お財布にジャラジャラとかさばりがちな「小銭」。

消費したくてもなかなか減らず、ついには「小銭の山」となってしまいます。

また、500円玉などの高額硬貨を意識的に貯めている人もいつかは貯金箱から出す日がやってきます。

この貯まった「小銭」たち、このまま銀行口座に入金することはできるのでしょうか?

でも、実際銀行窓口に行くのはめんどくさいしなによりちょっぴり「恥ずかしい」ですよね・・・。

誰にも見られることなく銀行のATMで入金できたら、どれだけ気が楽にでしょう。

でも、小銭ってATMで入金できましたっけ?振込はできても、入金の不可はあんまり知られていません。

今回はそんな「ATMでコトを済ませたい」と考える人のために、「ATMの小銭の入出金」に関する情報をお届けします!

ATMから20枚以上の小銭の入金ってできる?

ATMの小銭入金ができるのは一部の金融機関のみ!

まずにお伝えしたいのは、「AATMには小銭の入金ができない(枚数に限らず硬貨自体が投入できない)ATMがある」ことです。

「小銭の入金ができないATM」は、どう頑張っても1枚たりとも入金することはできません。

なぜなら、小銭を投入するところが機械についていないからです。

どんなATMが小銭不可なのかは、以下のとおりです。

小銭が入金できないATM
  • コンビニやスーパー、駅などに設置されているATM
  • 一部の都市銀行・信用金庫・JAに設置されているATM

最近は、駅やコンビニ、病院などでもATMを目にしますよね。このような「銀行以外のATM」では小銭の入金(出金)はできません。

また「楽天銀行」や「ソニー銀行」などのネット専用銀行も、自社のATMがないため硬貨の入出金はできません。

小銭の入金ができるのはこの金融機関!

小銭が入金できるのは、金融機関の店舗内に設置されたATMです(その銀行のキャッシュカードを持ってコンビニATMに行っても入金はできません)。

といっても、日本にあるすべての金融機関が可能なのではなく、主に以下のような「大手金融機関」が入金OKとなっています。

小銭の入金ができる金融機関
  • メガバンク(三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)
  • 都市銀行(りそな銀行)
  • ゆうちょ銀行

これらの金融機関のATMであれば小銭の入金も行えますが、基本的に「有人」のATMが基本となり、駅や病院などの「出張ATM」では硬貨の利用ができないことがあります。

(ときおり出張ATMでも硬貨OKなものがありますが、その場合は近くに支店や営業所があることが多いです。)

つまり小銭を入金したいときは、銀行の営業時間内に・銀行まで出向く必要があるのです。

小銭の入金は枚数に限度がある!

ATMで小銭が入金できる金融機関でも「一度に投入できる枚数」が限られています。

ATM機はコンパクトですから、山盛りの大量の小銭を一気に投入することはできません。

 

下の表は、入金が「できる」金融機関のATMで入金可能な枚数です。

 硬貨の入金ができる銀行  枚数上限 対応時間(店舗によって違う場合があります)
三菱東京UFJ銀行 100枚 8:45~18:00
三井住友銀行 50枚 8:45〜18:00 平日のみ
みずほ銀行 100枚 8:45〜18:00 平日のみ
りそな銀行 100枚 8:45〜19:00 平日のみ
ゆうちょ銀行 100枚 8:45~21:00(平日)9:00~17:00(土日祝)

金融機関ごとに対応時間が異なるものの、少ないところで50枚・マックスでも100枚は入金でき、表題の「20枚以上」は余裕でクリアしていることがわかりますね。

どうして硬貨NGなところがあるの?

ところで、金融機関によって小銭OKとNGのところがあるのはどうしてでしょう?

同じお金のはずなのに、どうして紙幣と硬貨で「差別」をするのでしょうか?

しかし、そこにはATM機にまつわる深い理由がきちんとあるんです!

その理由を知れば・・・小銭をATMに投入する「リスク」がなんとなくわかりますよ。

小銭が入金できない理由?
  • ATMに投入した小銭は「よく詰まる」
  • 詰まりが解消するまでの間、ATMは使えなくなる(1台しかない場合は最悪です)
  • 土日や時間外の故障は即時対応できない(行員が不在のため)

ATMの故障の原因の多くを占めているのは「硬貨の詰まり」だといわれています。

投入した硬貨が詰まるとATMは停止せざるを得ず、停止した結果多くの人に影響を与えてしまいますから、このようなATM利用における「機械のトラブル」はできるだけ避けたいところです。

とくに金融機関がお休みの土日・祝日は平日のように「即時対応」はできませんので、土日だけ小銭の投入を停止させているというわけです。

もちろんすべてのATMを、曜日問わず「硬貨の入金NG」としている金融機関も少なくありません。

ATMから入金や引き出しできる硬貨の枚数の上限って何枚?

