飛行機を利用して出かけるとき、一番重要になるのが「時間の余裕」です。空港にたどり着くまでの所要時間や空港内での手続きにかかる時間を考慮し、いつもより時間に余裕を持って行動するのが望ましいです。

では「時間の余裕」とは、どれくらいを想定しておくと「ちょうどいい」でしょうか。空港にはカフェやショッピングセンターがありますが、長い時間をそこで潰すのもちょっとめんどくさいですよね。しかし、逆にギリギリすぎて飛行機に乗り遅れるなんてもってのほかです。

そんなとき多くの人が目安としているのは「飛行機が出発する60分前到着」という具体的な数字です。でも、本当にこの「60分前」ってちょうどいい余裕具合なのでしょうか?

今回は国内線に確実に間に合うための「ちょうどいいスケジュール」をお話しいたします。「60分前で本当に大丈夫?」という不安を持っている人の参考になれば幸いです。

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国内線は60分前到着がベスト!

国内線の飛行機に乗る場合、空港への到着は冒頭のとおり「飛行機が出発する60分前」がベストです。新幹線などに乗るときは違い、飛行機は搭乗するまでにいくつかのプロセスを踏まなければ搭乗口にたどり着くことができません。

その「プロセス」とは以下のとおりです。

  • チェックインカウンターでチェックイン
  • 持ちこめない手荷物の預け入れ
  • 保安検査場で手荷物検査

新幹線に乗るときをイメージしてみましょう。新幹線に乗るときは、まず乗車券を買い改札口を通過します。そして改札口を越えたら新幹線のホームまで移動し、新幹線の到着を待ちますよね。このとき乗車券売り場が混雑していなければ、駅のホームに着くまでにかかる時間は長くても10分程度でしょう。

しかし飛行機は、新幹線のように直接搭乗口(ホーム)に行くことはできません。きちんと空港に到着しているか・手荷物の大きさや重さがオーバーしていないか・カバンの中に危険物を所持していないか・・・。これらのチェックポイントをすべてクリアして初めて、飛行機に乗れるというわけです。

さらにこの3つのプロセスを進めるには「順番くがあります。空いているところから順に済ませることはできませんから、人が多く集っているときは行列に並ぶことになるでしょう。その行列の度合いは当日になってみないとわかりません。最悪な場合は飛行機に乗り遅れることだって十分にありえる話です。

多くの人の認識している「出発の60分前到着」とは、飛行機に乗るためのプロセスを「余裕をもってこなすため」の時間なのです。

60分前到着でもたいして時間は余らない!

「出発の60分前に到着する」の「60分」には、「もしものため」を想定した時間が含まれていますので、スムーズに進めば搭乗口で「ぼんやり」する時間が生じます。しかしそれはあくまでも「スムーズに進んだときの場合」です。

しかし、思わぬ混雑や手荷物のNG、搭乗口への距離が長いなどのトラブルが起きれば時間的余裕はとたんに無くなります。つまり「60分前」であっても必ず間に合うとは断言できません。

ではここでより分かりやすくするために、具体的な60分のスケジュール表を見てみましょう。案外、「60分」という時間にそれほどムダがないことが見えてくると思います。

18時出発の飛行機に乗るために、「60分前」に空港に到着した場合を想定してみましょう。

時間  イベント  逆算したときの残り時間
 17時00分  空港到着
 17時20分  チェックイン・手荷物預入「完了」【出発20分前まで】  保安検査まであと10分
 17時30分  保安検査「通過」【出発の15分前まで】  搭乗口まであと10分
 17時40分  搭乗口「到着」【出発の20分前まで】  出発まであと20分※ギリギリです!
 18時00分  出発

表内の【】は、多くの航空会社が設けている締め切り時間です。各社で違いがありますので、自分が乗る航空会社の締め切り時間はしっかりチェックしてくださいね。

表中の時間は、すべて「列に並び始める時間」ではなく「各手続きをコンプリートした時間」です。チェックインの場合、空港に到着してすぐに並ばなければ17時20分までにチェックインは完了できません。

また、各ポイントで使える時間は「10分ずつ」しかありませんよね。しかも10分ずつ使うとゴール地点の搭乗口には締め切り時間のギリギリになっています。そう、「国内線は出発の60分前到着」とは、けっして余裕たっぷりの時間ではないのです!

確実に飛行機に乗りたいなら、この表に時間を「プラスアルファ」することでより確実性が高まります。また大型連休時であれば30分早く到着するくらいが望ましいでしょう。

国内線のチェックインの時間、手荷物検査の時間、飛行機に乗り込む時間って何分前?

