フリーランスや自営業の方は、会社勤めの方に比べて自身で納付すべき税金や年金が多くなっていますよね。
会社勤めの際にお給料から天引きされていたものを、自身で管理しながら支払うというのは、やはりうっかり忘れを招きやすいものです。
特に、今年度から始めて独立したなんて方は、まず仕組み自体を調べるところから始める必要があったりもします。
そんな税金関係の中でも、もっとも忘れやすいと言えるのが所得税。
この所得税を払い忘れてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
また所得税の支払い日とはいつなのでしょうか?ここから詳しくご紹介していきます。
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そこで、遅延記録を残さないようにするための”ある対策”を考えました。
所得税の払い忘れで支払いが遅れたらどうなる?そのまま放置したら最終的にどうなっちゃうの?
まず所得税の支払い期限とは、確定申告の締め切り日までと同じになります。
所得が一定以上ある場合、早めに確定申告を済ませ、かつその際に出た金額を3月15日(該当日が土日、祝祭日の場合は翌日16日)までに支払わなければいけないのです。
計算した後で還付となればそこでおしまいですが、納税の必要があった場合は、忙しくなってしまうので、つい払い忘れてしまったということもよくあることでもあります。
しかし、所得税に限らず、税金は1日遅れただけでも延滞税がついてしまいます。
そして、所得税の支払い忘れは、なかなか税務署から告知が来ません。
忘れていれば忘れていただけ延滞税がかかってしまい、大変な額に膨れ上がってしまう場合もあります。
また、所得税の支払い遅れどころか、確定申告自体をしていなかった場合なども、「無申告加算税」という申告をしなかったことについての延滞税も加算されていまいます。
税務署が重い腰を上げ、支払いの催告をしてきた場合、早期に対応しなければ最終的には財産差し押さえなどの処理方法を取られてしまうことになるのです。
延滞料金発生する?いくらになる?
所得税の支払い忘れは、1日遅れただけでも複数の延滞金が加算されることがあります。
それぞれどのような延滞金になるのか、またその額の例など見ていきましょう。
延滞金
純粋に支払いが遅れてしまった額に対して、何日支払いが遅れたのかによって決められる延滞金のことになります。
この延滞税は2段階の利率を設けられており、支払期限から2か月までと、2か月以上の遅れに対する利率がそれぞれにあります。
まず支払い期限から2か月までの遅れの場合、利率は年7.3%。また「特例基準割合+1%」のどちらか利率の低い方を適応して計算されます。
そして支払い期限から2か月が過ぎた場合は、利率は年14.6%。上記の2か月までの際と同じように、「特例基準割合7.3%」のどちらか低い方を適応して計算されます。
平成29年度の特例基準割合は1.7%となっているので、支払から2か月までの遅れは2.7%ととなり、2か月を超えた場合は9%の利率となるのです。
言葉だけではわかりづらいので、下記にいくつか例を挙げておきます。
- 所得税30000円を50日滞納した場合:30000×0.027×50÷366=110.65となり、端数を切り捨てて110円となります。
- 所得税40000円を70日滞納した場合:(40000×0.027×60÷366)+(40000×0.09×10÷366)=275.4となり端数切捨てで275円となります。
しかし、これらの延滞税は、実のところ1000円未満は切り捨てになります。
例に挙げた程度の納税額であるならば、なかなか延滞税はかかりませんが、元の納税額が大きくなるとあっという間に高額の延滞税になってしまいます。
支払い忘れに気が付いたら、速やかに行動を起こしてくださいね。
所得税の支払いが遅れたらすぐにやるべき対処法まとめ
では実際のところ所得税に支払い忘れに気が付いた際、すぐにできる対処法とは何なのでしょうか?
やはり一番は速やかに税務署に赴き、窓口で直に納付してしまうことが一番です。
この際に確定申告の控えを持って行けば、金額の間違いも起こりにくくなりますし、すぐに行動に移せば延滞税がかからないで済む場合もあります。
すぐに動けない場合でも、まずは税務署へ連絡をしておくことが必須となります。
所得税のクレジットカード支払いってできる?できない?
では所得税をただ収めるだけではなく、何かお得に納税する方法はないのでしょうか?
クレジットカードで支払うことができれば、ポイントバックがあるのでお得になるように感じますよね。
実は、所得税もクレジットカード払いができるようになっています。
ただし、基本的に100万円以下の税金のみとなっているので、自身の収める納税額をしっかりと把握しておきましょう。
支払いの仕方は、インターネットを利用して行うことになり、24時間いつでも納付が可能になります。
ただし、10000円ごとに76円の決済手数料がかかります。
上記のことから、クレジットカードのポイントの還元率によっては、逆に損をしてしまうこともあるので、しっかりと計算をしてから利用してくださいね。
例えばクレジットカードの還元率が0.5%で、10000円の支払いをしたとします。
すると返ってくるポイントは50円、決済手数料は76円なので26円損をしてしまいます。
また、クレジットカードの還元率が1%あった場合は、ポイントは100円となり、決済手数料がかかっても24円のお得となります。
クレジットカードで所得税を支払おうと考えるのならば、お手持ちのカードの還元率も調べてみてくださいね。
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クレジットカードを使ったポイント活用術の魅力にハマり、現在は15枚のカードを所有。使う場所や組み合わせを変えたりなど、いつもクレジットカードのことばかり考えている。(累計30万ポイント、累計20万マイル以上を保有)貯めたポイントを使ったプチ贅沢が大好き。貯めたポイントを使って宿泊費を無料にしたり、貯めたマイルを使って飛行機代を無料にして、完全無料で旅行に出かけるのが至福。クレナビ管理人がクレジットカードを使って実際に30万ポイント以上を貯めた方法はこちら