「クレジットヒストリー(以下クレヒス)」という言葉を聞いたことありませんか。これは、クレジットカードやローンなどを申し込み・契約しようと思ったときによく目にする言葉で、特に審査の部分が気になる時に多く見受けられます。

今回はそのクレヒスについてポイントをまとめてみましたので、知っておくべき情報として押さえておきましょう!

クレジットヒストリーとは?どのような種類がある?

「クレジットヒストリー(以下クレヒス)」とは、“Credit History”の通りクレジット(信用)の利用履歴・実績を意味します。ここでいうクレジットとは、クレジットカードのみならずキャッシング・カードローン・分割払いといったもの全般を指し、その利用実績がこれにあたります。

つまり、日々利用しているクレジットカード&期日にきちんと払うといったことがクレヒスとして積み重なっていくのです。

クレヒスには大きく2種類分類されます。

社内のクレヒス

カード会社・クレジット会社などで登録・履歴が保持されている信用情報です。

例えば、A社が発行するクレジットカードを利用している場合、そのA社で利用しているカードの申込・解約の履歴、利用・返済状況といった情報が社内で管理・保持されているものが社内クレヒスにあたります。

信用情報機関のクレヒス

信用情報機関とは、名前の通りクレジット会社(加盟店)などから登録されたクレジットやローンの契約に関する情報が登録・履歴を保持するところです。その信用情報機関に登録されているものが信用情報機関のクレヒスにあたります。

クレジット会社の社内で管理・保持されているものが社内クレヒスにあたる一方、信用情報機関のクレヒスはで信用情報機関で管理・保持されているものになります。実は、クレジットカードやローン契約を行った際、必ず信用情報機関に登録されることになっています。また、各クレジット会社などもその信用情報機関に登録されている個人の信用情報を参照しているんです!

国内の信用情報機関

私たちは、実は何気なく行っているカードやローン契約の際に信用情報の登録に同意を求められています。規約にもしっかり書かれています。クレジットやローンに関する法律では信用情報の登録が義務としてしっかりと定められているというところがポイントです。

社内クレヒスがカード・クレジット会社内での情報保持に留まる一方で、信用情報機関のクレヒスは契約会社問わず関わっており、各カード・クレジット会社が参照する情報が集約しているのです。またこの3機関は、個人情報の中でも延滞情報(事故情報とも言います)については相互で利用できるようになっており、消費者あるいは加盟店のリスクを把握するようになっています!

良いも悪いも、クレヒスを大事に!

クレヒスが記録されるのは、

  • クレジットカードを契約・解約したとき
  • カードローンを申し込みしたとき
  • 消費者金融から借り入れをしたとき
  • ローンや分割払いを利用したとき(自動車・携帯電話・住宅)
  • キャッシングを利用したとき
  • 家賃の支払い(保証会社など)

上記の項目をみてわかるように、私たちの生活に非常に密接に関わっている・利用しているものばかりではないでしょうか。

  • 支払遅延がないか?
  • 利用残高が膨れ上がっていないか?
  • しっかりと返済期日を守っているか?

社内・信用情報機関のクレヒスの両方とも、良い記録も悪い記録もしっかりと履歴に残るのでクレヒスを大事にするということは非常に重要なことなのです。

クレヒスはどれくらいの期間保存される?

社内クレヒスは、各カード・クレジット会社によります。良好なクレヒスが積み重なれば、その会社での信用情報は明るいものとなるでしょう。

信用情報機関のクレヒスは、

  • CIC:契約期間中および契約終了(完済)後5年以内
  • JICC:契約期間中および契約終了(完済)から5年を超えない期間
  • KSC:契約期間中および契約終了日(完済されていない場合は完済日)から5年を超えない期間

各信用情報機関ともに5年という区切りが共通となっています。

クレジットヒストリーはどんな情報が記録されている?