国内線を運行している航空会社では、チェックイン・手荷物検査・飛行機に乗り込む時間(搭乗口の到着時間)に締め切り時間を設けています。この締め切り時間は、「出発に必ず間に合うと補償される時間」ではありませんので、実際の行動には十分な注意と余裕が必要です。

極端に言えば、チェックインに間に合っても手荷物検査が時間内に終わらなければ、アウト!ということになります。混雑時の行列や、手荷物検査NG(再検査)などの「予期せぬ事態」を考慮して行動しましょう。

国内線に乗るときの、各ポイントの締め切り時間は以下のとおりです。

チェックインの時間  手荷物検査の時間  飛行機に乗り込む時間
20分前~35分前 15分前~25分前 10分前~25分前

表内の時間には幅がありますが、これは航空会社で決められている時間がバラバラなのが理由です。チェックインの場合、もっとも早く締め切るのは出発時間の35分前。

「たしか20分前だったかも?」と、あいまいに考えるのは危険です。自分が乗る航空会社の締め切り時間は事前にしっかりと確認しておきましょう。

もしチェックインの時間に遅れてしまったらどうなる?

チェックインの受付は、もっとも遅い航空会社で出発の20分前に締め切られます。前項の表では、「出発の20分前」はすでに搭乗口へ到着していなければならない時間ですよね。

チェックインに遅れてしまったら、残念ながら飛行機に乗れる見込みはほとんどありません。飛行機は定刻どおりに出発させなければなりませんから、遅刻した人をいつまでも待ってはくれないのです。

チェックインカウンターというものが存在していれば、どうしても係員に「どうにかしてください!」とお願いしたくなりますが、新幹線でも電車でも「どうにかなる」ものではありませんよね。

つまり、チェックインに間に合わないということはそのまま「飛行機に乗れない」ということと考えておきましょう。

飛行機が飛び立つ前に次の行動を!

チェックインに間に合わなかったとき、最後にできるのは「飛行機の振り替え」または「キャンセル」です。変更可能な航空券を買っているなら、次の便に乗れる可能性があります。

しかし振り替えやキャンセルができるのは「乗る予定だった飛行機が出発する前」に限られています。「ああ!チェックインに間に合わない!」と判断したら、飛行機が飛び立つ前にチェックインカウンターで振り替え・キャンセルの手続きを行いましょう。

チェックインの締め切り時間は航空会社によって違う?

飛行機に乗るための第1歩は「チェックインを時間内に済ませること」でしたよね。冒頭で触れたとおり、チェックインの締め切り時間は航空会社によって違いがあります。

ここでは国内線を運行している航空会社11社のチェックイン締め切り時間をまとめてお伝えします。変更の可能性もありますので搭乗前日までに航空会社のホームページで再確認することをおすすめいたします。

繰り返しますが「国内線のチェックインは20分前まで」という思い込みは大変危険です。ANAやJALは20分前で間に合っても、ピーチやバニラエアは完全に「遅刻」となってしまいますよ!

航空会社  国内線のチェックイン締め切り時間
ANA 20分前
JAL
スカイマーク
エアドゥ
ソラシドエア
スターフライヤー
ピーチ 30分前
バニラエア
ジェットスター
エアアジア
春秋航空 35分前

いかがでしょうか。20分のところが多いですが、30分前というところも少なくありません。各航空会社の締め切り時間に合わせて、余裕をもって空港に到着してくださいね!

最後に

国際線と比較すると、国内線の空港は小規模です。国内線に乗るのは日本人がほとんどで、空港スタッフも日本人ばかり。勝手知ったる日本国内の飛行機を、私たちは「ギリギリでもどうにかなるだろう。」と軽く考えてしまいがちです。

たしかに日本国内であれば、万が一飛行機に乗れなくても新幹線に変更することができますし、「日を改めて出直す」のも海外旅行ほど難しくありません。

しかし、飛行機に乗り遅れるということは非常に「もったいないこと」です。金銭面でムダが生じるだけではありません。なによりそれまでのプロセスがムダになることこそ「もったいない」のです。

スケジュールを整えホテルを予約し、現地の情報を集めて旅支度を整えて・・・。待ち時間を短縮したがために、これらがすべて「おじゃん」になるのは是が非でも避けましょう。

搭乗までの待ち時間が苦痛な人は、「待ち時間を短くする方法」を考えるのではなく「待ち時間をいかに快適に過ごすか」という視点をもって考えてみてはいかがでしょうか。

 

旅行が趣味で「節約はすべて旅行のため」と考える兼業ライター。旅行で貯めたポイントは生活消耗品代に使っています。最近は地理の奥深さに目覚め、「地理検定」を取得しようとヒマさえあれば日本地図とにらめっこ。わかりやすく・楽しい記事がお届けできるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!