今回はクレジットカードのリボ払いについて詳しく解説していきます。

普段クレジットカードを利用している人でも、リボ払いと聞くと「よくわからない」または、「分割して支払うこと」と何となく認識している方も多いでしょう。

確かにリボ払いは皆さんの想像している通り、支払いを分割して行えるので便利なもの。

しかし、あやふやなままリボ払いを利用していると、想像よりも大きな返済額になったり、負担の大きい支払いになるケースもあります。

そこで表や利用例などを挙げて、リボ払いをわかりやすく紐解いていきます。

クレカ未所持ユーザーも既にリボ払いを利用しているユーザーも読んで損をすることはないので、ぜひ読んでいってください。

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クレジットカードのリボ払いの特徴

クレジットカードのリボ払いとは?

リボとは、正式名称をリボルビング払いと言い、英語から訳すと一定限度額まで繰り返し融資を受けられることとあります。

そしてリボ払いとは、消費者金融やクレジットカードの返済方法の一つであり、珍しい言い方だとフレックス払いと呼ばれるケースも。

クレジットカードにおけるリボ払いは、毎月あらかじめ指定した金額を返済していく方式ということになります。

例えば、10万円を利用して毎月5,000円ずつ返済していくリボ払いならば、実際の金利や返済回数に則ると下記のような返済計画です。

10万円をリボ払いで毎月5,000円ずつ返済した場合
返済回数 返済額 元金充当 利息分 借入残高
1 6,250円 5,000円 1,250円 95,000円
2 6,187円 5,000円 1,187円 90,000円
3 6,125円 5,000円 1,125円 85,000円
4 6,062円 5,000円 1,062円 80,000円
5 6,000円 5,000円 1,000円 75,000円
6 5,937円 5,000円 937円 70,000円
7 5,875円 5,000円 875円 65,000円
8 5,812円 5,000円 812円 60,000円
9 5,750円 5,000円 750円 55,000円
10 5,687円 5,000円 687円 50,000円
11 5,625円 5,000円 625円 45,000円
12 5,562円 5,000円 562円 40,000円
13 5,500円 5,000円 500円 35,000円
14 5,437円 5,000円 437円 30,000円
15 5,375円 5,000円 375円 25,000円
16 5,312円 5,000円 312円 20,000円
17 5,250円 5,000円 250円 15,000円
18 5,187円 5,000円 187円 10,000円
19 5,125円 5,000円 125円 5,000円
20 5,062円 5,000円 62円 0円

このように10万円を一度に返済するのではなく、分割して完済を目指すのがリボ払いです。

リボ払いの返済方式

分割で返済するのがリボ払いということはわかってもらえたと思いますが、分割して返済する方式にも2パターン存在し、残高スライド方式定額方式が存在します。

この2形式は契約時にユーザーが選択できるケースもあれば、既にどの方式で返済を行うか決められている場合もあり、返済方式によって返済するスピードや月々の負担、最終的な返済額が異なるのでクレジットカード利用時の重要な要素です。

残高スライド方式

残高スライド方式はあらかじめ定められている支払い残高に応じた返済額によって、毎月の返済額が決定される方式です。

例えば、下記のようにコース付け、あるいはランク付けされていて、利用額に対応した支払額が毎月設定されます。

利用残高 Aコース Bコース Cコース Dコース Eコース
10万円以下 5千円 1万円 1万円 1万5千円 2万円
10万円超 20万円以下 1万円 1万5千円 2万円 3万円 4万円
以降10万円毎の加算額 5千円 5千円 1万円 1万5千円 2万円

