前回、JALカードがいかにマイルのためやすいカードであるか解説してきました。JALカードは飛行機に搭乗する機会が多い方であれば、とてもお得に運用できるカードであることはわかっていただけたかと思います。

さて、今回はそのカードの中でも上級クラスに位置する、CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの比較を行ってみたいと思います。この2種のカードの導入を検討されている方は、空でも陸でも(フライトでもショッピングでも)マイルをどんどん貯めることを目的としている人がほとんどだと思います。

どちらのカードがより自分にあった使い方が出来るのか、下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。


JAL CLUB-AカードとJAL CLUBゴールドカードの特徴比較まとめ

カードフェイスについて

JAL CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードのカードフェイスを比較したいと思います。

CLUB-Aカード淡いシャンパンゴールドカラー、CLUB-Aゴールドカードは濃いめのゴールドカラーで統一されています(CLUB-Aゴールドカードで提携ブランドにダイナーズカードを選択した場合のみ、シルバー基調のカラーとなります)。

どちらもゴールド系のカラーで統一されており、こればかりは好みの問題ですので判断が難しいところですが、やはりCLUB-Aゴールドカードは濃いゴールドがベースとなり圧倒的に存在感・プレミアム感があります。また、提携ブランドにJCBを選べば、CLUB-Aカードとゴールドカード共にディズニーデザインを選択することができ、ディズニー好きにはたまらない選択肢の一つとなります。

選べる国際ブランド

JAL CLUB-Aカードの国際ブランドはVISA・MasterCard・JCBの中から選択することができます。

VISAやMasterCardは世界に加盟店が多く、どこに行っても使える非常に便利なブランドです。またJCBには最高100万円のショッピング保険が付帯、Suica一体型の「JAL CLUB-Aカード Suica」の発行も可能など、VISAやMastercardには無いメリットがあります。

また、このカードはどの国際ブランドにおいても電子マネーWAONを利用することができ、非常に利便性が高いです(JCBであればQUICPayも選択可能)。WAONはイオン系列店舗で毎月20日・30日に5%OFFでショッピングでき、ショッピングマイルも同時に貯まっていくので、普段からイオン系列のお店をよく利用する人には嬉しいサービスですね。

一方のCLUB-Aゴールドカードは、JCB、VISA/MasterCard、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの5大ブランドが揃っています。JCBにはOPクレジット(小田急ポイント搭載)、VISA/MasterCardにはTOKYU POINT ClubQ(TOKYU POINT搭載)も選択可能です。また普通カードやCLUB-Aカードとは異なり、CLUB-AゴールドカードはJALカードSuicaは選択できない仕組みになっています。アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブは、いずれも富裕層向けのブランドとしてのイメージが強いですが、ゴールド級を上回るグレード・サービスを提供することで、年齢層の高い男性にとっては非常に高いステータスを誇るようです。

年会費について

気になる維持費についてですが、CLUB-Aカードは10,800円/年、CLUB-Aゴールドカードは17,280円/年の年会費がかかります。一般的なゴールドカードというと大体年間一万円くらいの会費という印象がありますが、それに比べるとCLUB-Aゴールドカードは若干割高に設定されていますね。

またゴールドカードのJALアメリカン・エキスプレスカードは20,520円/年、JALダイナースカードは30,240/年とプレミアム間の高い値段設定です。

さて、この年会費の損益分岐は一体どうなっているのでしょうか?比較をしてみたいと思います。(ダイナーズとアメックスは一般的なゴールドカードと年会費が異なるため、考察から省きます。)

CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドの年会費の差は単純計算で6,480円となりますね。ここで大事なことは、CLUB-Aゴールドカードはショッピングマイル・プレミアム年会費が無料(というより全員加入している状態)となっている点です。つまりCLUB-Aカードに加入する人も、ほとんどの人がこのサービスに加入すると考えられますので、実質的な差は3,240円となります。

