スポンサードリンク

JALカードは日本航空の提供するクレジットカードで、JALマイルをお得に貯めることができる特徴があります。一般的なクレジットカードと違ってポイント制度はとっておらず、カード利用金額に応じてダイレクトにマイレージに変換される仕組みです。

そのため、普段からカードショッピングがメインの方や飛行機を良く利用される方にとっては、非常にお得に運用できるカードの一つとなっています。そのマイレージに特化した性質から、海外旅行用に一枚持っておこうと考える方も少なくないでしょう。

さて、海外旅行といえば、忘れてはならないのが付帯する海外旅行保険です。旅行用に持つカードであれば、ここを疎かにしてはいけませんよね。JALカードは果たしてどのような付帯保険内容となっているのでしょうか。

今回はそんな方のために、JALカードに付帯する旅行保険について、少し詳しくまとめてみました。これから入会を考えている方は、どのような内容になっているのか、年会費を払ってまで持つ価値はあるのか、自分に合ったサービス内容になっているか等々、参考にしていただければと思います。

スポンサードリンク

JALカード各グレードと旅行保険比較

JALカードには

  • JAL普通カード
  • CLUB-Aカード
  • CLUB-A ゴールドカード
  • プラチナカード

4つのグレードが存在します。

提携ブランドによってはSuicaの機能がついた「JALカードSuica」や小田急と提携した「JALカード OPクレジット」といったものもありますが、基本はこの4種類から選ぶことになります。

まず、各グレードの保険内容について簡単に見ていきましょう。

1.JAL 普通カード(年会費 2,160円)

JAL普通カードは、日本航空の提供するスタンダードなサービスの付与された一般カードです。JAL普通カードに付与される海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険は以下の通りです。

海外旅行

  • 傷害死亡:1000万円
  • 傷害後遺障害:30万~1,000万円
  • 傷害/疾病治療費用:なし
  • 賠償責任:なし
  • 携行品損害:なし
  • 救援者費用:100万円

国内旅行

  • 傷害死亡:1000万円
  • 傷害後遺障害:30万~1,000万円
  • 傷害入院日額(最高180日):なし
  • 手術/1回:なし
  • 傷害通院日額(最高90日):なし

JAL普通カードは一番基本的な機能が備わっているはずですが…旅行傷害保険の保険内容は結構「適用なし」の場合が多くあります。特に、旅行傷害保険で最も重要な「治療費補償」がありません。はっきり言って、JAL普通カードの海外旅行傷害保険の保険内容では、海外旅行傷害保険の補償は全く足りないと言わざるをえないでしょう。

そのため、海外旅行に行く場合は、複数のクレジットカードを所持して補償金額を上乗せしたり、別途お金はかかってしまいますが損害保険に加入するなどして、他の方法で補う必要があると言えます。

2.JAL CLUB-Aカード(年会費 10,800円)

JAL CLUB-AカードはJALカードの中でゴールドカードに準じたランクに位置付けられており、年会費が高い分、その保険内容も手厚いものになっています。付帯の保険内容は以下の通りです。

海外旅行

  • 傷害死亡:5000万円
  • 傷害後遺障害:150万~5,000万円
  • 傷害/疾病治療費用:150万円
  • 賠償責任:2000万円
  • 携行品損害:1旅行につき50万円限度(年間累計額100万円限度)
  • 救援者費用:100万円

国内旅行

  • 傷害死亡:5000万円
  • 傷害後遺障害:150万~5,000万円
  • 傷害入院日額(最高180日):1日につき10,000円
  • 手術/1回:手術の種類に応じて10,000円×倍率(10倍・20倍または40倍)
  • 傷害通院日額(最高90日):1日につき2,000円

JAL普通カードに比べると補償内容が広がり、額も手厚いものになりました。特に傷害/疾病治療費用が150万円ついてくるのはありがたいですね。

ただし、海外医療費が高額であることを考えると、少し物足りない印象も受けます。また、国内/海外旅行ともに補償対象は本人会員と家族会員のみですので注意が必要です。JALカードを持たない家族は補償対象からもれることになります。

3.JALCLUB-Aゴールドカード(年会費 17,280円)

JAL CLUB-Aゴールドカードは、その名の通り日本航空の提供するゴールドグレードのカードになります。年会費も割高に設定されていますが、マイル獲得で有利になるほか、保険の内容も充実していると言えます。また提携ブランドにJCBを選ぶかどうかで、保険額が変わってきます。

海外旅行

  • 傷害死亡:5000万円、家族1000万円 /JCB 1億円、家族1000万円
  • 傷害後遺障害:150万~5,000万円、家族1000万円/JCB 1億円、家族1000万円
  • 傷害/疾病治療費用:150万円、家族150万円/JCB 300万円、家族200万円
  • 賠償責任:2000万円、家族2000万円/JCB 1億円、家族2000万円
  • 携行品損害:1旅行につき50万円限度(年間100万円限度 免責3,000円)家族含む
  • 救援者費用:150万円、家族150万円/JCB 400万円、家族200万円

