は、はっきり言って回数だけで選んでOK(あとは金利ですね)。ステージなしでも4回も無料になるソニー銀行がダントツで1位です。

コンビニATM手数料で比較(コンビニで入金出金をした場合の手数料)

ソニー銀行

入金 出金
セブンイレブン
0円


24時間365日

何回でも無料

ミニストップ
ファミリーマート 月4回~無制限で無料

以降は108円

ローソン

ソニー銀行はファミリーマートとローソンのみ、出金手数料の無料回数が設けられています。逆にセブンイレブンとミニストップは入出金ともに無制限で無料です

ソニー銀行は提携銀行も4回まで無料なので、5回目以降はセブンイレブンまたはミニストップで出金しましょう。コンビニATMでもステージ関係なく無料になるのは、さすがソニー銀行です。

イオン銀行

入金 出金
セブンイレブン  使用不可
ミニストップ 24時間365日

何回でも無料

ファミリーマート 平日8:45~18:00は108円

それ以降は216円

ローソン

ミニストップはイオン銀行グループのコンビニです。その恩恵はミニストップのATM手数料にもあらわれています。唯一気をつけたいのはミニストップに「E-net」が設置されているお店もあること。口座開設の前に近隣店舗のATMを要チェックです。

あとセブンイレブンが使えないのがちょっとイタいです。ファミマとローソンは無料の時間が一切ありません。イオン銀行をコンビニで利用するならミニストップありき、となります。

住信SBIネット銀行

入金 出金
セブンイレブン 0円 月2~15回無料
それ以降は108円
ローソン
ファミリーマート

住信SBIは優待ランクで無料回数がかわります。

考え方は銀行ATMと同じで

  • ランク1:月2回
  • ランク2:月5回
  • ランク3:月7回
  • ランク4:月15回

となります。これは提携銀行ATMと同じ回数です。ぶっちゃけ、ランク1の人は出金回数はまとめて月2回におさえるしか無料の方法はなさそうです。

楽天銀行

入金3万円未満 入金3万円以上 出金
セブンイレブン 216円 0円 216円
ローソン 270円 270円
ファミリーマート

楽天銀行は入金にも(3万円未満の場合)手数料がかかります。

新規口座開設してから6ヶ月間は、ATM利用5回まで無料です。この期間を過ぎたら有料になりますので、そうすればランクごとに月最大7回までATM利用手数料を無料にできます。(かならずハッピープログラムにエントリーすることが条件です!)

各ランクごとに設けられている無料回数は

  • ベーシック:0回
  • アドバンスト:1回
  • プレミアム :2回
  • VIP:5回
  • スーパーVIP:7回

楽天銀行を利用する場合は、口座開設をして半年を過ぎるまでにランクアップを目指しましょう。

新生銀行

入金 出金
セブンイレブン 無料 108円
ファミリーマート
ローソン
イオン

申請銀行も完全ランク制、新生スタンダードまでは出金手数料がその都度発生します。新生ゴールド以上になれば24時間365日、何回でも無料!この辺は細かすぎず、わかりやすくていいですね。

しかし新生ゴールドに到達するには円預金100万円以上などのやや高めなハードルであることは否めません。

じぶん銀行

入金 出金
セブンイレブン 0円 2回から11回まで無料 以降は108円
ローソン
ファミリーマート

じぶん銀行もランク(ステージ)式。「じぶんプラス」のステージが上がるとコンビニ手数料が最大月11回まで無料になります。

ステージの考え方は銀行ATMとおなじ

  • じぶんプラス1:月2回
  • じぶんプラス2:月3回
  • じぶんプラス3:月4回
  • じぶんプラス4:月8回
  • じぶんプラス5:月11回

現在のところ「自分プラス1」でも2回まで無料です。しかしこちらも2018年12月1日から制度が変わります!

12月1日以降は下の図のとおり、プラス1は毎回108円を支払うことになります。

現在、じぶん銀行で「じぶんプラス2」の人も今後注意が必要です。多くの人がプラス1へ格下げされる可能性がありますのでしっかりと契約・利用内容を確認しておきましょう。

コンビニ手数料で選ぶ!ランキング

  • 3位 住信SBIネット銀行:ランク1でも月2回無料
  • 2位 イオン銀行:ミニストップで24時間365日無料
  • 1位 ソニー銀行: セブンイレブンとミニストップで24時間無料

ライフスタイルにもよりますが、「銀行ATM」「振込」「コンビニATM」の中でもっとも利用頻度が高いのは「コンビニATM」です。銀行を探す手間もかからず、時間を気にしないで使えるのがネット銀行の良いところではないでしょうか。

その中でも24時間いつでも無料、そして店舗数が多いセブンイレブンが使えるソニー銀行が堂々の1位となりました!