ATMから入金できる硬貨の枚数は、金融機関によって差がありますがおおむね50枚から100枚です。

大量に入金してしまいたい人からすれば、ちょっとキャパが小さい印象をもつかもしれませんね。

しかし、ATMで硬貨を受け付ける本来の目的は「振込」や「送金」で端数が発生しているときです。

たとえば9,860円の商品代をきっちりと振り込むなら、小銭は860円=500円玉1枚と100円玉3枚、50円玉1枚と10円玉1枚の6枚しか投入しません。(仮に9,000円を500円玉で支払っても18枚プラスされる程度です。)

逆に、ATMで硬貨を受け取るときは振込んだお金にお釣が発生したときです

たとえば9,860円の商品代を10,000円で振り込んだなら、140円=100円玉1枚と10円玉4枚の計5枚が硬貨で戻されます。

この例をとってみても、入出金される小銭の枚数はせいぜい10枚足らずですよね。

このように、ATMの小銭のキャパはそれほど大きく作られていないと考えた方が無難です。

メガバンクである三菱東京UFJ銀行では入出金ともに50枚まで投入できますが入出金できるのは有人でイザというとき対応可能な「平日のみ」となっています。

また、金融機関によっては「〇枚ずつ入金してください」と注意書きをしているATMもありますので、その場合は書かれている枚数をきちんと守って入金しましょう。

小銭貯金で貯めた大量の硬貨を入金するにはATMじゃ無理?窓口なら大丈夫?

前述のとおり、各金融機関ごとの「限度枚数」を守れば基本的にはATMでも小銭が入金できます。

ただし、1000枚の硬貨を制限50枚までの銀行のATMに入金するとなると、20回にわけて入金することになりますよね。

これはかなりの労力を費やしますし、故障の確率も高くなりなにより後で待つ人に迷惑です。

そんなときは、いっそ金融機関の窓口にお願いしてしまうほうがスムーズで安心です。

しかし、窓口に持って行くにはそれなりの準備も必要です。

金融機関は「持っていく」だけじゃダメ

金融機関は、各店舗に自動でお金を数える「現金処理機(オープン出納機など別の呼び方もあります)」を所有しています。

この機械なら、人が数えるよりも何倍も速く正しい金額を算出してくれますので、ATMのように何回かに分けたり後の人に気兼ねしながら入金する必要はありません。

「じゃあ、(恥ずかしいけど)窓口に行ったほうがいいじゃん!」

そう思いますよね。

しかし、窓口で入金するときはATMとは違う2つのプロセスが発生します。それは以下の2つです。

  • 「硬貨入金手数料」がかかる場合がある
  • 入金伝票を記入しなければならない

「ええ!入金するだけなのに手数料がかかるの?」と驚く人もいますが、ある一定の枚数を超えた時点から手数料が発生します。

そのため、ビニール袋にいっぱいの小銭を持っている人は少なからず手数料がかかる可能性があります。

ここで某金融機関の手数料の例をみてみましょう。

 

この金融機関では、500枚までなら無料ですがそれは1回限りであり、1日に複数回に分けて入金すると枚数が通算されてしまいます。

501枚から有料となり1,000枚までの手数料は648円!これはけして安い金額ではなく、1円玉を700枚持って行ったとしたら手数料を支払って入金できるのは52円のみとなります。

この「硬貨入金手数料」は金融機関によって扱いが異なりますので、利用する金融機関で事前に確認しておくことをおすすめします。

 

一方「入金伝票」は窓口でお金を入金するときに必要で、名前や入金する金額を正しく記入して通帳に添えて提出します。

そのため、「硬貨がいくらあるのか」をあらかじめきちんと数えておかなければなりません。

金融機関によっては、現金処理機で数えた金額を教えてくれることもありますが、金融機関はトラブルを避けるため自分で数えた金額を書くようお願いされるのが一般的です。

万が一、自分が数えた金額と現金処理機で数えた金額が1円でも間違っていたら・・・「数えなおし」を求められることも!

もしくは「現金処理機が数えた金額に意義を申し立てない」という書類にサインを書くところもあります。

 

このような点から、多くの人がATM入金か窓口入金かを大きく迷ってしまうようです。

一度で確実に済ませたいなら窓口を、恥ずかしさやプレッシャーを避けたいならATMを選ぶと良いでしょう。

ATMで両替をしたい場合、100円玉を20枚入金した後に1000円札を2枚引き出すことは可能?

結論を言いますと、表題のようなスタイルの「両替」(厳密には“両替”ではありませんが)は可能です。

利用方法も簡単で、硬貨投入口のあるATMならどこでもできる「裏技的方法」です。

  1. 100円玉×20枚(2,000円)をATMの硬貨投入口に入れて入金、いったん取り引きを終了
  2. その後あらためて「出金」を選べば、1,000円札2枚(2,000円)で出金可能

この方法は「手数料無料」で「窓口にも行かず」、「両替機もいらない」もっとも便利な方法です。

小銭で貯めたお金がお札で返ってくる、ATMはまるで魔法の貯金箱のようですがくれぐれも「詰まらせないように」気をつけてくださいね!

最後に

筆者はかつて、ATMでとんでもない失態を犯したことがあります。

当時500円玉貯金をしており、貯まった硬貨をあろうことか「紙幣投入口」に入れてしまったのです!

あ!違うと思ったときにはときすでに遅し。機械は投入口のフタを閉めカウントを開始・・・。

もちろんATMはエラーを起こし、その結果後に並ぶ人に多大な迷惑をかけてしまいました。(行員の方に厳しく注意されたことは言うまでもありません。)

みなさんも小銭を入金するときは、くれぐれも「投入口」を間違わないように注意してくださいね!

旅行が趣味で「節約はすべて旅行のため」と考える兼業ライター。旅行で貯めたポイントは生活消耗品代に使っています。最近は地理の奥深さに目覚め、「地理検定」を取得しようとヒマさえあれば日本地図とにらめっこ。わかりやすく・楽しい記事がお届けできるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!