せっかく予約した新幹線の指定席!急な予定の変更で、予定の列車に乗れなくなる・・・だれにでもこんな目に遭う可能性があります。

または「げ!起きたらこんな時間!新幹線に間に合わない!」そんなことも長い人生の中には1度はあろうことかと思います。

新幹線の指定席券は、予定どおり乗れない場合はどうしたらいいのでしょうか。すべてムダ?それとも変更可能?手続き方法は難しい?

今回はそんな疑問にお応えすべく。「新幹線の指定席に予定通り乗れない場合の対処法」をお届けさせていただきます。

現金で買った場合の払い戻し方法

結論からいいますと、新幹線のきっぷは予定の変更や払い戻しは可能です。

ただし、手続きを進める前に次の3つの条件を満たしているかを確認しましょう。

  • 使用開始前(未使用)であること
  • きっぷの有効期限が切れていないもの
  • 予約していた新幹線が出発していないこと(指定席の場合)

この条件さえそろっていれば、変更や払い戻しは簡単です。現金で支払っている場合は、きっぷを持ってJR駅構内の窓口へと向かいましょう。

窓口で変更や払い戻しの要件を伝えると、係員が対応してくれます。時間の変更をするときは、あらかじめ希望する列車を調べておくと手続きがスムーズです。

JRの窓口で手続きできないもの

JRが発行しているきっぷでも、購入した場所によっては窓口で払い戻せないものがあります。

  • 金券ショップで買ったバラ売り回数券
  • 旅行会社で購入したパック・ツアーきっぷ

これらについては、JRの窓口では手続きができません。旅行会社を経由したきっぷは、基本的には旅行会社を通して時間の変更や払い戻しの相談を行う必要があります。

また金券ショップで購入したバラ売り回数券も、JRの窓口に持参しても払い戻しはされません。回数券が払い戻せるのは、6枚1セットすべてが未使用のときに限られているからです。

クレジットカードで買った場合の払い戻し方法

クレジットカードで決済したきっぷ(正規のきっぷ)であれば、JRの窓口で払い戻しができます。

ただし払い戻しは現金ではなく、後日クレジット会社からの振込によって相殺となりますので、決済に使ったものと同じクレジットカードを必ず持参しましょう。

旅行会社を経由してクレジットで購入したきっぷは、JR窓口では払い戻しができません。旅行会社の窓口にクレジットカードを持参して手続きをとりましょう。

払い戻しはいつまでに申し込むべき?前日まで?後日でも大丈夫?いつまでに払い戻ししてもらえばいいのか?

時間の変更や払い戻しは、原則「使用開始前」「出発前」までとされています。きっぷ各種の払い戻しについては若干取扱いが異なりますので注意してください。

  • 自由席特急券

自由席特急券の場合は「使用開始前」であり、きっぷに印刷されている有効期間内(有効期間開始前でもOK)であれば、払い戻すことができます。

  • 指定席特急券

指定席特急券の場合は「出発前」であれば、予約取消後にきっぷを払い戻すことができます。

  • 乗車券

払い戻しをするときは「乗車券」も一緒に払い戻し手続きを行いましょう。乗車券も「使用開始前」で「有効期間内」であれば払い戻すことができます。

ここで1つ注意したいのは「指定席の特急券」です。自由席特急券と乗車券は、自分が乗らなくても「常に誰かが使用できる状態」のため、きっぷが使用されていない限りはスムーズに払い戻してもらえます。

しかし「指定席」は席がリザーブされている状態ですから、できる限り早く席をオープンにしなければその席はキャンセルされない間ずっとムダになってしまいます。

そのため「出発前」というシバリが設けられているんですね。指定席の予約を取り消す時は、他の人のことも考えて「早め」に手続きを行ってくださいね!

払い戻しは手数料がかかる!

駅の窓口で新幹線のきっぷを払い戻すときには、各きっぷ所定の「手数料」がかかります。特急券なら220円から最大で金額の30%、乗車券は一律220円がそれぞれ払い戻し金額から差し引かれます。

各きっぷごとの手数料は以下のとおりです。

 きっぷの種類  特急券  乗車券  合計
 普通席  220円 220円 440円
 指定席(2日前まで)  330円 220円 550円
 指定席(前日から出発時刻まで)  30% 220円  金額の30%+220円

ちなみにグリーン席やグランクラスなどのきっぷは「指定席」に該当します。前日から出発時刻前までの払い戻しは金額の30%ですから、場合によっては相当大きな金額が差し引かれることになります。

ムダなお金を支払わないためにも、指定席を払い戻す場合は2日前までに手続きを行いましょう!

払い戻せないきっぷがある!

使用開始後のきっぷ

「使用開始後」とは新幹線に乗ってしまった状態のことを指し、使用開始後の「特急券」は払い戻してもらえません。

しかし「乗車券」の場合、まだ通過していない区間が100km以上残っているならその区間分のみ払い戻しが可能です。乗車券が払い戻される金額は「乗車券の全金額-乗車した区間の運賃-手数料220円=払い戻し金額」となります。

バラ売りの回数券

6枚1組の新幹線回数券は、バラした途端「使用開始後」として扱われ、払い戻せません。そのため、金券ショップで購入した回数券のバラ売りチケットは払い戻すことができません。まだ指定席の予約をしていない場合は、金券ショップに問い合わせてみる価値はあるでしょう。

きっぷの時間の変更は?

