急に休暇がとれて、旅行に行く計画を立てました!でも乗りたい飛行機はすべて満席・・・。もっと早く予約すれば良かった・・・。そんなとき考えるのは「飛行機に空き席が出ないかな?」という淡い期待ではないでしょうか。

飛行機の空き席がでるのを待つことを「キャンセル待ち」と言い、多くの人がキャンセルが出るのを期待します。しかしそう簡単にキャンセルって出るものなのでしょうか?

そもそも一番気になるのは「キャンセル待ち」をした結果、どれだけの確率で飛行機に乗ることができるのか、ですよね。キャンセルが出ない限り席が確保できないことは確実ですが、上手にキャンセル待ちをしたことで飛行機に乗れた人も珍しくありません!

今回は「キャンセル待ちをして飛行機に乗れる確率」を中心に、上手なキャンセル待ちの方法をお届けいたします。

満席でキャンセル待ち…これって実際に予約できてる?

目的の飛行機がすでに満席!キャンセル待ちの予約はできたとしても、キャンセルによる空席」が出ない限りは飛行機に乗ることはできません。

「予約しているのに乗れなかった~!」とボヤく人もときどきいますが、そもそもキャンセル待ちの予約とは、言い換えると「キャンセルが出たときに案内される順番の予約」です。

もし空席がでたとしてもあなたの予約が3番目であれば、案内されるのは3番目になります。1番目と2番目の人がその飛行機に乗らないと答えた場合、はじめて空席の権利があなたに回ってくるというわけです。

つまり、キャンセル待ち予約の時点では、キャンセル待ちの順番が予約できているだけであり、飛行機の席が予約できている状態ではありません。

とはいえ、実際にキャンセル待ちで飛行機に乗れた人もけして少なくありませんので「キャンセル待ち」はまったくムダな作業ではないのです。ラッキーだったら乗れるかも!と「ダメもと精神」でトライしてみる価値はあると言えるでしょう。

はじめに「キャンセル待ち」と「満席」の違いを知ろう

飛行機のキャンセルが出ると、そこで初めて空き席が出ます。しかしこの「空き席」が出るか出ないかを見極めるのにはちょっとしたコツが必要です。コツを知っておくことでより確実性の高い飛行機だけを探せます。

まずはじめに「キャンセル待ち」と「満席」の違いを知っておきましょう。

キャンセル待ちと満席の違い
  • 「キャンセル待ち」:空席が出る可能性が高い
  • 「満席」:空席が出る可能性が低い

この違いの理由は次の項でも触れますが、「空席待ち」という言葉の裏には「席は押さえてあるけど、それがキャンセルになる可能性がある」とちょっと不思議な要素が含まれています。

これは「ツアー会社による仮押さえ的なもの」がもっとも大きな理由です。例えばツアー会社で15人のツアーを計画しているなら、15人分の席を確保しておく必要がありますが、ツアーに人が10人しか人が集らなければ5人分の空席が発生し、ツアー自体が催行されなければ15人分の席がいっきに空席となります。

そのような理由で航空会社は「15人分はもしかしたら空席になるかも?」として「空席待ち」を受け付けている、というわけです。

それに対し「満席」とは、空席が出る可能性が低い(キャンセルされる要素が少ない)状態を意味しています。「空席待ち」のようにキャンセルがでる要素(※全席の乗客がすでに支払いを済ませているなど、実際に搭乗する可能性が高い)がほとんどない、と考えると分かりやすいですね。

まとめると、「満席」の飛行機が空くのを待つよりも「キャンセル待ち」の飛行機を待つほうがより確実性が高いということになります。

キャンセル待ちの確定はいつ頃わかる?キャンセル待ちで予約しても当日にならないと予約確定かどうかわからない?

結論から言いますと、キャンセル待ちの確定は「そのとき」が来ない限りはわかりません。「そのとき」とは、キャンセルが出たとき初めて発生し、その上それが自分のものとして確定されるのは「キャンセル待ちの人数」によって左右されます。

多くの人がキャンセル待ちをしている場合、あなたが10人目なら先の9人が搭乗しなければ席の確保は確定しません。そのときがいつ来るかは、残念ながら「そのとき」を待つしかないでしょう。

では、キャンセル待ちにありつけたとき、どのようなプロセスで予約確定になるのでしょうか?

ネット上の「座席の予約」が確定されるとき

参考としてJALのキャンセル待ちの手続きをご紹介します。

お席がご用意できた場合は、メールにてご連絡いたします。 JAL Q&A

JALでは空席が出たと同時に、キャンセル待ちの人に順番にメールで連絡を入れます。つまり、メールを受け取ることで初めて私たちは空き席が出たことを知るのです。

しかし、このメールを受け取ったからといって安心してはいけません!引き続き以下のような手続きをしなければ「確定」にはならないのです。

  • 航空会社のホームページにログインし、予約一覧を開く
  • 内容確認画面で「予約を確定する」ボタンをクリックし、予約を確定する
  • 購入期限までに航空券の購入手続きを行う

航空券を購入して初めてキャンセル待ちの飛行機への搭乗が確定されたことになるんですね。メールを受け取る時期は誰にもわかりませんが、メールが来る確率が高い時期は、ツアーで売れなかった席が開放される10日前後といったところでしょう。

空港待機で「座席の予約」が確定するとき

インターネット上でキャンセル待ちができなければ、「当日空港でキャンセルが出るのを待つ」しかありません。空港で待ち、予約が確定するのは「手続きを済ませて・待機し・空き席がでて・順番が回ってきたとき」です。

ちなみに空港内における「キャンセル待ち」の状態とは、

「予約なしの航空券」と「空席待ち整理券」の2つを購入し、搭乗口で待機している人

のことを言います。つまり、「旅の準備を万全にして待機している状態」ということになりますね!