上記表に沿って完済までシミュレーションしてみると、下記見開きのような返計画表が完成します。

残高スライド方式で30万円を借りて月々5,000円返済を基本とした場合
返済回数 元金充当 返済額 利息 借入残高
1 15,000 10,500 4,500 289,500
2 15,000 10,658 4,342 278,842
3 15,000 10,818 4,182 268,024
4 15,000 10,980 4,020 257,044
5 15,000 11,145 3,855 245,899
6 15,000 11,312 3,688 234,587
7 15,000 11,482 3,518 223,105
8 15,000 11,654 3,346 211,451
9 15,000 11,829 3,171 199,622
10 10,000 7,006 2,994 192,616
11 10,000 7,111 2,889 185,505
12 10,000 7,218 2,782 178,287
13 10,000 7,326 2,674 170,961
14 10,000 7,436 2,564 163,525
15 10,000 7,548 2,452 155,977
16 10,000 7,661 2,339 148,316
17 10,000 7,776 2,224 140,540
18 10,000 7,892 2,108 132,648
19 10,000 8,011 1,989 124,637
20 10,000 8,131 1,869 116,506
21 10,000 8,253 1,747 108,253
22 10,000 8,377 1,623 99,876
23 5,000 3,502 1,498 96,374
24 5,000 3,555 1,445 92,819
25 5,000 3,608 1,392 89,211
26 5,000 3,662 1,338 85,549
27 5,000 3,717 1,283 81,832
28 5,000 3,773 1,227 78,059
29 5,000 3,830 1,170 74,229
30 5,000 3,887 1,113 70,342
31 5,000 3,945 1,055 66,397
32 5,000 4,005 995 62,392
33 5,000 4,065 935 58,327
34 5,000 4,126 874 54,201
35 5,000 4,187 813 50,014
36 5,000 4,250 750 45,764
37 5,000 4,314 686 41,450
38 5,000 4,379 621 37,071
39 5,000 4,444 556 32,627
40 5,000 4,511 489 28,116
41 5,000 4,579 421 23,537
42 5,000 4,647 353 18,890
43 5,000 4,717 283 14,173
44 5,000 4,788 212 9,385
45 5,000 4,860 140 4,525
46 4,592 4,525 67 0

残高スライド方式の肝である返済額の移行をわかってもらうため、30万円に設定しました。

当初は15,000円でリボ払いで支払いが発生していたのに対し、返済回数10回目と23回目で返済額がスライドしているのがわかるでしょうか?

23回目で残高スライド方式による返済額の変化は下限を迎えたので、以降は最終回の46回まで5,000円の返済となります。

このように定められた支払い残高に対する支払い額によって、月々の返済額が変化するのが残高スライド方式と言えます。

最終的にまとめると以下の通りです。

利用金額 300,000
利率(実質年率) 18.00%
支払方式 リボルビング、残高スライド方式
毎月お支払い金額 5,000
利用金額10万円加算時毎の支払い額増分額 5,000
支払い回数 46
支払い総額 384,592

注目してもらいたいのが、最終的な支払い総額と利用金額10万円加算時毎の支払い額増額分

借りた金額が30万円なのに対し、最終的に支払った金額は384,592円となっています。

つまりは8万円以上余分に支払っている計算となり、ここがリボ払いの怖い部分です。

後ほどリボ払いのデメリットでも紹介しますが、クレジットカードのリボ払いを利用する際は、最終的に返済額大きくなる点を覚えておきましょう。

また、支払い総額と利用金額10万円加算時毎の支払い額増額分は、スライドして返済額を変化するための段階のことで、例えば、今回の例では10万円毎に5,000円ずつ支払い額が変化することを示しています。

月々の返済額の基本が5,000円と表記したのは、この利用金額10万円ごとの加算増加があるため、5,000円を基礎として支払い金額がスライドするためです。

定額方式

続いて、定額方式の返済計画表は以下の通りです。

定額方式で30万円を借りて月々10,000円返済を基本とした場合
返済回数 元金充当 返済額 利息 借入残高
1 10,000 5,500 4,500 294,500
2 10,000 5,583 4,417 288,917
3 10,000 5,667 4,333 283,250
4 10,000 5,752 4,248 277,498
5 10,000 5,838 4,162 271,660
6 10,000 5,926 4,074 265,734
7 10,000 6,014 3,986 259,720
8 10,000 6,105 3,895 253,615
9 10,000 6,196 3,804 247,419
10 10,000 6,289 3,711 241,130
11 10,000 6,384 3,616 234,746
12 10,000 6,479 3,521 228,267
13 10,000 6,576 3,424 221,691
14 10,000 6,675 3,325 215,016
15 10,000 6,775 3,225 208,241
16 10,000 6,877 3,123 201,364
17 10,000 6,980 3,020 194,384
18 10,000 7,085 2,915 187,299
19 10,000 7,191 2,809 180,108
20 10,000 7,299 2,701 172,809
21 10,000 7,408 2,592 165,401
22 10,000 7,519 2,481 157,882
23 10,000 7,632 2,368 150,250
24 10,000 7,747 2,253 142,503
25 10,000 7,863 2,137 134,640
26 10,000 7,981 2,019 126,659
27 10,000 8,101 1,899 118,558
28 10,000 8,222 1,778 110,336
29 10,000 8,345 1,655 101,991
30 10,000 8,471 1,529 93,520
31 10,000 8,598 1,402 84,922
32 10,000 8,727 1,273 76,195
33 10,000 8,858 1,142 67,337
34 10,000 8,990 1,010 58,347
35 10,000 9,125 875 49,222
36 10,000 9,262 738 39,960
37 10,000 9,401 599 30,559
38 10,000 9,542 458 21,017
39 10,000 9,685 315 11,332
40 10,000 9,831 169 1,501
41 1,523 1,501 22 0