指定席券を購入している場合、記載されている日にちや時刻よりも前であれば、1回に限り無料で予約の変更ができます。

「乗れなかったから、次の新幹線に変更して下さい!」は通用しません。乗れなければ新幹線が出発する前に、予約の変更を行いましょう。

新たに予約できるのはその日から1ヶ月先までですので、次は確実に乗れる日を見つけておきましょう。

変更できないきっぷもある

変更手続きのとき注意が必要なのは「指定席から自由席への変更ができない」ということです。指定席きっぷを購入しているなら、基本的には同じ指定席に変更するのがルールです。

しかしどうしても乗らなければならない列車に指定席の空席がなく、自由席しか空いていない場合は特例措置として自由席に乗る(差額が返金される)ことができます。

ガーン!乗り遅れたときは?

さきほどから「使用開始前」とか「出発前」という言葉が登場していますが、新幹線に完全に「乗り遅れた」ときはどうなるのでしょうか?

残念ながら指定席券の分は「無効」となり、払い戻しを受けることができません。

しかし諦めるのはまだ早い!「無効」となるのは指定席の部分のみ。正規のきっぷ(金券ショップとかツアー・パックを除いたもの)であれば、予約日と同じ日に限りこの後の列車の自由席には乗ることができます。

もし予約していた指定席が「最終列車」の場合、同じ日の「次」はありませんよね。つまりこの場合も残念ながら「もう一度きっぷを買う」ことになってしまいます。

払い戻しはどこの場所でできる?

手元にあるきっぷが払い戻しできるとわかったら、ただちに払い戻し手続きに行きましょう。指定席なら出発の前日だと30%もの手数料が差し引かれてしまいます。

自由席なら未使用・有効期限内であればOKですが、指定席・グリーン席・グランクラスについては早く手続きすることが大切です。

正規購入のきっぷは駅の窓口へ

JR駅の窓口で購入したきっぷなら、全国すべてのJR窓口で払い戻し手続きができます。

現金で購入した場合でも、クレジットカードで購入した場合でも、JRできっぷを買ったならJRの窓口へ行きましょう。

ここで注目したいのは、「きっぷを購入した駅の窓口」でなくても払い戻しは受け付けてもらえるということ。とにかく「JR」という名の着く駅なら、大規模な駅でなくても払い戻し手続きは受けられます。(実はこの制度2013年4月から始まりました!)

たとえば「JR東海」で買ったきっぷでも「JR西日本」「JR九州」の管轄内ならどこのJRの駅でも払い戻しは受けられるということです。(ちょっと一安心ですよね。)

ツアーやパックのきっぷは旅行会社へ

旅行会社で購入したツアー・パックのきっぷは、旅行会社に手続き方法を確認しましょう。旅行会社によっては、自分でJR窓口に行き手続きする必要があります。

旅行会社を経由して払い戻す場合は、旅行会社の窓口へ向かいましょう。

インターネット予約は、インターネットor窓口

インターネットで購入したきっぷについては、まだきっぷを発行(券売機で受け取る)する前であれば予約したウェブサイトで変更・払い戻し手続きが行えます。

すでにきっぷを発行(受け取った)した後の払い戻しなら、JR駅の窓口に行って払い戻し手続きを行いましょう。

金券ショップで買ったきっぷは・・・

正直なところ、金券ショップで買ったきっぷは「払い戻し」できる可能性が極めて低いです。

なぜなら金券ショップで売られているきっぷはすでに「中古品」。リサイクルショップが返品を受け付けないのと同じ感覚ですね。

しかし最近は、「購入から〇日以内なら返品を受け付ける」というショップも増えてきていますので、有効期限の残り具合によっては払い戻しをしてもらえる可能性はゼロではありません。

残りの有効期限が2ヶ月ほどあるなら、ダメもとで金券ショップを訪ねてみましょう。

最後に

座席が決まっている指定席は、予約者が乗らなければ「カラ」のままで運行を続けることになります。そのため「出発した後」の払い戻しは受け付けてもらえないのです。

これは飛行機の航空券でも同じですよね。飛行機の場合は。出発前に電話の1本でも入れておけば「キャンセル」として払い戻しの対象にしてもらえます。

しかし新幹線は電話でキャンセルの連絡を入れることができませんから、「乗れない!」と分かった時点で最寄のJRの窓口に駆け込みましょう。

新幹線が出発さえしていなければ、JRなら全国どこの窓口でも払い戻し手続きが行えます。

新幹線の指定席のきっぷを買った人は、「出発前に払い戻し」と「JR窓口ならどこでも払い戻せる」という2つのキーワードを覚えておいてくださいね!

 

旅行が趣味で「節約はすべて旅行のため」と考える兼業ライター。旅行で貯めたポイントは生活消耗品代に使っています。最近は地理の奥深さに目覚め、「地理検定」を取得しようとヒマさえあれば日本地図とにらめっこ。わかりやすく・楽しい記事がお届けできるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!