ちなみに「予約なしの航空券」と「空席待ち整理券」は1日有効です。手にしている航空券は「予約なし」ですから、同日中なら次の便、それがダメならさらに次の便と、どんな飛行機でも乗れるというわけです。

万が一当日空席にありつけない場合は、航空券に支払った料金は払い戻しされます。

キャンセル待ちで乗れる確率どれぐらい?このまま待ってても大丈夫か不安…

キャンセル待ちについて多くの人が抱えるのは「地道に待っていても、本当にキャンセルがでるの?」という不安な気持ちです。「もう諦めようかなあ・・・」と言う前に、最後の希望の光を探してみませんか?まず、実際にどれくらいの人が当日飛行機をキャンセルするのか、具体的な数字を見てみましょう。

出発直前にキャンセルする人の確率

出発直前に飛行機に乗らなかった人の割合は、統計によると1%前後とされています100人乗れる飛行機であれば1人は当日乗らないということになりますね。つまりキャンセル待ちではこの「1%」を競うということになります。

しかし、まれに航空会社が緊急時のためにあらかじめ空き席を用意している場合があります。そのような席が設けられている飛行機であれば意外とすんなり乗れてしまうケースも十分にありえない話ではありません。

つまり、空港で待つ「キャンセル待ち」では、インターネット上で確保できなかった「突然の空席」にありつける可能性があるのです。そのため、時間が許す限り待ち続けることは、よほどの繁忙シーズンでない限りはけっして無謀なことではないのです。

しかし、空席の存在が判明するのはあくまで「出発の直前」であり、航空会社からのアナウンスなしに「空席待ちでお待ちの〇番の方!」といきなり呼び込まれることになるでしょう。

予約の時点でキャンセルする人の確率

予約の時点でキャンセルされるケースもあります。出発直前のキャンセルのようにパーセンテージは発表されていませんが、さまざまな理由から「席の予約がキャンセルされる」こともけっしてゼロはありません。

ここで注目したいのは具体的なパーセンテージよりもキャンセル率が高くなる「タイミング」です。

出発の3日前にキャンセル発生の可能性がアップ!

これはとりあえず飛行機だけを押さえたときに多いケースです。飛行機代を支払うことで予約から「確定」となりますが、支払期限までに支払いが行われなかった場合には自動的にキャンセル扱いとなります。

多くの航空会社の支払期限(航空券の購入手続き完了)の目安は3日以内となっていますので、この期限に支払わなかったことでキャンセル扱いされた席がいくつか発生する可能性が高まります

さらにたとえ航空券を購入している場合でも一定期限内なら手数料無料でキャンセルできるため、無料キャンセル受け付け期限内にキャンセルが発生する可能性もありえます。

ツアー分のキャンセルを期待するのもアリ!

飛行機が出発する1ヶ月前の「空席待ち」は、ひとことで言えば「操作された満席状態」です。航空会社によってはツアーの販売用としてある一定数の空席が事前に確保されています。つまり、1ヶ月前時点の満席は「見込み満席」といったところですね(そのため「空席待ち」として扱われます)。

ツアーとして販売されなかった席が「空席」として開放されるのは1週間から10日前。そのため、10日以上前からキャンセル待ちを予約していればツアーで売れなかった分の席にありつける可能性があります。

もちろん当日までに満席になる可能性もゼロではありませんが、出航の10日前はキャンセル(空席が出る)可能性は低くないといえるでしょう。

いずれの場合も決して諦めず、小まめに予約ページをチェックすることで「予期せぬ空席」にありつける可能性が高まるというわけです。しかしキャンセル待ちはあくまで「順番制」ですから、なによりも早めに予約しておくことが大切です。

まとめ

残念ながら飛行機の席を確保するには「早い者勝ち制度」を免れることはできません。この「早い者勝ち」が前提となっている飛行機のキャンセル待ちは、自分自身で上手に立ち回るしかありません。なぜならそれこそがキャンセル待ちにおける「平等」だからです。

飛行機の予約方法は人それぞれであり、何ヶ月も前から予約している人もいれば、直前まで予約しない人もいます。また当日に何らかの事情で飛行機を利用しない人もいれば、支払いが遅れて飛行機に乗れない人もいます。

キャンセル待ちでは「そんな人がいたらぜひ私に席を回して下さい!私は絶対に乗りますから!」と、いかに早く航空会社に声をかけておくかがキャンセル待ちにありつける最大の近道となります。

そして「お席が空きましたよ!」とめでたく連絡を受けたとき「はい!乗ります!」とすぐに言えるように準備を整えておくことがなにより大切なのです。