マイナンバー通知カードが発行されて、早いもので3年を迎えました。

3年という年月は長いようであっという間です。その間いちどもマイナンバーカード(通知カード)が登場した機会がない人も多いかもしれませんね。

ところで、あなたのカードって確実に手元にありますか?

もし、「ここに置いておいたはずなのに、ない!」なら、いますぐ適切な処置を行う必要があります。

とくに外出先で落とした可能性がある人は、そのまま放置するのは危険です。

なぜなら、マイナンバーカードも通知カードも「個人情報」がわんさか印刷されているカードだからです。

今回は「マイナンバーカード(通知カード)を紛失したときの対処法」をお届けします。

マイナンバーカード(通知カード)を紛失した時の対処法

マイナンバーカード(通知カード)がない!と判明したら、まず初めに記憶をたどりましょう。最後に見たのは「どこ」だったでしょうか?

自宅の中での紛失ですか?それともな自宅から持ち出したでしょうか?

もし、外出先で紛失した可能性が少しでもあるのなら、探すことにに見切りをつけ即・次の行動に移しましょう!

マイナンバーカードも通知カードも紛失したときのリスクは同じ!

ところであなたが失くしたのは、顔写真つきのマイナンバーカードですか?それともペラペラの“通知カード”ですか?

ここで「私が失くしたのは“通知カード”だから、そんなに大事にはならないよね?」と考えるのは大間違いです。

通知カードはペラペラであたかも「仮カード」のようですが、しっかりと住所・氏名・生年月日・個人番号(マイナンバー)といたいへん重要な個人情報が記載されています。

そんな通知カードがもし第3者の手に渡ってしまったら・・・

「個人情報漏洩」

による被害をこうむる恐れがあります。

住所が漏洩してしまうと、覚えのない先からダイレクトメールや架空請求が届いたり、最悪な場合はストーカーやいたずら行為に繋がるケースもあります。そのため、失くしたものが“通知カードだから”といって甘く考えるのは間違いなのです。

さらに、マイナンバーが漏洩してしまうと

  • 勝手に銀行口座を開設されてしまう
  • 勝手にクレジットカードを作られてしまう
  • 勝手に婚姻届を出されてしまう

などなど・・・「なりすまし」やお金に関するトラブルに巻き込まれる可能が高くなります。「顔写真ついてないからまだマシかも?」と軽く考えないで、マイナンバーカード、通知カードの種類に関わらず次に紹介する諸手続きを進めてください。

①利用停止手続き

自宅以外の場所で紛失したとき、まずすべきことは、悪用を避けるための「利用停止手続き」です。

申し出ることで、いま発行されているマイナンバー機能を停止させ、第3者による悪用を防ぐことができます。

「利用停止手続き」ができる窓口

①個人番号カードコールセンター0570-783-578

  • 受付時間:全日8:30~20:00(年末年始の12月29日から1月3日を除く)
  • 通知カード・マイナンバーカードの紛失や盗難に伴って利用停止する場合は、24時間365日対応してもらえます。

②マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178

  • 受付時間:平日9:30~20:00/土日祝日9:30~17:30(年末年始の12月29日から1月3日を除く)
  • マイナンバーカードに関する問い合わせは通話料のかからないこちらが便利です。利用停止手続きは24時間対応です。

ない!と思ったら、最初は「利用停止」の手続きを行うことを覚えておいてくださいね。

②警察へ遺失届けを出す

自宅以外で紛失したとき、①と同時に進めておきたいのが「警察署への遺失届」の提出です。

最寄の警察署に出向き、マイナンバーカードを紛失した旨をつたえ必要書類に記載・提出しましょう。そこで「受理番号」がもらえますので大切に保管して下さい。

この遺失届を済ませていないと、窓口によっては「先に警察へ行ってください」と受付を拒否されることもありますので、自宅以外で失くした場合はかならずこのプロセスを怠らないようにしてくださいね。

ちなみに、「遺失届」は「盗難届」とは考え方が異なり、「本人の知らないうちに無くなったもの」を意味します。他人に盗まれた場合はとうぜん「盗難届」になりますが、今回のように「あれ?ないなあ」という場合は「遺失届」を出すことになります。