また、JAL普通カードとCLUB-Aカード比較の際にお話ししたように、初回搭乗ボーナス5,000マイル、ボーナスマイルフライトマイルの区間25%プラスなど、フライトボーナスマイルの設定に差はありません。つまり、こういったマイルの付与率で3,240円差を埋めることはできないと考えられます。

ではゴールドカードにはどんな利点があるのか。それはカードを利用する際、JAL提携ホテルやレストラン利用時のスタッフからの対応・もてなしの差や、カードが持つステータスから得られる満足感が、この年会費3240円差につながると思われます。

これをどう捉えるかは人によってまちまちだと思いますが、個人的にはCLUB-Aカード+ショッピングマイルプレミアムのサービスにお金を払うのであれば、いっその事CLUB-Aゴールドカードを持ってしまった方が、満足度は高いと考えています。

家族会員の費用について

JAL CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの維持費について、もう一つ注意しなければならないのが、家族会員の費用です。家族会員一人当たりCLUB-Aカードは3,780円/年、CLUB-Aゴールドカードは8,640円/年の年会費がかかります。家族カードの年会費は4,860円と結構大きな差があるようです。

気にされない人は構わないのですが、家族でカード加入をし、「JALカード家族プログラム」でマイル合算を、と考えているような人にとっては注意が必要です。

補償、保険とサービスの違い

JAL CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードで付帯する保険には実はあまり差がありません。比較をしてみますと、ゴールド特典としてJALカードゴルファー保険(海外・国内)が付帯すること、救援者費用(年間限度額・海外旅行)補償がCLUB-Aカード100万のところをゴールドで150万にアップしているくらいです。筆者はゴルフをしない人間なのであまりありがたみがわからないのですが、この保険だけのためにゴールドカードにする、という方は少ないのでは無いでしょうか。

もともと、CLUB-Aカードにおいて海外旅行/国内旅行傷害保険において上限5000万円が付帯しており、その他にも

  • 海外旅行時の傷害・疾病治療費用限度額(150万円)
  • 海外旅行時の賠償責任限度額(2000万円)
  • 海外旅行時の携行品損害限度額(1旅行50万円/年間100万円)
  • 海外旅行での日本語による救急サービス(無料)

これだけの補償が付帯していますので、はっきり言って十分すぎるくらいですね。

またゴールドカードでさらに旅行傷害保険を重視する方であれば、JCBブランドを選択した方がお得になります。「傷害後遺障害」に対する補償が、JCBであれば補償額を最高1億円(そのうち自動付帯分は5,000万円)となっています。

一方でVISAとMasterCardブランドのCLUB-Aゴールドは自動付帯分は5,000万円のみで、利用付帯分の5,000万円が付きません。さらにCLUB-Aゴールドカードは、提携カード会社のラウンジサービスが利用可能です(JALのサクララウンジのことではないので注意してください)。空港の待ち時間をゆったりと過ごしたい方には便利なサービスですよね。

マイルの必要年間決済額

JAL CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの導入を検討されている方であれば、フライトやショッピングを利用してガンガンマイルを貯めていくことを目的としている人が多いと思います。そういった時、マイルはどれくらい貯めるのが適正で、どれくらいの年間決済額が必要になるのでしょうか?

今まで話してきたように、JALカードはマイルに特化している性質から、その使い道は特典航空券にするのがもっともお得です。というのも、特典航空券以外に交換してしまうと還元率が悪くなってしまうからです。特典航空券以外の景品交換ですと、そのマイルの価値は1マイル=1円程度、還元率1%程度にしかなりません。

しかもCLUB-Aカードでショッピングマイルプレミアムのサービス(100円=2マイル)に加入する、もしくはCLUB-Aゴールドカードを所持していたとしても、この交換率に変化はありません。単純に考えて、ユーザー側にデメリットしかありませんよね。

ということで、マイルは航空券に交換するのが良いでしょう。というより、航空券へ交換しないのであれば、高い年会費を払ってCLUB-Aカード、ゴールドカードを持つメリットはありません。