クレジットヒストリーとして、登録されている個人信用情報は実に様々!内容をみるとかなり細かい・膨大な情報ということが分かります。

個人(本人)を特定するための属性情報

氏名、生年月日、性別、電話番号、住所、勤務先、勤務先電話番号、公的資料(運転免許証・パスポートなど)の番号、配偶者の有無など

契約内容に関わる情報

契約者、契約の種類、契約年月日、契約終了予定日、支払回数、契約・貸付金額、極度額など

支払(返済)状況

入金日、請求・入金額、残債額、返済状況、経過状況など

割賦販売法・賃金業法の登録内容

割賦販売法(商品やサービスの分割払いや後払いで購入にあたって契約のルールを定めた法律)の登録内容:残債額、年間請求予定額、支払遅延の有無、遅延発生日・解消日など

賃金業法(消費者金融・キャッシングを扱うクレジット会社などからお金を借りる契約のルールを定めた法律)の登録内容:確定日、残高、契約額、極度額、商品名、貸付日、貸付額、出金額、最新支払日、次回支払予定日、遅延の有無、担保・保証人の有無 など

取引に関する登録内容

債権回収・整理、保証履行、強制解約、破産の申し立て、債券譲渡など

これだけの情報が登録される、かつクレジット会社などに参照されるということは個人の信用情報記録や履歴をごまかす・修正するということは出来ません。普通に利用していれば問題のないことですが、少しびっくりしてしまいますね。

実は、各信用情報機関ともに特定の個人を指す「ブラックリスト」というのは存在しません。しかし、利用者の延滞情報といった「事故情報」については登録されます。

クレジットヒストリーを育てるとは?

「クレヒスを育てる」という言葉を聞いたことはありませんか。つまり、クレジットカード・キャッシング・ローンといったものの利用実績を重ねるということにあたりますが、育てるということはもちろん前向き意味で、しっかりと信頼を勝ち取っていくということです。

クレヒスを育てることのメリット

クレヒスを育てることで、いざというときにお金の借りたい・ローンを組みたいといった場面で困ることが少なくなります!主な例として…

  • クレジットカードの審査通過率がアップ(=申し込みしやすくなる)
  • クレジットカードのショッピング・キャッシング与信枠のアップ
  • ローン契約が通りやすい(カードローン、自動車ローン、住宅ローン、携帯電話端末分割など)
  • クレジットカードの上級カード(ゴールドやプラチナなど)の審査に通りやすくなる など…

「今までクレジットカードの申し込みやローンで却下されたり、特に困ったことはないな…」という人は、つまり良好なクレヒスを積んでいるということです!当たり前のことですが実は信用をしっかりと勝ち取ったからこそなのです。

クレヒスはどういうところで影響がでるのか?

クレヒスは、良いも悪いも「契約審査」には大きく影響が出ます。

  • クレジットカードの申し込みをしてみたが、審査に落ちてしまった
  • スマホを機種変更で購入、分割での購入が出来なかった
  • ショッピングやキャッシングの与信枠が小さい など…

いざというときに必要なことを契約できない…という事態は非常に困りますよね。また、自動車ローン・住宅ローンの審査あたりは生活・家計をコントロールする上で大事なものです。そういったローン契約においても良好なクレヒスをキープすることの意味は非常に大きなものになります。

携帯電話料金と端末を自動引き落としではなくコンビニ払いにしている人で、うっかり期日までの支払いを忘れてしまった!という方、多いのではないでしょうか。

高額となる機種代を分割払いしている方がほとんどだと思いますが、これも「割賦販売法」という商品の分割購入のルールを定めた法律に則ったもので、クレヒスをしっかりと積み重ねていく上では、支払遅延は御法度となります。

携帯電話会社と消費者だけの関係ではなく、信用情報機関や各クレジット会社なども非常に密接に関わっているのです。

借金もしない・クレジットカードを使わない・ローンも組まない…を貫きたい方も、ある程度クレヒスを積んでおくというのもいざというときに備えておく意味では全く無関係なことではないのです。

クレヒスの育て方と注意点

では、良好なクレヒスを育てるためにはどうしたらよいのでしょうか。その方法はシンプルですが重要な意味があります。

「遅延なくきちんと期日を守り、支払(返済)することを繰り返すこと」

これに尽きます。

当たり前のことですが、クレヒスを育てる上で基本中の基本となる部分です。これをベースに更に下記の点に留意しておくとベターです!