「家で失くしたか、外で失くしたか定かではない」という場合でも、念のため届け出ておくと安心です。もし、発見された場合は持ち主であるあなたに連絡が入ります。

③再発行手続きをおこなう

①と②の手続きが済んだら、次は再発行の手続きに入ります。

これまでいちども外部へカードを持ち出していない(自宅内に限られる)場合は、警察への届出は必要はありませんので、利用停止手続きを行った後、窓口へ再発行の手続きをしにいきましょう。

再発行手続きの方法は次の項で詳しくご説明します。

マイナンバーカード(通知カード)を再発行する方法

それでは実際の「再発行する方法」について話を進めてまいりましょう。

再発行の手続きは、お住まいの地域の市町村窓口に出向いて「紛失・廃止届」と合わせて行いますインターネットや郵便での手続きはできません。

窓口では以下の書類が必要になりますので、忘れないように準備しておきましょう。

  • 通知カード紛失届(窓口にて入手可)
  • 通知カード再発行申請書(窓口にて入手可)
  • 再発行手数料(通知カードは500円・マイナンバーカードは800円または1000円)
  • 顔写真(横3.5mm×縦4.5mm)マイナンバーカード再発行時のみ
  • 身分証明書※

身分証明書は以下のいずれかを1点もしくは2点が必要になります。

1点でOKなもの(顔写真つきのもの) 運転免許証・住民基本台帳カード・運転経歴書(平成24年4月1日以降のもの)・パスポート・身体障害手帳・療育手帳・在留カード・特別永住者証明書など
2点必要なもの(顔写真がないもの) 健康保険証・医療受給者証・年金証書・児童扶養手当証書・生活保護受給者証・社員証・学生証(「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載されているもの)

また、紛失したケースによって、以下の添付書類が必要になります。

  • 自宅以外で紛失した場合:警察が発行した「受理番号」
  • 災害による紛失の場合:お住まいの市区町村の窓口で発行される「罹災証明書」
  • 火災による焼失の場合:消防署又は市区町村が発行する「罹災証明書」

これらを提出できたら、あとは再発行された通知カード、もしくはマイナンバーカードの「個人番号カード交付通知書」が手元に届くのを待つばかりです。

どちらも手元に届くのは、申請から約1ヶ月後です。

「えー!1ヶ月も待てない!今必要だから探してるんじゃないか(見つからないけど)!」という人もいるかもしれませんね。

そんなときは次の方法がもっとも早くなります。

1ヶ月待てないなら!「マイナンバー記載の住民票」を発行する

なんらかの事情で、交付まで1ヶ月も待っていられない、緊急にマイナンバーを要する場合は「マイナンバー記載の住民票」(有料)も有効な方法となります。

市役所に出向く必要がありますが、即日もらえるというメリットがありますマイナンバーの記載された公的書類がただちに必要なときは、この方法がもっとも早くて確実です。

(事前に住民票でもOKか提出先へ確認しておくことをおすすめします。)

逆に「別に急いでいなけど」という人は、せっかく手続きするのですから発行するカードの種類を選択しましょう。

それは「これまでと同じ“通知カード”を再発行する」か「いっそのこと“マイナンバーカード”を申請してしまう」のどちらかです。

つねづねマイナンバーカードを申請しようかなと思っていたなら、この際申請するのもよい機会かもしれませんね。

①通知カードを再発行のメリットとデメリット

通知カードを提出しなければならない、マイナンバーカードを作りたくないなどの理由から「通知カード自体」が必要な場合は、再発行の手続きをしましょう。

ただし再発行にかかる期間も、マイナンバーカードとおなじ1ヶ月を要します。

通知カードを再発行することには1つのメリットがあります。それはマイナンバーカードのように「受け取りに行く必要がない」ことです。

ふだん忙しくて取りに行くことができない場合は、簡易書留で送付してもらえる通知カードが便利です。マイナンバーカード申請のような写真も必要ないので、手続きを簡単に終わらせてできるだけ早く「現状復帰したい」人にはこの方法が向いているでしょう。

デメリットは再発効に500円の手数料がかかること、そしていつかマイナンバーカードに切り替えることになる(※強制ではありません)ことです。

③「再発行」しないでマイナンバーカードを申請する手も!