国内旅行

  • 傷害死亡:5000万円
  • 傷害後遺障害:150万~5,000万円
  • 傷害入院日額(最高180日):1日につき10,000円
  • 手術/1回:手術の種類に応じて10,000円×倍率(10倍・20倍または40倍)
  • 傷害通院日額(最高90日):1日につき3,000円/JCB 1日につき2,000円

JAL CLUB-Aカードとの大きな違いは、JCBブランドの補償額の大きさと、海外旅行でカードを持たない家族が補償対象に加わるということでしょう。特にJCBの補償額「治療費用300万円、救援者費用400万円」あたりは、クレジットカードの付帯保険でもそこそこ十分なものと言えそうです。

ただし注意点として、国内旅行に関しては、補償対象が本人と家族会員のみとなります。JALカード規約によると、家族の特約対象者は「本会員と生計を共にするご家族で、カードをお持ちでない19歳未満の子」あるいは「本会員のご家族で、カードをお持ちでない配偶者・生計を共にする収入のない同居の両親(義親含む)・生計を共にする収入のない未婚の子」とありますので、国内旅行でも家族全体をカバーしたい場合、別途損害保険に加入するか、ほかのクレジットカードなどで補う必要が出てきます。

4.JAL プラチナカード(年会費 33,480円)

JAL プラチナカードは、JALカードの最上位グレードに位置付けられるカードであり、その付帯特典もトップクラスです。このカードは提携ブランドをJCB or アメリカン・エキスプレスの2種から選ぶことになりますが、ブランド選択によって補償額や内容も大きく変わってきます。

海外旅行(JAL JCB プラチナ)

  • 傷害死亡:1億円、家族1000万円
  • 傷害後遺障害:1億円、家族1000万円
  • 傷害/疾病治療費用:1000万円、家族200万円
  • 賠償責任:1億円、家族2000万円
  • 携行品損害:1旅行につき100万円限度(年間100万円限度 免責3,000円)、家族1旅行につき50万円限度
  • 救援者費用:1000万円、家族200万円

国内旅行(JAL JCB プラチナ)

  • 傷害死亡:1億円
  • 傷害後遺障害:300万~1億円
  • 傷害入院日額(最高180日):1日につき10,000円
  • 手術/1回:手術の種類に応じて10,000円×倍率(10倍・20倍または40倍)
  • 傷害通院日額(最高90日): 1日につき2,000円

海外旅行(JAL アメリカン・エキスプレス プラチナ)

  • 傷害死亡:1億円、家族1000万円
  • 傷害後遺障害:1億円、家族1000万円
  • 傷害/疾病治療費用:200万円、家族200万円
  • 賠償責任:3000万円、家族3000万円
  • 携行品損害:1旅行につき50万円限度(年間100万円限度 免責3,000円)家族含む
  • 救援者費用:200万円、家族200万円

国内旅行(JAL アメリカン・エキスプレス プラチナ)

  • 傷害死亡:5000万円、家族1000万円
  • 傷害後遺障害:150万~5,000万円、家族30万~1,000万円
  • 傷害入院日額(最高180日):1日につき10,000円 家族含む
  • 手術/1回:手術の種類に応じて10,000円×倍率(10倍・20倍または40倍)家族含む
  • 傷害通院日額(最高90日):1日につき3,000円 家族含む

CLUB-Aゴールドカードとの大きな違いは、JCBプラチナにおける治療費用・救援者費用でしょう。この額は両者とも1000万円ありますので、旅行先で万が一事故にあって医療を受けるときでも十二分にカバーできると考えられます。

特にJCBプラチナの傷害疾病治療費は業界屈指の高水準で、年会費54,000円の三井住友VISAプラチナカードと比べても2倍の補償額となっています。逆に、それ以外の補償項目はゴールドでもプラチナでも大きな差は見られません。

JCBとアメリカン・エキスプレスを比べると、補償額だけみれば圧倒的にJCBに分があるようです。特にアメリカン・エキスプレス プラチナは、傷害疾病治療費が200万円までしかありませんので注意が必要ですね。アメリカン・エキスプレス プラチナの唯一の利点としては、国内旅行保険でカードを持たない家族もカバーできる点で、これはJCBプラチナにはないメリットと言えます。ただし国内旅行で、病気になったりケガをしたりしてもそれほど困ることはないと思いますので、あくまで参考程度にとどめておくと良いでしょう。

JALカードの保障範囲は?