このように毎月の返済額は常に一定で、その中で借金の大本である元金充当と利息の割合が変化していくのが定額方式の特徴です。

今回は返済額を1万円に設定しているため、残高スライド方式よりも早い完済となっていますが、実際の利用場面では設定回数や金額によって定額方式の方がより長くより多くの利息が発生することも考えられます。

利用金額 300,000
利率(実質年率) 18.00%
支払い方法 定額方式
毎月お支払い金額 10,000
支払い回数 41
支払い総額 401,523

その証拠に残高スライド方式では計46回払いで総額384,592円の支払いだったのに対し、定額方式では41回と少ない返済回数ながらも支払い総額は401,523と大きく増加しています。

なので、返済額や利息を抑えたい場合にはあまりお勧めできる返済方法ではありません。

月々の支出の計算を楽にしたい、支払い額は変化しないで固定が良いという場合に採用することをおすすめします。

返済のリボと借入のリボは違う?

さきほどは返済におけるリボルビング払いを紹介しましたが、英訳で言うところの一定限度額まで繰り返し融資を受けられることにあたるリボは借入時に活用されます。

例えば、キャッシングの性能にリボルビングとあれば、借入して返済した分だけ再び利用可能額が増える契約です。

個人的に見かけたことはありませんが、リボルビング機能を有していない借入商品は借りたら借りた分のみしか借入出来ず、契約後はただただ返済するのみになります。

ショッピングとキャッシングで言うリボは別のものと認識しておいてください。

クレジットカードのリボ払いを利用するメリット

クレジットカードのリボ払いを利用した場合のメリットは以下の通りです。

  • 分割して返済出来る
  • 月々の返済をコントロールしやすい
  • 現金なくとも大きな買い物(利用)が出来る

1.分割して返済出来る

リボ払いの最大の利点と言えるのが、支払いを複数回に分けて返済出来ること

例えば、10万円の支払いを一括で行うには負担が大きいですが、10回に分けて返済すれば月々1万円の負担で済みます。

ユーザーが自由にいくつかあるコースの中から返済回数を選択出来るものもあれば、予め定められているケースもありますが、気兼ねなくサービスや商品の購入が可能です。

リボ払い、ひいては分割による支払いはいわば信用を条件に先に品物を渡す行為です。

簡単に言えば後払いやツケのようなイメージ。

支払価格が決して少額になるのではなく、最終的にはそれ以上の金銭を要求される点はゆめゆめお忘れなきように。

2.月々の返済をコントロールしやすい

また、残高スライド式の場合はリボ払いの仕組み上返済を追うごとに支払い金額が減少していくので、徐々に返済が楽になっていくメリットもあります。

定額方式の場合は毎月固定された金額を支払うことになるので、さらに月々の出費がコントロールしやすいと言えるでしょう。

3.現金がなくとも大きな買い物(利用)が出来る

分割して返済出来るに少し似ていますが、例えば来月の余裕が5,000円しかないとしましょう。

しかし、リボ払いで来月の返済額が5,000円になるものであれば、何でも購入出来てしまうことになります。

やや乱暴ですが、一時的に1の価値で10の価値を手に入れることが出来るのもリボ払いの強みです。

リボ払いのデメリットは必ず理解しておいてください

クレジットカードのリボ払いを利用した場合のデメリットは以下の通りです。

  • 借入額が増えても毎月の返済額が変わらないため、借金をしているという意識が薄れる。結果、知らず知らずのうちに借入を増やしてしまいがちになる。
  • 借入額が増えると返済期間が長くなり、利息の負担が激増する。
  • 返済総額が分かりにくく、利息の多さが実感できなくなる。