通知カードはマイナンバーカードの前段階のカードですので、どうせ手続きをするなら最終目的であるマイナンバーカードを申請するという考え方もあります。なにより、再発行の500円がかからないというメリットがあります。

また、マイナンバーカードの申請は通知カードがなくても進めることができますので、同じ期間待機するならいっそのことマイナンバーカードを申請してしまいましょう。

デメリットとしては、

  • マイナンバーカードの申請にも1ヶ月を要する
  • 役所まで受け取りにいかなければならない
  • 顔写真が必要

という手間が挙げられます。

マイナンバーカードを失くしたら?

顔写真つきのマイナンバーカードを紛失したときは、通知カードと同じ手順でマイナンバーカードの再発行手続きを行ってください。

もし「やっぱり通知カードのままで良かったかも?」と思っても、一度発行したマイナンバーカードから「通知カード」に戻すことはほぼ不可能です。なぜなら通知カードに戻すには、マイナンバーカードを返納する必要があるからです。

再発行の際、再度顔写真を用意することと、手数料は800円(電子証明書を搭載する場合は1000円)の手数料がかかります。

マイナンバーカードを紛失したときにすべきこと総まとめ

個人情報が満載されたマイナンバーカード(通知カード)を紛失したときは、まずは落ち着いて「利用停止手続き」をすることから始めましょう。

とにかく「誰かに悪用されないこと」を一番に考えることが肝心です。

  1. 電話で「利用停止手続」をしよう
  2. 警察へ「遺失届」を出そう(自宅の外で紛失した場合のみ)
  3. 1と2を済ませてたら、再発行手続きをしに役所へ行こう
  4. 超急ぎの場合は、マイナンバー記載の住民票をもらおう

しかし、住所や生年月日(マイナンバーカードの場合は顔バレも)まで知られてしまいますので、クレジットカードを紛失したときよりシビアに考えるべきです。

なぜなら再発効されたマイナンバーカード(通知カード)に記載されている番号は、じつは「以前と同じ番号」のままなのです。

マイナンバーカードに埋め込まれているICチップ(通知カードにはありません)によってなりすましや偽造を防ぐことができるようですが、人の手に渡った可能性が高い(=不正に使われる可能性が高い)と考えられる場合は、「個人番号変更請求書」または「通知カード紛失届」を提出して番号そのものを変更することができます。

マイナンバー記載の住民票をもらって「ふう、今回はどうにかなった!」で終わらせてはいけません。もし、不安であれば個人番号の変更手続きも検討しましょう。

漏れた可能性があるのはマイナンバーだけではありませんから、自分の個人情報が悪用されていないかあらためて身辺を観察してみることも大切です。

最後に

マイナンバーカード(通知カード)は、手元に届いて約3年になろうとしています。3年という年月の間、カードが保管されているかきちんと確認を続けている人は少ないのではないでしょうか。

筆者も重要なものは決まった場所にまとめていますが、カードの存在を毎回確認しているわけではありません。スペースを家族と共有していますから、今後どこかに紛れてしまうことだってゼロではないでしょう。

もしかしたら、まさに今家族が間違って持って出かけ、紛失する可能性だって十分ありえる話です。

この記事を読んだあと、念のためカードがあるか確認してみてください。もし、「あれ!ここにあったはずなのに、ない!」そんな時は落ち着いて適切な手続きを行ってくださいね。なくし物は「早めの対処」がなによりも大切です。

旅行が趣味で「節約はすべて旅行のため」と考える兼業ライター。旅行で貯めたポイントは生活消耗品代に使っています。最近は地理の奥深さに目覚め、「地理検定」を取得しようとヒマさえあれば日本地図とにらめっこ。わかりやすく・楽しい記事がお届けできるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!