3000キロにわたって南北に伸びる、細長い形をした日本列島。最北端の札幌空港から最南端の沖縄空港まで、飛行機ならたった3時間30分で移動できます。そんな日本列島の拠点を結ぶ国内線はフライト時間が短く、羽田空港から伊丹空港は1時間、福岡空港までなら2時間弱で行けてしまいます。

国際線の機内では「寝るアイテム」や「快適性を追求するアイテム」を機内に持ち込みますよね。しかし「寝るに短し・待つのに長し」の国内線では、リラックスグッズは使うタイミングは限られてしまいます。では、国内線のフライト時間を有効に利用するためには、どんなアイテムを持ち込んで、どのように過ごすのがいいのでしょうか?

今回は、これまで筆者が国内線で感じた「すごく役に立ったアイテム」「持ち込めばよかったと思うアイテム」「持ち込まなくてよかったと思うアイテム」をそれぞれご紹介いたします!

国内線の機内ですごく役に立ったアイテム

国内線の機内において、筆者が実際に「持ってきて良かった!」と有用性を感じたアイテムを3つご紹介します。カバンに入れやすく、国内線に乗るためにわざわざ買う必要がないものだけをピックアップしました。

本サイト内の「国際線の機内持ち込みですごく便利だったオススメのアイテムまとめ」の中では、筆者は「本を持ち込んでも読まなかった」と書いています。

気力と体力を消耗する国際線は、どうしても「体力温存」に走りがち。寝て過ごすのが一番!と考えた筆者は寝ることに専念し、持ち込んだ本をあまり読まなかったのです。

しかしその点、国内線を寝て過ごすのはちょっともったいない!なぜなら国内線の多くは本を読むのにぴったり」なフライト時間だからです。短くても1時間あればある程度はページをが進みますから、読みかけで気になっている小説を読了するにもうってつけの時間です。

スマホ

スマホでゲームをしていると、あっという間に時間が過ぎます。機内でお気に入りのゲームはもちろん、新しいゲームアプリにチャレンジするのも楽しいですよね。いつも身につけているスマホがあれば、2時間くらいは簡単に潰せてしまいます。

スマホはゲームだけに限らず、ネットサーフィンもできれば音楽を楽しむこともできます。Kindleなどの電子書籍アプリで本を読んだり、家計簿アプリで家計管理をしたり、はたまた観光マップを確認したり・・・。スマホの活躍ぶりは空の上でも変わることがありません。

ノート・手帳

時間は有効活用すべきです。機内で映画や音楽を楽しんだり、友人との会話を楽しむことも大切ですが、国内線のフライト時間は日常生活を振り返るにもちょうどいい長さです。

飛行機に乗っている時間、スケジュール帳を見直してみてもいいですね。次に美容院に行く予定を立てたり、目先の小さな目標を掲げることもできるでしょう。これが高じて「人生プランの見直し」までできてしまうかもしれません!

旅は、ふだん感じない感覚や自分でも認識していない新しい感性を呼び覚ましてくれます。最近は「トラベルノート」という旅専用のノートが販売されていますので、旅気分にどっぷり浸りながらトラベルノートを作ってみるのもおすすめですよ。

やりたいことがない、という人こそ機内に1冊のノートを持ち込んでみましょう。筆者はA5ルーズリーフファイルをいつもカバンに入れています。違う環境に身を置いたときこそ、さまざまなアイデアやヒントが浮かんでくるからです。

国内線の機内でこのアイテムを持ち込みすればよかったと思ったアイテム

乗ってみてから大切さに気づくアイテム。持ち込まないことで途方にくれるほどではありませんが、ここに「アレ」があれば、もっといい時間が過ごせただろう・・・。そう筆者が感じた「持込すればよかったアイテム」を3つご紹介いたします。

羽織りもの

フライト時間が短いから!とタカをくくると大間違いです。離陸後は徐々に機内の温度が下がり、薄着では寒く感じることもありますよね。しかし、飛行機で注意が必要なのは「寒さ」だけではありません!窓からサンサンと差し込む強烈な日差しも手強い敵なのです。

みなさんはご存知でしたか?上空で浴びる紫外線は地上のものと比べ物にならないくらい強烈だということを・・・。飛行機の窓ガラスは「UV」を遮断しますが、肌の深部まで到達する「UVA」までは遮断してくれないんです!