1.利用の仕方によっては借金をしているという意識が薄れる

メリットの弊害と言えるのが借金をしているという意識の欠如です。

さきほども触れましたが、5,000円で5万円の商品を購入出来たりと、1の価値で10の価値の品物が購入出来てしまいます。

そのため、あたかも少額の支払いで済んだかのように錯覚してしまい、支払を一時的に待ってもらっているという認識が薄くなる場合があります。

あくまでもリボ払いの残責は借金であるため、最終的には負担しなければならない負債だと覚えておきましょう。

2.長期借入、返済になると利息の負担が増える

また、リボ払いはその特性上、利用している期間が長ければ長いほど利息が増加します。

返済が滞ると軽い雪だるま式に利息部分が増えて元金充当分が圧迫されてしまうので、如何に返済計画を履行できるかが重要です。

特に定額方式の場合はより顕著なので、利息をあまり発生させずに支払いをしたい方は残高スライド方式を選択することをおすすめします。

さらにキャッシングやショッピング枠のリボ払い、あるいはリボによる返済の場合は早い時期に返済して利用してを繰り返すと、利息返済の割合が大きくなるので要注意です。

3.どれだけ利息で損をしているか把握できない

残高スライド方式の場合は序盤に月々大きく返済して、日を追うごとに負担が軽くなるので問題ありませんが、定額方式の場合は固定費用です。

毎月同じ額を払っているとどれだけ利息で損をしているのか注意して考えないと把握し辛くなってしまいます。

10万円の商品を毎月1万円の費用だけで先に利用出来るとその時点ではユーザー的に大喜びだと思いますが、後々よく考えたら最終的に11万円以上支払いを行っていて金銭的に大損してしまったと感じる場合も少なくありません。

リボ払いは便利だからこそ注意が必要!リボ払いを利用する時に気をつけるべき点について

メリット、デメリットでも再三口を酸っぱくして注意点を挙げているので、簡単にまとめると、

  • 利息を含む最終的な返済額を確認する
  • 返済方式はどちらが自分にとってメリットがあるのか考える
  • 商品はリボ払いが完済しないと完全に自分のものではない

となります。

月々の返済額だけに囚われず、利息や手数料を含む最終的な返済額を必ず確認してください。

また、返済方式も定額は毎月固定の支払い額で出費をコントロールしやすいが、返済が長期化し利息が多く発生すること

残高スライド序盤の返済がきついが、その分後半になって返済が楽になり、利息が比較的少額で済む点を理解したうえで選択してください。

最後はクレジットカードのショッピングによる商品のリボ払い購入は、完済しなければ所有権はクレジットカード会社にある点は十分留意しておいてください。

あくまでもリボ払い契約を結んで商品が手元に来ても、それは先に品物を利用出来る権利を得た状態です。

返済計画をすべて履行してやっと金銭的にも自分のものになるのです。

危険だけじゃない!リボ払いを賢く使えば超便利!リボ払いの正しい使い方

リボ払いの利用方法は2通りあります。

  1. あらかじめリボ払いを設定しておくパターン
  2. 利用時にリボ払いを決めるパターン

予めリボ払いを設定しておく方法は、クレジットカード会員画面などで操作が可能で、ショッピング枠利用時に一括で返済するのか、何回払いでリボ払いを行うのかを選択することが出来ます。(あるいは返済回数は固定)

自身の経験上、リボ払いは返済回数で決めるというよりも、月々いくらの返済額で推移していくかを決められることが多いので、ユーザーの支払い能力に応じた返済額を設定できるケースが多いです。

続いて二つ目の利用時にリボ払いを決める方法ですが、サービス、あるいは商品購入時にリボ払いしたい旨を伝えるだけと簡単です。

リアルな店舗上では店員に支払うタイミングで伝え、ネット上の通販では選択できる項目があれば決済時にリボ払いを選択することで設定が完了します。

ただし、中にはリボ払いの利用出来ない店舗も存在しますので、リボ払いを利用して代金を支払いたい場合はあらかじめ確認しておくのが良いでしょう。

リボ払いは諸刃の剣

リボ払いは言うまでもなく便利なサービスですが、安易な利用はブーメランとなって将来の自分を苦しめることになります。

場合によってはなぜリボ払いで先に商品を購入できるからと、高額なものを買ってしまったのかと後悔するケースも決して少なくないでしょう。

そうならないためには、残高スライド方式ならば序盤の返済額を毎月安定して支払えるのか、定額方式ならば最終的な返済額に納得できるのかを確認したうえで利用することをおすすめします。

逆に言えば、記事中で再三注意している点さえ気を付けて利用すれば、これほど便利なものもないので、ぜひこの記事を参考に上手に活用してみてください。

最後に利息や手数料が気にならなくなるくらいに高還元なクレジットカードを厳選して3点紹介しますので、こちらも参考にしてみてください。

※公式サイトへ直接飛ぶため、すぐに申し込みが可能です。

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クレジットカードを使ったポイント活用術の魅力にハマり、現在は15枚のカードを所有。使う場所や組み合わせを変えたりなど、いつもクレジットカードのことばかり考えている。(累計30万ポイント、累計20万マイル以上を保有)貯めたポイントを使ったプチ贅沢が大好き。貯めたポイントを使って宿泊費を無料にしたり、貯めたマイルを使って飛行機代を無料にして、完全無料で旅行に出かけるのが至福。クレナビ管理人がクレジットカードを使って実際に30万ポイント以上を貯めた方法はこちら