クレジットカードの海外旅行傷害保険は、必ずしもそのクレジットカードを「保有していれば補償される」というわけではありません。海外・国内旅行傷害保険には自動付帯と利用付帯の2種類が存在し、選ぶ際には注意が必要です。自動付帯とは、クレジットカードを保有していれば自動的に付帯される保険で、利用付帯はクレジットカードで旅費の支払いを行わなければ補償を受けられないサービスとなります。

JALカードに付帯する保険は自動付帯型です。旅行のたびの加入手続きは一切必要なく、旅行回数や利用航空会社を問わず、JALカードで航空券を購入しなくても海外旅行保険・国内旅行傷害保険が適用になります。あまりないとは思いますが、カードを携行していない場合でも保険の適用を受けることができるようです。これは安心材料ですね。

また、複数人での旅行時は同行者の保険にも注意が必要です。手持ちのJALカードが普通カードやCLUB-Aカードだった場合、カードでの海外旅行傷害保険は会員本人しか補償対象となりません。しかしJAL CLUB-Aゴールドカードには、あらかじめ家族分の海外旅行傷害保険が適用される「海外旅行 家族特約保険」が付帯されています。カードで家族全体の保険をカバーしたい場合、CLUB-A ゴールドカード以上を発行することをお勧めします。

海外航空便遅延お見舞金制度とは?

JAL CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、JALプラチナには「海外航空便遅延お見舞金制度」という保険が付帯しています。これは日本発着の海外航空便で4時間以上の遅延、欠航(4時間以内に代替便を利用できなかった場合)、海外でのパスポート紛失があった場合に一律2万円が補償されるという保険です。

航空便の欠航や遅延により生じた宿泊費の補償などは、すべてこのお見舞金に含まれるため、別途補償にはななりません。また、補償対象はあくまで航空便に限っているため、公共交通機関やフェリー等の欠航時も補償対象外のようです。

さらに航空便であっても、海外旅行へ出発する前に判明した、出発遅延、欠航についても補償対象外、さらに、出発遅延、欠航により旅行を取りやめた場合や、到着遅延、経由地での出発遅延(同一便名の航空便利用時を除く)、到着地変更についても対象外となるようですので、かなり限定的と言えますね(支払い対象は搭乗予定日から30日以内に同一目的地へ航空機を利用して再渡航した場合に限る、とあります)。

この制度、日本発着便限定で手荷物遅延の際も対象外となりますので、他会社で展開する航空便遅延費用補償より制限が大きいと思われます。あくまで限定的な補助的保険、と考えておいたほうがよさそうです。

【まとめ】JALカードの海外旅行傷害保険は十分か?

今回JAL カードの旅行保険についてまとめてきたわけですが、海外旅行傷害保険の内容で一番重要なものは、やはり治療費用の補償です。AIU損保会社の調査によると、旅行保険金支払い件数の70%以上が「治療・救援費用」にあたるそうです。海外では日本の健康保険も使えませんし、万一に備えて万全の治療費と救援者費を準備しておくことは大事ですよね。

医療費についてですが、どの国で治療を受けるかによって治療費用の金額も変わってきますが、基本的に海外医療費は「非常に高額」と捉えておいてください。例えば筆者の知人でも、一晩の入院治療で100万円、盲腸の手術で300万円、などという請求をされたという方がいらっしゃいました(米国です)。そのため治療補償額としては、最低でも100万円、万全を期して1,000万円くらいの額があると安心と言えます。

JALカードではグレードごとに補償額が設定されていますが、特に「JAL普通カード」に付帯された海外旅行傷害保険には治療費用の補償はありません。航空会社の提供するカードだから安心と思っていると、思わぬ落とし穴にはまるケースがあります。JAL普通カードを発行して海外旅行へ行かれる場合は、カードをCLUB-Aゴールドなどにグレードアップするか、他の以外のクレジットカードで補償額を上乗せするか、はたまた別途損害保険会社の提供する海外保険に加入することを強くお勧めします。

また、JALカードの海外旅行傷害保険の適用期間は最大3ヶ月(日本出国日の翌日から90日間)となり、延長手続きもできません。短期滞在であれば問題ないのですが、海外赴任や海外留学などの場合には、クレジットカードの補償対象外となりますので注意して下さい。

こういった場合は、損害保険会社が提供する海外傷害保険に加入することが必要です。ちなみにJALカードには、JALファミリークラブ会員のみが申込める「海外赴任者総合保障制度」という保険が用意されており、各種個人包括賠償保険や治療保険、在留中の自動車保険など様々なオプションサービスも選択可能です。こちらはAIU損害保険株式会社の提供する保険で、実際筆者は海外在留中にこの保険にお世話になっていますので、興味のある方は参考にされると良いと思います。

スポンサードリンク
カードの引き落とし日に間に合わないかも…

コメントをどうぞ