もう一つ注意しなければいけないことは、マイルの有効期限です。これは取得から3年間であり、3年以降は獲得したマイルを消失してしまいますので、期限内に使い切らなければなりません。

ではどのくらいの決済が必要なのか。特典航空券への交換に必要なマイルの最低ラインは、国内線特典航空券の9,500マイル(JALカード割引を使用、割引なしだと往復11,000マイルから)となっているため、単純計算で3年間で95万円の決済が必要になります(ショッピングマイルプレミアムに加入している前提です)。もちろんこれは国内便の、しかも最低ラインですので、自分が交換したい航空券のマイル数がそのまま目標ラインということになるでしょう。

参考として、日本からアメリカ or ヨーロッパへ発ちたい場合、最低39,000マイル以上、決済額で年130万円以上が必要となる計算です。もちろんこれはショッピングの利用を主体にした計算ですので、フライトを中心にマイレージを貯めるのであれば、もっと少なくて済むことになります。前述のフライトボーナスなども加味し、自分が年間にどのくらいのマイルを貯められそうか、一度シミュレーションしてみることをオススメします。

また、特典航空券は搭乗可能期間が制限されていたり、予約変更不可など、デメリットがあることも多いようですので、このあたりも注意する必要がありそうです。

JAL特約店を上手に活用

非常にマイルを貯めやすいCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカードですが、JAL特約店などの制度を活用すれば、さらにマイル還元率が高くなります。これは特約店でJALカードを利用すると、ショッピングマイルが2倍貯まるというものですが、前述のショッピングマイルプレミアムに登録(もしくはCLUB-Aゴールドカード保有)していれば、100円で2マイル、つまり2×2=4倍に還元率が高くなります。

これは、かなりの還元率の高さです。極論を言えば、JALカードの特約店でショッピングをこまめにすることで、JAL便を利用せずとも無料航空券を手に入れることすらできてしまいます。

そしてそのJALカード特約店ですが登録店舗が非常に多く、全国に約5万店舗以上あると言われています。有名どころでは大手スーパーの「イオン」やガソリンスタンドの「ENEOS」、コンビニエンスストアの「ファミリーマート」、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」、書店の「紀伊國屋書店」など、誰もが使用するショッピング施設ばかりです。

クレジットカード特約店は他にも多くの系列がありますが、JALカードはそのカバーする加盟店の多さから、屈指のマイルの貯めやすさを誇っているカードです。

実際、筆者もAEON MALLを日常のショッピングでよく利用するのですが、さすがに還元率4%は伊達じゃありません。数万マイルあっという間に溜まってしまいました。あまり飛行機を利用する機会の無い方でも、無料で旅行ができてしまうというのは素晴らしいことですね。

メリットデメリットまとめ

CLUB-Aカード
  • JALフライトマイルがお得に貯められる。CLUB-Aゴールドと同等のフライトマイル付与率。
  • 年会費は10800円/年。ショッピングマイルプレミアムサービスに加入時は別途3,240円/年が必要。
CLUB-Aゴールドカード
  • JALフライトマイルがお得に貯められる。CLUB-Aカードとフライトマイル付与率は変わらない。
  • 年会費は17,280円/年。ショッピングマイルプレミアムサービスは自動付帯。
  • 空港ラウンジが使用可能。ゴルファー保険が付帯。

結局どちらがいいの?

CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカードともに、フライトによるマイル獲得が中心になる方にお勧めのカードです。逆にフライトがほとんど無いという方は、JAL普通カードにダウングレードした方が良いくらいです。

CLUB-Aカードは10,800円/年、CLUB-Aゴールドカードは17,280円/年の年会費がかかりますが、CLUB-Aカードでショッピングマイルプレミアムに登録するのであれば、ゴールドカードとの維持費の差は実質3,240円/年となります。

また、両者の付帯保険制度やボーナスマイル付与率にはほとんど差がないため、この3,240円はゴールドカードのステータス代といったイメージでしょうか。空港ラウンジの使用有無やゴルファー保険の有無なども参考にしてみて下さい。


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