紫外線は国内線だけに限られたことではありませんが、機内にはエアコン対策に加え「日差し対策」として羽織れるものを1枚持ちこむべきなんです。一度まぶしい太陽の洗礼を浴びて以来、筆者は常に「UVカット機能付きのカーディガン」を持ち込んでいます。

お気に入りの飲み物

筆者はコーヒーが大好きです。ドライブでも仕事中でもとにかくコーヒーを飲みます。好きな本や映画を観るときにもコーヒーは欠かせない相棒。
空の旅にも持っていけばさぞかし旅気分を掻きたてられることでしょう。

国内線と国内線の大きな違いは「自宅から持参した飲み物が持ち込みできること」です。そのためお気に入りの飲み物を持ち込まない理由はどこにもないわけです。それなのに筆者は持参せず、空の青さを眺めつつ「ああ、あのコーヒーを持ってきたら良かった!」と後悔したことが何度かあるのです。

参考までにJAL機内で提供されるドリンクは以下のとおり。

  • スカイタイム(キウイジュース)
  • アップルジュース
  • コカ・コーラ
  • 冷たい緑茶(綾鷹)
  • 温かい緑茶
  • コーヒー
  • コンソメスープ
  • ミネラルウォーター

(路線によってはドリンクサービスがないケースもあります。またメニューも路線で異なります。)

コーヒーなら機内サービスでも飲むことができますが、さすがの飛行機もハーブティーなどひねりの効いた飲み物は用意していません。お気に入りのマグで、お気に入りの飲み物が楽しめるのは国内線だけ。機内ドリンクでは物足りない、と感じているならぜひ機内に持ち込んでみてください。

資格のテキスト

2時間のフライト時間は、勉強時間として使うのにもちょうど良い長さです。機内なら誰に邪魔されることもありませんから、しっかり集中できますよね。

飛行機は騒音がつきものですが、いったん集中してしまえば無理なく過ごせる程度です。筆者は本を読みきってしまったとき、(当時勉強し始めたばかりの)テキストを持ってきて勉強したら良かったなあ、と思いました。

フライト中は基本的に静かに座っているだけです。周りの人の会話する声も、離陸してしばらくすれば収まります。2時間ゆっくりと座れる機会は、大人にとって意外と貴重な時間ではないでしょうか。

別にこれは機内持ち込みしなくても良かったと思ったアイテム

快適グッズ

国内線の機内では、「仮眠」はできても「爆睡」することはありません。なぜなら短い距離の場合「くつろぎグッズに身を預ける前に到着してしまうから」です。たとえばスリッパなら、足のむくみがひどくなる前に到着する、といった感じでしょうか。

肩こりがひどい筆者は一度だけネックピローを国内線に持ち込んだことがありますが、「空気式のネックピローを膨らましたり・へこましたりする手間ひま」と「2時間のフライト」を天秤にかけた結果「使わない」という判断となりました。

食べ物

こちらは国際線でも書いたことですが、国内線でもやはり食べ物を食べるタイミングはありませんでした。フライト時間が短いと、もちろん消化する時間も短いです。そんな国内線の機内で下手にお腹を満たしてしまうと、現地で美味しいものが堪能できなくなってしまいます。

もちろんフライト時間によっては間食が必要な場合もありますが、持ち込む食料は少なめにしておきましょう。

心配性の(食いしん坊の)筆者は、「もしものために!」とパンを持ち込みましたが、結局そのパンは公園内のハトさんとスズメさんに美味しく食べていただくことになりました。

大きすぎる持ち込みカバン

スーツケースと別に用意する「持ち込み手荷物」は、重さ10㎏までの荷物を1つだけ持ち込むことができます。しかし重過ぎる・大きすぎるカバンは、飛行機を降りたあとに「お荷物」となるケースがあります。

スケジュールによっては、持ち込み手荷物用のカバンを「到着当日の行動用カバン」として使うケースがあります。ホテルにチェックインすれば最低限の荷物に差し替えられますが、多くの場合はそのまま観光に向かいます。そんなときにあまりの重さと大きさだったら・・・行動に支障がでてしまいますよね。

これは筆者の経験ですが、若いとき見栄を張って、「ル〇・ヴィ〇ン」の大き目ボストンバッグを機内に持ち込んだことがあります。現地に到着し、観光バスにスーツケースを預け、さあ観光へ!そこで初めて「私はこの先この重たいバッグを持って歩くってこと?」と気付きました。

結局当日は耐え忍び、翌日はホテルのショップで2日目以降の行動用に布製バッグを購入するはめになりました。「お土産が増えてもいいように、大きめにしよう!」と安易にカバンのサイズを大きくしたのが失敗でした。(お土産を買いすぎたら、国内線なら宅急便で送れますしね。)

最後に

フライト時間が微妙な長さの国内線の機内では、国際線とは違い「いかに時間をつぶすか」がポイントになります。もちろん寝る時間にしてもいいのですが、2時間のフライトでは1時間30分程度で着陸体制に入るアナウンスが流れ始め、なかなか割り切って寝ることができません。

そのため、中途半端に寝ようとするよりも、なにか1つのことに熱中してしまう方が国内線には向いていると言えるでしょう。つまり、国際線に持ち込むなら「快適グッズ」よりも「暇つぶしグッズ」がおすすめとなります。

国内線は「寝てすごす国際線」とは違い、空の旅を存分に味わえるちょうどいい時間の長さです。「空」といういつもと違う場所で、ふだんできないことをしてみましょう。これまでにない新鮮なひとときを味わうことで、新しい自分に出会えるかもしれませんよ。