大手銀行とネット銀行のメリットデメリットについて。どちらの銀行口座を作って置けばいい?

大手銀行を選ぶメリット

  • 相談できる
  • 知名度と信頼性、そして安全性

これはネット銀行にはない「店舗」の存在におけるメリットです。店舗が存在している限りは安心です。店舗の中にはアドバイザーがいて、金融に関するさまざまな相談ができます。

これは格安スマホの契約や保険契約などの際「店舗のあるお店」を選びたくなるのに似ていますよね。店舗では担当者がつき、親身になった提案・相談に載ってもらえることが最上のメリットだといえるでしょう。

デメリット

  • 金利が比較的低い
  • 店舗に出向く手間がかかる

まず第一に銀行とネット銀行の比較項目に挙がるのは「金利」です(本来は利子や利息で使い分けが必要ですがここでは「金利」としてまとめています)。

多くの場合、預金をしたときにもらえる「金利」が比較対象になります。大きなお金を預けるのですから、できるだけ多くのお金を「金利」として受け取りたいものです。しかし、実店舗のある銀行では最近この「金利の低下」が顕著に現れており、ネット銀行への顧客流出の要因となっています。

もう1つのデメリットは、店舗に出向く手間です。働いている人が日中銀行に並ぶことは現実的に難しいですよね。またメガバンクなど店舗数が少ない場合は、待ち時間も大きなデメリットとなります。

ネット銀行のメリット

  • 金利が比較的高い
  • 自宅で手続きができる
  • キャッシュレス生活に適合したスタイル

キャッシュレス化が急がれる日本ですが、ネット銀行はそんなキャッシュレス社会にも順応した銀行です。口座開設のために千円札を持って窓口に出向く必要はありません。当たり前のようですが大きなメリットであることに違いはありません。

口座開設後も窓口やATMに出向く必要がないのも使い続ける上でのメリットとなります。銀行へ用事があるのは入出金だけではありません。中には「店舗でしか受け付けてもらえない手続き」があります。ネット銀行はそもそも店舗がないのですから、出向く手間は100%解消されます。

また、店舗や通帳を持たないネット銀行は運営コストが低いので、実店舗のある銀行より金利は高く・手数料は安くなります。

デメリット

  • 相談できる店舗がない
  • 住宅ローンなど知識が必要
  • セキュリティ被害・災害発生時の対応

「実店舗で得られるメリット」がまったくないのがネット銀行のデメリットです。自宅で手続きできるというメリットに置き換えることもできますが、初めてローン契約をする場合、あなたはどこまで自力でやり遂げる自信がありますか?

実店舗のある銀行なら、アドバイザーがいておすすめのローンの紹介や詳しい資料をその場で提供してもらえます。細かいニュアンスも伝わりやすいので、「こんな無理なローン組まなきゃよかった!」と後悔する確率が低くなります。

また、どんなにローンに精通していて手続きに不安がない人でもハッキングや不正送金などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。不正アクセスなどのサイバー犯罪はもはや日常茶飯事の出来事になっていますよね。

一度巻き込まれてしまうと、さあ大変!よほどの条件が揃わない限り「自己責任」になってしまいます。もしものときにどれだけ手厚いフォローと救済措置がとられるか・・・。ネット銀行はその点も踏まえた利用が求められるのです。

最後に

今回はネット銀行のランキングでした。みなさんはネット銀行をどのように使っていますか?

筆者は地方銀行とネット銀行、この2つがメインです。「ガッチリ貯めるお金」は銀行で、日々使う「小回りを効かせたいお金」はネット銀行にと2つを使い分けしています(さらには夫にナイショの隠し財産用口座を、家から最寄の金融機関に1つ作っています)。

以前別のネット銀行を利用していたのですが、コンビニATM手数料の無料制限が実に狭く最近別のネット銀行へ鞍替え(くらがえ)しました。ネット銀行の種類を変え、利用するコンビニを変えただけでこれまでかかっていた手数料がほとんどかからなくなりました。

ネット銀行は「コンビニATM」の存在なくしては成り立たない、新しいスタイルの銀行です。もちろんデビットカードを利用したり下ろす回数をきっちり守るなどのふだんからの工夫も必要ですが、銀行を選びなおすだけでも手数料を抑えることができますよ。

 

旅行が趣味で「節約はすべて旅行のため」と考える兼業ライター。旅行で貯めたポイントは生活消耗品代に使っています。最近は地理の奥深さに目覚め、「地理検定」を取得しようとヒマさえあれば日本地図とにらめっこ。わかりやすく・楽しい記事がお届けできるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!