  • クレジットカードやキャッシング、ローンの利用状況を把握しておく。使いすぎ借りすぎに注意
  • 少額でも良いのでクレジットカードの利用&支払を重ねる。
  • カードのグレードアップや与信枠増を狙うのであれば、そのカード会社が発行するカードの利用実績(利用額も意識しながら)集中決済をする。
  • 万が一カードの引き落としに間に合わなかった場合などは、速やかにカード会社へ連絡をすること。放置は絶対にNGです!
  • クレジットカードの短期間の多重申込・短期解約を繰り返すなどは避けること、カード会社へ与える印象があまりよくありません。

とにかく大事なことは、支払期日を守ること・契約内容を知ること・自分自身の支払能力を把握していることです。与信枠アップや上級カードの取得を目指している人は、更に利用金額や決済回数を増やしていくという、更なるコツがいりますが、基本を押さえておけば良好なクレヒスとしてしっかりと積み重なっていきますよ!

クレヒスを育てたい人におすすめのクレジットカード

「審査に何度も落ちてしまう。」「クレヒスを育てようにも手段がなくて困っている。」という方は、属性に不安な点があることが多いと思います。そういった方にまずトライすることをオススメする、個人的に思うクレジットカードは以下になります。

ACマスターカード

おすすめポイント
  • 近くに百貨店が無くても最寄駅の店舗で即日発行可能!
  • 審査に落ちてもACマスターカードなら融通が利く!
  • キャッシング利用も可能!即日発行して即日キャッシングも!
ACマスターカードの詳細について

「消費者金融」と聞くと正直なところあまりいいイメージが湧かないですよね。しかし、消費者金融を利用することが悪いわけではなく、消費者金融系が発行するカードを利用&支払を繰り返すだけでもしっかりとクレヒスを積むことは可能です。

ACマスターカードは、三菱UFJフィナンシャルグループ「アコム」が発行するクレジットカードです。アコムといえば、もちろん有名な消費者金融の一つですが、この会社が発行するACマスターカードは年会費無料且つ即日発行が可能というもの。審査も比較的緩い言われ、収入があればアルバイト・パートでも通りやすいようです。

毎月の支払金額を自由に設定できるので返済計画が立てやすいです。金利やリボ手数料と支払遅延には注意ですが、他のクレジットカード同様クレヒスを積む!という意味では同じように働きます。

他のカードに申し込むには属性が不安…という方は、まずこちらを申し込んでクレヒスを積むとよいでしょう。ポイントなどは貯まらないので、クレヒスをある程度積んだら他のカードへトライすることもオススメします!


小売・流通系カード

といった小売・流通系店頭やWebでの入会キャンペーンもかなり多く行っていること、主にパートタイマーや主婦、学生・フリーターといった層もターゲットにしているので、申込しやすいカードとなっています。

カード入会の勧誘や広告を目にすることも多かったので、私も学生の時に初めてのクレジットカードは、小売・流通系カードからのスタートでした。

信販系のカード

といった信販系も、比較的審査ハードルが易しめといわれています。信販系はキャッシングやローンなども展開し、クレジットカード事業も得意分野の一つとなています。顧客を集めるために門戸を広げていることも多いので、初めての一枚としてのクレジットカードとしてもオススメ出来ます。

また、銀行の口座開設と同時に「クレジットカード機能がついたキャッシュカード」の案内で、囲い込みによるカードの入会勧誘に遭遇することもあるかと思います。

銀行の窓口のみならず、最近はネット専業銀行などでもよく見られますね。銀行の口座残高は個人信用情報として登録されることはないので、クレジットカードを申し込む上で関係はあまりありませんが、銀行のキャッシュカード一体型のクレジットカードとなると申込に多少影響するという例もあるようです。

まとめ

個人に関わる信用情報がどのようにカード会社・クレジット会社で使われているか、何が登録されているかを知ると、その重要性に気づきますね。

クレジットカードの申し込みやローンの審査などに「絶対条件」というものはありません。カード会社やクレジットカード会社独自の判断により、OKにもなりNGにもなるものです。しかし、信用情報機関に登録されている情報の参照無しで審査が進むようなことはほぼない、と考えてもよいでしょう。

こういった「クレジットヒストリー」の積み重ね、利用状況、過去歴などは、私たち個人それぞれが自覚しなければならない「信用」に密接に関わっているということがよくわかります!

クレジットカードを持つこと・ローンを組むこと・キャッシングでお金を借りることが出来るというのが当たり前ではなく、会社と消費者の信頼関係・私たち自身の信用力あったこそで成り立っていることが前提です。それを十分に理解し、自身の支払能力や計画性に合わせて上手く利用していきたいですね。

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